ああ、今回の「龍馬伝」が凄く良くて、今までの物語が記憶喪失になりそうな私。。。
ところでまた、お話遠いところから。
今日、姑に会っておしゃべりをしていました。その時、私が
「『龍馬伝』も後、三回よ~。」と言いましたら、
「いや、あんまり見ていないわ。最初の頃は面白いと思ったときもあったけれど、最近、凄くつまらなくなってしまったから。」
私、「・・・・・!」
最初の頃って、龍馬が、ザ・ドゲザマンになってた頃かい?
心の中では微妙に言い返しましたよ。でも黙っていました。「ハハハ」と言いながら。
実は我が母上殿も、先日会った時に『龍馬伝』の話をした時に、
「前の『天地人』は面白かったけれど、今回は駄目だね。」なんて抜かし・・・・コホコホ
私は学びました。いや、前から分かっていた事ですが再確認しました。
自分の思っている事は、常に自分の意見であって、万民の感覚ではないと。大切なことですよね。
だから私は視聴率なんて、気にする事ないなと思うのですね。
確かに、妻夫木くんも小栗君も可愛いし、景勝さんは可愛くはなかったけれど、キモ可愛いところがあって、だから「大奥」の常連さん。
上級年配のおば様たちには分かりやすく受けやすかったのかもしれませんね。
そう思うと、確かに福山さんはハンサムだけど、後藤様も容堂様(昔はイケメン)も、可愛いとは言いがたく、どちらかと言うと男の匂いがぷんぷん。そしてドラマもタイムマシンを覗き込むようなお堅め。例えて言えば、土佐と言うリングの上で体事ぶつかり合うような肉弾戦。
ワタクシ、格闘技は本当はあまり好きではありません。
でもこの歴史格闘技は溜まりません。
「くわーッ!!」とか、感嘆の声をあげたくなってしまいましたよ。
ドラマに嵌るポイントは、誰かをとても好きになる事にあるのかもしれません。
それが私には後藤様。
だって彼は最初、凄く気持ち悪い嫌な男ではなかったでしょうか。
お顔も下衆っぽくて、コンプレックスの塊。
でもね、愛は「えっ!?」と言う驚きから生まれるものですよ。
彼が龍馬側の人間になってから、私の中のツンがデレとなってしまったのです。
最近、いつも言ってるから知っていると言われてしまうかもしれませんが、今日のところでは凄く肝心なところなので、繰り返させていただきました。
なぜなら、この大政奉還建白書の実現は、ひとえにこの後藤様の心の成長による成果にほかならないからです。もしもあのまま、気持ちの悪い下衆男であったら、その日を迎えることは出来なかったのです。
だけど吉田東洋の甥である彼もまた優秀な男だったのですね。時代を読み流れを読み、真実を見極める力を持っていたのです。
容堂に
「妬ましかったからです。妬ましかったからです。下士の分際で・・・」
そうです。土佐にはその下士・上士の差別が根強くて、その差別を乗り越えていった者だけに、新しい時代が見えたのだと感じてしまいました。だから長崎でも、弥太郎の仕事を認め、手伝いたいといってくるものも現れたのですね。
龍馬と対面した容堂は
「それは上訴かえ」と問います。その意見が通らなかったときには、腹を切るもの。
「ここで大殿様に戯言と思われたら、腹切る覚悟です。」
龍馬の話に耳傾けながら、侍のない世の中になったら、そこには何があるのかとまた問います。
「日本人です!!」
か、かっこいい。
その後の坂本家のお話も良かったのですが、そこは上級年配のおば様に任せて・・・って、彼女らはブログなんて書いていませんけれど・・・
やっぱりワタクシ的萌えシーンは、容堂公と後藤様のお二人のシーンです。
このシーンは、容堂公が言葉少なく多くを語ったと言う印象的なシーンでした。
容堂公の悩みは、トップに立つものの悩みです。
建白書を出して将軍の怒りを買ったら、家を取り潰されてしまうかもしれない。そうしたら多くの者達が路頭に迷ってしまう。
象二郎は大殿様が決断されたのなら、みな付いて行きますと答えます。
だけどここだけは、言葉通りのことを思ってはいなかったと思います。なぜなら怒りを買って取り潰しの沙汰が来ても、静かに城明け渡しなんて事は起きないはずです。薩摩との密約もあります。建白書なき場合、または徳川からの首切りがあった場合、次にあるのは戦です。銃の事も然り。しっかり根回し済みなんですよね。熱い熱情だけで動いている訳ではないのです。
容堂公は深く悩んだはずです。だけど最後は人を信じたように思いました。
「武士の世界を壊してみるかえ」←セリフは不正確
差し出した杯はo.kの印。
それを受ける後藤様の手が震えます。
だけど私には、この時じっと見つめた容堂公の目が
「おまんは東洋と言う壁をとうとう乗り越えたな。」といっているように思えてなりませんでした。
建白書を前に、またも容堂公が問います。
「最初から、おまんはわしが書くと思っていたがどうしてか」←語尾の土佐言葉がわからんぜよ。
そこで龍馬は武市と容堂公との最後の日のエピソードを語ります。
ここであのシーンが出てくるとは・・・・!!
すると、容堂公の目がお茶目に右から左へと動きます。
何も言わずに立ち去る容ちゃん。
コンドーさん、やりましたね♪♪
容堂公が立ち去ったあと、思わず後藤様と龍馬は抱き合うのかと思ってしまいましたが、もちろんそうはなりませんでした。でも後藤象二郎、近づいてきて手を差し出すのでした。
結ばれた手と手。画面中央でがっしっと結ばれた握手に男のドラマを感じました。ゆえに歴史格闘技・・・。
乙女さんとの海のシーンは、この先の悲しみを増すエッセンス。
ああ、何故って、龍馬暗殺まで40日。「龍馬伝」も後二回です。
私、後藤様のモミアゲがどうしても気になるのです。あと、一ツ橋様(慶喜公)の眉毛ないところ。剃ってる?なぜ?ま、それはともかく、大殿様ってアル中かと思ってたらすごくまともでした。
乙女姉さんと海辺で遊ぶシーン、泣けました。私も弟がいるので…(T_T)
近頃の大河ドラマでは、私は断然龍馬伝のファンです(#^.^#)あと、龍馬伝の前の篤姫も好きでした。
ええと、なんだか地味な感じの話もやってましたね。常盤貴子が奥さんで、ええと、思い出せない。
でも、あと40日なんですね。えっドラマもあと3回なの?どうしよう!どうするの、これからの日曜夜。
kiriyさんのブログも楽しみにしてたのに(^^♪
また読ませてくださいね!(*^_^*)
お風邪など気をつけてお過ごしくださいね。
一ツ橋様の眉毛がない理由・・・キモイけれど何故なんでしょうね(笑)私の推理だと、くせのあるそのキモさを醸し出したかったから?
あの俳優さんは、結構、人の良い顔をしているんですよね。「何かあっても本当は良い人キャラ」みたいな。いろいろ工夫しているみたいですね。後藤様も最初の頃から貫禄をつけるために15キロも太ったそうです。
俳優さんには頭が下がりますが、確実にファンを一人増やしましたよ。それ、私の事ですが(笑)
それから、あの地味なやつが思い出せないのは、思い出したくないからでは(笑)
後二回。
楽しみましょうね。来週もドキドキです。
>容堂公の目がお茶目に右から左へと動きます。
これ、よかったですねぇ~
さて。実感がわかないのですが、アト2回なんすね。
後藤様わあ・・役者ともども、わりと登場時からお気にでしたん。
でもほんとっすね。<”成長の成果”。
前半がおもろかったというお母様方のお話、微笑ましく拝読。
ではら奇遇。以前話したマイ妹もその口。
こやつの理由は、以蔵と半平太退場である意味おわた・・と。
その後、歴史的にも有名な事件などが物凄く人の歩幅レベルにズームアップされた描き方がよくって持ち直したらしく。後藤様と龍馬が初めて握手した緊迫の会談シーンもまさにそれでした。
自分も?、前半の、龍馬と弥太郎と半平太&以蔵と、忘れられん方、東洋が出てくるのが楽しみでした。
大河って、いつも、こんな人が居たのかあ・・とか、一般的なイメージの翻る人が居て。
私的には、後藤様、はもちろんのこと、今回はやっぱ半平太でした。
まずは、お帰りなさい。まずはゆっくりと鋭気をお養い下さい。で、ですね。本当に申し訳ございません。「土佐の大勝負」「土佐犬の勝負」と脳内解読してしまいました。
近藤容堂公には全く申しわけないことで。後藤さんはまあ良いか、土佐犬でも。闘犬、泣き声をあげたらその勝負負けだぜよ。
唐突ですが「ゲキ×シネ蛮幽鬼」見てきました。うつけの堺さんにビックリさせられました。正直、生の舞台とゲキ×シネとどちらが面白いというか楽しめるのか?
生だろうが正論だとは思いますが、チョット反旗を翻してみたい気にさせられました。 それぐらい楽しめたとご理解下さい。
私、妹さんがおっしゃっていた事も分かります。半平太と以蔵の退場後、いったい何を見せてくれるのだろうかと思ってしまいましたよ。
でもこの大河は上手いです。その後で桐谷さんが出てきたりで、飽きさせませんものね。
そう言えば半平太と以蔵に萌え~だった頃は後藤様はキモい敵役でした(笑)
今回の流れの中で半平太のエピが上手く使われていた事は、ライター様に拍手ですよね。
確かに後藤様は土佐犬っぽい(笑)
ところで私もゲキ×シネは前からファンです。どっちが良いかと聞かれたら迷わず両方と答えます。生も良いですし、シネマのアップも素敵ですよね。
ちなみに「蛮幽鬼」は、昨年見たお芝居の中でもダントツの作品でした。楽しめたのは分かります。
質問です。「あーあ、野村監督の胴上げ見たかったなー。」というアドリブご覧になりました?
ああ、もしかしたら「蛮幽鬼」のお話ですね。新感線はシナリオが砕けているから、意外なところで笑わせてくれますよね。
でも、この記事ではその話題は終わりでお願いしますね。
そのお芝居の記事、書いてありますよ。
堺さんって、『新選組!』終了後間もなくのとある座談会で、幕末志士のなかで演じてみたい人は?、という設問に、”武市半平太”、と答えていたことあり。自分、ふぅん・・と思うだけで、どんな人かいまいちよおわからんかった。
うつけの堺さんは見損なった自分ですが、異常に気持ちよく可愛く屈折していた?というのも妙だが、そんな感じもした”山南さん”の堺さんがあげた半平太という人。スカッと爽やかな人物ではないんかのぅ・・とだけは想像していたもんす。
で此度の大森半平太から。屈折といえばそうだが、極端に純粋なるが故に、こうなるのけ?な感じで、なるほろこれは堺さん得意のラインなのか?、とも。
いづれ、他の役者さん演じる武市半平太も色々見てみたいし、堺雅人という役者さんも、お見かけしたら見過ごせない役者さんす。
大森半平太は魅せてくれましたね。堺さんの何を考えているのか分からない雰囲気も、演じたら凄まじいモノを魅せてくれそうですが、人のトップと言う役柄には、線が細すぎなような気がしてしまいますが、どうでしょうか。
だけど私の周りで堺さんの事を悪く言う人は皆無ですよ(笑)