森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

いだてん第45、46回「火の鳥」「炎のランナー」

2019-12-11 12:06:41 | ドラマ (大河)

いよいよ、今度の日曜日に「いだてん」も最終回 !!

「炎のランナー」を見ていて「胸が高鳴る」と言うのは、こういうことを言うのだと私は思いました。

とうとう「東京オリンピック」の幕が開くのですよ !

ワクワクと言う想いと、「ああ、終わってしまう。」と言う寂しい思いが交錯します。

 

私にとっては、この「いだてん」の感想は、本当に書きにくかったのです。それは、何度か書かせていただいたことなのですが、なんたってぎゅうぎゅうと内容が詰まっていたり、あのエピソードが、今ここに繋がって来るのかと驚かされたりして、張り巡らされた線が蜘蛛の糸のように心を捉えてしまうからです。

何を書いたらいいのだと、よく分からなくなってしまうのですね。

間を空けて書くと、程よく忘れてちょうどいいのかも知れません。(程よく以上かもしれませんが。(^_^;))

「火の鳥」で感じた事。

私の生活の中でよくある、あれ、

「失敗した、失敗した。だけどそれは失敗なんかじゃなかった。」と言う、それを思ってしまいました。

田畑にとっては、「本当は辞めたくない。」と未練たっぷりの辞職。だけど彼の家で裏組織委員会が生まれ、そこで誰にも遠慮なく様々なアイデアが決まっていく。

彼が辞めたから、出来たことがたくさんあったように感じたのです。

そして真実はいざ知らず、四三の日本全国を走りぬいた経験が、あの聖火ランナーが日本全国を走り抜けるシステムを生んだのかと思ったら本当に感動ものですよね。

でも田端は聖火ランナーに、老いた人を走らせるつもりはないのです。

誰か四三に、あなたの地図を見てこれが閃いたとか言ってあげて欲しいと思いましたよ~。

きっと人知れず、分からないところで誰かの役に立っているのですよ、みんなも・・・・なーんて事を思ったりもしましたよ。

 

で、だから「炎のランナー」で、最終ランナーが坂井君に決まった新聞を読んで、四三ががっくりと膝を落すところには胸が痛かったです。

治五郎との約束のシーンが流されました。

「先生、約束を守れませんでした。」と四三は言いましたが、その治五郎が彼に最終ランナーを頼むよと言ったシーンの、彼の若さを見よと言うところです。彼の髪は黒々とし、まだ精神的には青年期の終わりと言った所。年月と言うものは、残酷な女神です。

だけどその一瞬のシーンで、「やっと、来た。とうとう来た、オリンピックが。」と感じて、またジーンとしました。

治五郎のストップウォッチが止まる時が来たと言う事でしょうか。

 

聖火を沖縄に走らせると言うエピソードは、今回のメインだったと思うのですが、その当時の沖縄のランナーやそれを見ていた人の気持ちが、ドラマを通して伝わってくるような気がして感動しました。

そして「東洋の魔女」たちの、今回のエピソードもまたも感動。

河西選手のお父さんに、娘が金メダルを取っている姿を見せたかったけれど、それは叶いませんでした。だけど会いに来て、そして練習のために帰って行く娘の後ろ姿から、その未来がきっと見えた事でしょうね(/_;)

 

だけど素敵なエピソードがいっぱいなのに、一番印象に残ったのが、お天気 !!

1964年10月9日は台風接近のため雨だったのですね。

「へぇ」って思いました。1964年のオリンピックの記憶有りと歳がバレル発言を繰り返し言ってしまっている私ですが、まだ年齢がイッテなかったので、本当に突然始まったと言う印象。だけどある程度、物事が分かっていた子供から大人まで、この日の雨にはドキドキするものがあったのではないでしょうか。

「明日のオリンピックの開幕式、どうなっちゃうの ? 」とか、または「うち、そのためにテレビを買っちゃったのに、どうするのよ。」とかもね。

 

五りんの本当の夢は「いだてん」になりたいだったのかとか、その夢は最終回ではどうなるのとか、五りんの彼女の知恵のリアル妊婦に上手いことやったなぁとか、菊枝さんが思わず眼鏡を外してお茶を持ってきてしまうような平沢はマダムキラーとか、岩ちんはやっぱり素敵ねとか、いろいろ思う事はあったのですが、「ローズ」のママの占いに思わずニッコリ笑って終わりってなりました。

だってあーんなに出てくるカードが、みんなピカピカの「晴れ」しか表していないのに

「ダメね、明日は雨。日本中の雨雲が東京に集まって・・・・・。」なんて言うと、何も知らない航空自衛官がさらに飲みなおそうとするのを、松澤さんは「お開きお開き」と明日のために準備せよと伝え、まあちゃんは、思わずニッコリと「ありがとう。」と言うのでした。

 

「ローズ」のママ、あれはわざとじゃないよね・・・・?

あれっ、「雨」って言ったのは、やっぱりわざとかな・・・・・?

いや。うーん。

悩んでいないで、来週の土曜日の再放送をもう一回見たらいいじゃんねぇ。

 

 

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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いまの、 (ボー)
2019-12-13 17:47:13
予報確率だったら、天気は間違えないでしょうねえ。
五りんも、どうにかしてあげたい。彼、オリジナル人物なんですかねー?
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ボー様 (kiriy)
2019-12-14 16:47:37
でも最近の天気予報も週間予報など、頻繁にずれこんだりするので、考えてみたら2020年も、ドキドキするかもですね。

五りん、最終回にはそれなりの何かを見せてくれるのでしょうか。みんなの東京オリンピックが明日始まりますね。
そして終わってしまう・・・・・。
ドキドキとワクワク、そして寂しい気持ちでいっぱいになっています。
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