森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒season9-6「暴発」

2010-12-02 00:00:36 | ドラマ(相棒)

今日はまた、重いお話でしたね。

サブタイトルをつけるとしたら
【右京敗れる】と言うところでしょうか。

尊が言います。
「もうこの辺でいいのではないですか。」
右京は応えます。
「真実の追究に、もうこの辺でなんてことは絶対にありえないのです。」

私はふと、前に小野田が言った、
「杉下の正義は時には暴走する。」と言う言葉を思い出してしまいました。

 

今回の右京の正義は、警察内ではまさに一人暴走しているように見えました。
だけど、それはあまりに少数の思考だったゆえに、そう見えてしまっただけ。右京の言っていることのどこに間違いがあるというのでしょうか。私も思うのですよ。この場合、あの場合と、そこに現場の人間の考えが(時には小賢しい)入り込んでしまっては、法にのっとってと言う原則、法治国家の原則が崩れてしまうじゃないですか。決してやってはいけない部分だと思います。

でも、テレビのこちら側からみている人の中にも、右京以外の人たちに実は共鳴していた方はいたのではないですか。

「命を懸けた潜入操作」
「協力者の命に関わる」と言われたら、一人の人間の命をかけた仕事を想い、また一人の男の安全を想い、なかなか右京のように自分の正義を貫こうとは思えないのではないでしょうか。

その弱さが人間と言うもので、ある時には、優しさと言えるような気がしてしまう。だから尊は自分の意思で映像を消し、三浦さんは付け足した調書を受け入れた・・・・

ぽつんとひとり。
右京は孤独・・・。

いや、忘れてはいけませんね。

イタミンだけは、やっぱり右京と同じ刑事馬鹿だったのが嬉しかったです。

 

と、まずは一番強く思ったことを書き連ねさせていただきました。内容が内容でしたので、感想も堅めですね。

今回の「相棒」、しょっぱなからかなりの面白さでしたね。

映像が真黄色。
何だこれは、と思ったら、ファインダー越しだったからだと分かります。
麻薬の売人と買った人。右京と尊は別々に尾行。
右京さんの尾行の仕方は見事でしたね。
ありがちな、バレバレじゃんと言う尾行ではなかったことが、なにげに嬉しかったです。やっぱり右京さんはそうでなくっちゃね。

そして突入時も、強かったですね、右京さん。この時、尊はあまり目に入らなかったのですが、戦っていました~?

それからこの時、みんながわあっと雪崩れ込んだのに、真ん中辺の大きい人の所に人が行っていなくて、その人がなにげに暇で手持ちぶさたっぽかったので、笑ってしまいました。

忘れちゃいけないのは、いつもは覗き見コンビの大木・小松(でしたっけ?)にセリフが多数。

ゲストは尾美としのりさん。

尾美さん、大好き!
重厚な良い演技していましたよ~♪

でも今度は、犯人役でお願いしまーす。右京さんと再び対決して。今度はご住職役とかで・・・・、って、それじゃあまずいわな。

※     ※     ※

右京だって、人間。きっと心は寒く、傷ついていたはず。花の里に来て見れば、たまきさんがいつものように優しく微笑みかけます。でもそこには尊もいて、いけしゃあしゃあと「すみませんでした。」と言います。「でも、僕は間違ってはいないと思うことをやりました。」←例によって、不正確セリフ。

この時、何でだか、「龍馬伝」の「いろんな考えの人がいるのが良いんだ。」と言う言葉を思い出してしまったのでした。

あらすじは→こちら

 

シリーズ10周年記念「相棒展」開催決定(コピペでよろしく)→http://pia-eigaseikatsu.jp/news/154416/41475/

特命係の部屋も完全再現だそうですよ。

 

 

 

 

 

 


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