森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

驟雨と紫陽花の飾り

2023-08-21 13:13:05 | 梢は歌う(日記)

※ 驟雨(しゅうう)=急にどっと降りだして、しばらくするとやんでしまう雨。

 

「キングダム 運命の炎」は、本当は8月1日の日に行こうと思っていました。

友達が迎えに来てくれて行くことになっていたのですが、その約束の少し前、私はベランダにいました。

ベランダに出る時は、ポケットにスマホといつも思っているのですが、たいがいは忘れて「後の祭り」と言うか間に合わずという結果になります。

雲の形に感激しても、スマホを取りに行ってる間に形を変えてしまうのが空の風景だからです。

その日も手ぶらでベランダにいたわけですが、その時の空の風景が忘れられません。

遠くは青空。だけど大きな真っ黒い雲が空を覆って少しずつ少しずつ近づいてくるのです。

耳を澄ますと遠雷が小さな音を立ててるような気がしました。

冷たい風が流れてきて、木立から小鳥たちが飛び立ちます。

思わず

「来る !」と言ってしまいました。

思った通り、そのほんの数秒後、私が部屋に入った直後にスコールのような雨が降ってきました。

ああ、あとは靴を履いて出かけるだけだったのに・・・・。

 

お友達から確認の電話が来ましたが、

「この雨はすぐに止むと思うの。でも今日は、朝にあなたにも歯にアクシデントが起きて、映画の後にすぐに帰らなくてはならなくなったし、私もまだ声がちゃんと出ないし、この雨は『今日は止めておけ。』と言っているんだと思うんだ。」と、私は言いました。

えっ、この言い方 ?

って、思う人もいると思います。

でも実は一番説得力がある場合があるんですよね。

男の人は、ダメかも。でも女の人の中には「分かる人には分かる」で、頷いていただける人も多くいると思います。

もちろん直接的な無理だなと思う理由も告げました。つまり車に乗り込む何秒かの間にびしょぬれになると言うような事。

その方が理由になるように感じますが、私の場合はずぶ濡れになりながらもバスにさえ乗ってしまえばと出掛けたことがありますから、自分自身を納得させることが出来ない理由なんですね。(あの時は出掛けて良かった→5月27日の羽田

現に、電話を切った5分後、雨は小降りになりました。時計を見るとギリギリ映画に間に合う時間。判断するのが早かったかなと、ちょっとモヤル気持ちになりましたが、

「いやいや、『今日は止めておけ』だな。」と、自分に言い聞かせました。

 

ところがその時マンションの前の公園は、その短い間に池になっていました。その時間、勝浦にドライブに行っていた妹からの動画では、一気に道路が川状態。

さらに後から聞いた話では、その日の夜、我が町の道路でも車が歩道の変なところに止まりっぱなしになっていたのを、帰宅途中の娘さんが見たそうです。

昔から、その道路はすぐに川になってしまうことが多く、下水工事などによりかなり良くなっていたと聞いていたので、久しぶりの川状態になっていたのでしょう。

私たちの行くはずだった道は、たぶん大丈夫だったような気がします。だけど近くに川があったり沼があったりで、決して大丈夫とは言い切れなかったかもしれませんね。

やはり行かない選択をして良かったと思いました。

私はその日は、午後からはほとんど誰とも口を利かない生活をして、喉の回復に努めることが出来、それも良かったと思いました。

 

私はこういう予定変更があって時間が空くと、たいがいは腑抜け状態になり、一人でお茶を飲んでネット周りをして終わりなんてことが良くあるので、その空いてしまった時間に何かやろうと思いました。

それで枯らしておいた紫陽花でリースを作りました。

 

紫陽花の花の一番きれいな時は、色なんかも鮮やかで目が覚めるようなすっきりとした色だと思います。↓

だけど最後になって、マンションの紫陽花のお手入れをした時に、塀などで光がさえぎられて変わった色合いになっている紫陽花を何本か切りました。

このまま誰にも見られずに捨てられていくのかと思ったら不憫すぎます。

せっかく個性豊かに美しいのに。

だから頂いてきました。たいがいもうちょっと枯れた部分を落としてから飾れば良いのですが、なんだか生活全体がぐーたら&バタバタの繰り返しなので、そこまでやる余裕がありません。それにこの花飾った後の目的が、ちょっと違ったものですから。

まあ、それでもこのちょっと変わった色合い・・・セピア色の紫陽花は目を楽しませてくれました。

でも後の目的と言うのは、

 

つまり・・・・・

そのまま枯らす・・・・

 

↓ こんな感じです。

下の画像のリースを作ったわけではありません。これは昨年、単発のお教室で作ったものですが、作ったときから気に入らなかったんです。

(失礼ながら、先生の見本も珍しく好きじゃなかったんです。)

たぶん私はこの紫陽花が好きじゃなかったんだと思います。

以前、紫陽花のドライを作るには箱にシリカゲルを入れておけば良いと聞いたので、やってみたことがあります。よく乾燥されて、あっという間に紫陽花のドライフラワーが出来ました。でも色がこの単色薄茶になってしまうんです。

だからこの色の残った状態で作ってみたかったんです。

こんな感じです。

せっかくなので定番位置の玄関にかけました。

なくても良いけれど、外なので少し派手な方が良いかなと思って・・・・

完成です。

 

まあまあ満足です。

ところがここでこの話は終わりにはならなかったのです。

8月11日、外から帰ってきた私の目に入ってきたのは・・・・

 

恐るべし、おひさま。

乾燥がさらに進み、色が抜けて行ってしまいました。

家にストックしてある残りの紫陽花には、まだまだ色が残っていると言うのに。

 

それでもまだ薄緑色で、私はまあまあ満足です。来年はもっとうまくやろうと思いました。と、懲りないワタクシ(;^_^A

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