森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ポーの一族展」に行きました。

2019-07-31 02:42:13 | お出掛け日記

 

 

7月30日、朝から張り切って出掛けてまいりました。姉と二人で行ったのですが、お互いに移動の段階でトラブルありで、結局展示場内に入れたのは11時をかなり回ってからになりました。

自分たちの頑張り以外の鉄道トラブルで遅くなってしまうと言うのは、前にも「若冲」の時にあって、

「あーやだやだ、東京ってヤダ~。」と嘆いているうちにようやく姉到着で、さあと張り切って入場したわけですが、中はかなりもう混んでいました。

重いけれど入場前にグッズを買ってしまったのは、ちょっと作戦的に良かったように思いました。会場から出てきた時には、グッズ売り場もかなり混んでいましたから。

 

今、姉はお孫ちゃんの面倒も見ているので、時間が無制限と言うわけにはいかなかったからなんです。

これ、初日に来ようと言っていたのですが、そうするとそのお孫ちゃん、私にとっての又姪ちゃんの一人を連れてこなければなりませんでした。私的にはそれも楽しいなと思っていたのですが、日にちをずらして、その子を連れてこなくて良かったと思いました。もしも連れて来たならば、お隣の「カナヘイ展」に連れて行ってあげたと思います。(そちらもなにげに楽しそうでしたから。)

 

私、今回は図録を買うと、最初から決めていました。

それでちょっと今までで感じた事のないような、感想を感じたのです。

確かにね、

「ああ、すべてはここから始まっているのよね~。」と原画を見て感じたのですよ。

そしてね、漫画の素晴らしい所は

「ああ、せつない」と言うシーンがあるとするじゃないですか。そうすると書き手のセンスと技量によって、言葉が無く、例えばまるまる1ページを使って花が飛び風が舞って表現されるんですよね。それがじかに伝わってくる原画展は、やっぱり凄いと感じるのです。

だけど家に帰って図録に目を落すと、さっき会場で見た原画の数々の印刷されたそれらの絵を見て、めちゃくちゃホッとして見ている自分を発見したのです。

漫画って本当に日本の素晴らしい文化なんだとしみじみと思います。

まるで浮世絵の様なものなんだなと感じたのです。摺られてその作品が生きてくる。漫画も印刷されて、それをみんなが手に取った時、大輪の花がバーンと咲き誇るような、そんな感じがしたのです。

でもそれは当たり前の感覚かもしれませんよね。なぜなら、そう言う事も含めて計算されて原画は描かれているような気がするからです。

 

あと、面白かったのが、予告編のカットの展示。皆「返却希望」とメモが入っていたのも、何でか親しみを感じ良かったです。

それで白状してしまうと、予告カットって別にあんな風に存在するものだと思ってなかったのです。描かれた作品の良い所を編集者が適当に選んでカットして(もちろん本当にチョキチョキするわけではない。)載せるんだくらいにしか思っていませんでした。

私、本当に無知だなと思う。だけど無知ゆえに知ると言う楽しみがあるなとも思います。

 

そして語る順番を間違えたなと思うのですが、入場するとすぐに、エドガーがアランに「ひとりでは寂しすぎる」と窓を開けてやって来る場面が、立体で再現されていて鳥肌が立ちました。

 

萩尾望都先生の原画展は、今回で3回目です。だけど今は「ポーの一族」も再開されて、宝塚でも上演されて、大英博物館にも遠征されて、そしてなんと云っても50周年ですので、今までで一番大規模だったような気がします。展示数も多く、何よりもグッズ数が充実していて、お買い物もなんだか張り切ってしまいました。

 

先程の図録にはクッロキー帳が付いています。取りだした時にドキリとしました。と言うのは、買ったばかりなのに汚れていると思ってしまったからです。でも違いました。「芸術新潮」にも書いてあったけれど、絵のアイデアをクロッキー帳に描いていると。それは先生のクロッキー帳だったのですね。中も

 ほらっ、経年のシミがあったりして・・・・・♪

私、ちょっとアレを思ってしまいました。吉田拓郎氏の「FromT」。オマケで付けてくれたデモテープのCD。

そして図録を買うと一枚絵葉書が付いてきます。

どんなのか知りたくない人もいるかと思いますので、それは一番下に載せておきますね。

 

他に手に入れたグッズは

 

二種類のファイルと

 一筆箋と

 

 ノート。

そして絵葉書。

 友達にあげようと思って。

だけどこの絵葉書・・・・・・。

自分の過去記事を見ていたら、前も同じ絵葉書を買っていました。他にもたくさんあったのに・・・・・

よほどこの絵が好きなの!?

 

宝塚コーナーの衣装たち。

 

  

 

コラボカフェでは

 

姉と二人で同じものを頼んでしまったのですが、器が違いました。

混んでいて、裏は大変だったのでしょう。私もケーキの位置を直してから写真を撮れば良かったです。

これね、ネーミングが面白いと言うより、ちょっと恥ずかしくて「これを二つ」としか言えないよ。なぜって

「ぼくのタルト、ぼくのティー」と言う名前なんですもの。

言う人いるのかしら。

「『ぼくが溶けてしまっても きみは泣きもしないんだろフロート』を二つください。」とか。

いや、今思うとね、遊びなんだから、あえて言えば良かったですね。

 

因みに、関連過去記事はこちらです。

2009年に行った→萩尾 望都原画展

2016年に行った→萩尾望都SF原画展

 

ついでながら姉がくれた新聞。

  

 

そう言えばセブンイレブンの味気ないチケットで言ったら、ちゃんと味のある半券を頂けました。

 またお土産用にと別袋とリボンも付けてくれて

 

東京っていいねって、ちょっと思いました。

そして図録についていたおまけの絵葉書です。

8月の6日まで。会期が短いのでお早めに。


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