森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

オリンピックの始まりと「竜とそばかすの姫」

2021-07-24 15:35:04 | 映画

7月23日、とうとうオリンピックも始まりましたね。

あまりにも直前までいろいろあり過ぎて、むしろ逆に、開会式が無事に終わるように応援してしまいました。たぶん反対派の人が、関わる人の過去を掘っているのかなと思いますが、

私的にも決して過去の事だからと許す事の出来ず、去って行ってもらって良かったなと思う人もいれば、

23年前の20代の頃の思慮の浅かった、もしくは世界が狭いゆえの愚かしさが、今の自分を追いつめるなど思っても見なかっただろうにと、気の毒で仕方がないなと思える人もいたのでした。

昨日は午後10時半ごろ仕事から戻りました。

開会式ではもう少しで日本が入場してくるところでした。

そこから見たので、私的にはやはりドローンの地球とイマジンの歌などに感動いたしました。もちろん、聖火のリレーも良かったですね。

ああ、そうでした。「オリンピック賛歌」を歌った高校生たちの歌声も良かったです。その時歌った男子高校生たちは福島県立郡山高等学校、合唱部の男子生徒さんでしたね。

復興五輪と言うのは、被災地の子供たちをここで走らせたり、福島の高校生を歌わせたりという事なのかしらと、ほんの少しだけ思ってしまったのでした。

後半しか見ていなかった割には、書きだしたらあれやこれやと思い浮かんできます。また録画してあったものをちゃんと見たら、感想を書き直すかもしれません。

ただ単純に思った感想ー。

姉妹でチケットの申し込みを何にするかと揉めたり、当たった外れた(あっ、当たったは一個もなかったのでした。)とワーワー言ってた頃が、なんだか遠い昔に感じ、そして懐かしいです―という感想です。

下の画像は、友人が撮ったものを送ってくれたものです。

 

彼女が空を見上げて感動していた頃、私は映画館で涙をそっとぬぐっていました。

夫殿と「竜とそばかすの姫」を見に行ったのです。

私は細田守氏の前作の「未来のミライ」は、家で見て、自分の過去にいろいろと突き刺さりかなりの涙を流したと言うのに、映画的にはつまらないと思っていたのです。これはそれとこれとは別だと言うアレです。その感想は→「未来のミライ」

映画館の予告編を見て、心惹かれたものの、「ああ、細田さんか。」と思い、ちょっと引きました。

ところが聞こえてくるのは良い評価ばかり。しかも夫が行くと言うので、そうすると、なんだか自分ばかりがスルーすると、損をしたような気持ちになってくると言うわけの分からない感情に支配され行ってみる事にしました。

 

ところが、冒頭で鯨に乗ってBellが現れ、この作品のメインテーマを歌う場面から、思わず涙が零れました。これを称して「歌の力」と言うのかも知れません。

それとともに感じたのは「色彩の力」かも知れません。

解説とあらすじは、「映画.COM」からお借りしました。リンクしていますのでその他の情報もそこからどうぞ。↓

【「サマーウォーズ」「未来のミライ」の細田守監督が、超巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に少女の成長を描いたオリジナル長編アニメーション。高知県の自然豊かな田舎町。17歳の女子高生すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしている。母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっかけに歌うことができなくなり、現実の世界に心を閉ざすようになっていた。ある日、友人に誘われ全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」に参加することになったすずは、「ベル」というアバターで「U」の世界に足を踏み入れる。仮想世界では自然と歌うことができ、自作の歌を披露するうちにベルは世界中から注目される存在となっていく。そんな彼女の前に、 「U」の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。主人公すず/ベル役はシンガーソングライターとして活動する中村佳穂が務め、劇中歌の歌唱や一部作詞等も務めた。謎の存在「竜」の声は佐藤健が務めた。ベルのデザインを「アナと雪の女王」のジン・キムが担当するなど、海外のクリエイターも参加している。】

 

竜とBellのシーンでは、秘密の城・薔薇・ダンスなど「美女と野獣」のオマージュ、もしくはモチーフとして、それを連想させるシーンが多く描かれていて、皆美しい。お城に迷い込むシーンも本当に美しく感じました。

だけどこれは王子と姫の物語ではない所が、常に家族をテーマにしているのではないかと思われる、細田氏の罠ではないでしょうか。

そして途中でベル・・・すずが歌うシーンは圧巻です。

思い出すとドライアイが治ります^^

感動したので、ネタバレでもう少し感想を書こうかと思いましたが、長くなってしまったので、もう止めようと思います。一番下にオープニングの音楽を貼っておくのでお楽しみください。

あっ、そうだ。やっぱり一言だけ言いたくなってしまいました。画像の下に書いておきます。

 

すずにUの世界で、一番最初に自信を持たせてくれたクリオネ少年の

「君は素敵」。

最後にリアルの世界で守君が言った

「君は素敵」。

綺麗なシナリオだと思いました。泣けますね。

 

millennium parade - U


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