森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ゴジラVSコング

2021-07-23 16:24:49 | 映画

7月19日、妹の名都さんと見てまいりました。

「怪獣のプロレス」と言う噂が聞こえて来ていて、私はプロレスにまったく興味がない人なので、途中で眠くなったらどうしようかと思っていたのですが、まったくそんな心配はいらない事でした。

戦いにもドラマがあったからだと思います。

そしてなんだかサービス満点な物語展開だと思いました。

アッチに行ったりこっちに行ったり、あの人のこの人のとシーンも変わり、最後は、今ここにと集まり、物語はトンデモナイ方向にー。

まったく飽きませんでした。

 

いやぁ、しかしツッコミどころが多くてね、だんだんとそれが楽しくなってきて、肉弾戦なんか好きじゃないけれど、寝てる場合じゃなかったのです。

あっ、だから、楽しかったし面白かったのですよ。そこはきっぱり !!

 

だけど「シン・ゴジラ」、面白すぎたよなぁ、なんて事を考えながら見ていたり・・・・。

ああ、なんだか、褒めてるのか貶しているのか分からないと叱られそうですね。

だから貶してはいないって^^

 

あっ、いや、待てよ。貶したい部分はあります。

なんでハリウッド版ゴジラは、デブなの。下の画像なんか離れて見ると、シルエットがアジの開きに見えちゃったりして・・・。

思うんだけれど、日本のゴジラのビジュアル、使っちゃダメなの ?

ちゃんと「いいかな ?」って言ってくれれば、きっと「いいよ。」なるんじゃないかしら。

ダメなの、それ ?

 

まあ、きっとアメリカ人が好きな形状は、このゴジラなのですよね・・・という事で・・・。

好きと言えば、ハリウッド、どんだけコングが好きなのって思ってしまいました。

これって「VS」があるけれど、しかも先に名前が来てるけれど、主人公はコングですよね。

私は日本人なので、やっぱり、チョピッとほっぺが膨れたぞ^^

それとも大昔に日本が作った2匹の対峙が、コング好き国民として、何か気に入らなかったのかなと思ってみたり・・・・・。

私、けっこうゴジラ映画を見てきました。でもそれはある時までで、主に子供の頃がピークで、大好きだったのですよ、ゴジラ映画。でもキングコングに興味がなくて、その日本版の2匹が闘うのは未見です。

どうせ、完全なお子様映画になってから作ったんでしょ・・・・とか思ってしました。

だけど今回、ちょっと気になって検索してみました。

「キングコング対ゴジラ」は1962年の作品で、なんと私が子供のころ夢中になった「ゴジラ対モスラ」の前作だったのです。これ、なんとアマプラにありました。で、見始めたら、面白くて・・・・。

だけど今が、そのお話はぐっと我慢します。

なんたって「ゴジラVSコング」の感想なんで。

 

と言うわけで、楽しかったツッコミどころを中心に感想を書きます。

ゆえに、あらすじは書いていませんが、以下はネタバレしています。

 

ハリウッド、コングも好きだけれど、どれだけ地底探検が好きなのって思ってしまいました。イエね、私も好きですよ。

なんたって小学生の高学年から中学生の頃は、ジュール・ヴェルヌが愛読書みたいなものでしたから。

「地底探検」、ワクワクしますよね。その手の映画も大好き・・・かも。

でも、この映画でもそのシーンが出てくるとは思っていませんでした。

地下に行って、一番先に思った事。

「何で明るいの ?」

いや、これ、どんな地底探検ものでも明るいですよね。だけどちゃんとそれなりの答えがあるのだけれど、この映画は、方程式解くのに四則計算できて当たり前でしょうってな感じなんですよね。

で、四則計算部分。地熱エネルギーが太陽エネルギーの代わりを成して云々カンヌン。と、勝手に今までの知識からそう思いました。

 

また、その地下で、コングが岸壁の手形のところに手を置くでしょう。

勇み足で、「おお」とか思いそうになってしまいました。

だって、そこの手を置いた部分が、青白くピカッと光って扉がギギィと開くのかと思っちゃったものですから。

ところがコングが、そこに手を置いて、ギギィと扉を手で押し開けるのでした。

それでも私、ちょっと「おお」と思ってしまいました。

文明が…文明があるじゃないですか、そこには。

扉を開けるのに、手を置く位置を指し示す絵をいったい誰が描いたと言うのでしょうか。

しかもですよ、その内部に落ちていたのは、ゴジラの背びれの斧なんですよ。キングの証っていうか、そんな感じ。

だけど人類が石斧を作るのに、どれだけ時を有したと思ってるのかって、また私は思ってしまったのです。

 

ツッコミどころと言ったら、時間が経ってみたらそんな程度だったかなと思うのです。後は細かい感想などを書いていきたいと思います。

で、やっぱりスルー出来ないのは小栗旬氏のハリウッドデビューの件ではないでしょうか。

 

私、今回の映画自体をスルーしようかなと思っていました。ところが予告編で、旬氏のコートをばっと羽織るシーンが、すこぶるカッコ良くてですね、これは彼の記念すべき作品になるのだから、そのカッコいい所を見に行ってあげなければなんて思って、見に行こうと決めたようなものです。

ところが直前になって聞こえてくる噂は、なんだか可哀想なお話ばかり。

出番が大幅に削られて、セリフも数えるほどしかなかったと。

で、見てみたら、その噂通りでした。最初から知っていて良かったです。じゃなかったら、がっかりしたか、途中でショックのあまり、ラストが頭にはいらなかったかもしれません。

彼は会社側の科学者でメカゴジラと、え~と、なんて言うんだっけな、とにかく一体化する、いわば操縦する人なんだけれど、無駄に優し気で存在感がある顔をしているものだから、なんか彼のキャラがつかめないんです。省かれてしまった彼のセリフの中に、大事なものがあったように思います。

きっと(私の推理にすぎませんが)、会社の社長(会長?)が言っていた、怪獣と対等で戦える人類を守る存在を作ろうと、本当に信じていたのではないでしょうか。

本当にセリフがないものだから、今私が書いたような白い科学者なのか、とにかくマックス強い人造怪獣を作ってみたかっただけの黒の科学者なのかが、測る事も出来ないんですよね。

旬氏の白目をむいた顔ばかりが印象に残り、そしてメカゴジラ暴走後は出てこないものだから、死んでしまったのか、命からがらでも生きているのかさえも分からずじまい。なんかモヤリます。

この作品、旬氏にとっては黒歴史になってしまうのではと心配になってしまいました。

だけど後で知ったのですが、この「ゴジラ・・・」の後に、あの『罪の声』の撮影があったのですよ。

あの「罪の声」の旬氏は、本当に良かったですよねぇ。

彼も言っていますが、ハリウッドの撮影は驚くような事ばかりで、同じシーンをTAKE48ぐらい撮るのなんてざらだそうです。凄く勉強になったようです。

そしてその後で『罪の声』。

この作品での経験が、彼のプラスになっていないわけはないでしょうと思いました。

やはり人生に無駄はありませんね。

因みにメカゴジラの、その本質はキングギドラ。

思わず、日本生まれの怪獣たちを愛して下さり、ありがとうございますと言いたくなってしまいますね。

コングもゴジラも、強く男らしくてカッコいいですね。お互いに助け合ったりして面白かったです。ゴジラなどは地下に居るコングを助けたり、キングの証の斧にパワーを送ったりしたでしょう。

最後はやはりコングに花があったように思います。

しかし彼だって気に入らないものには容赦なく残酷だったと思います。あるシーンでは、心が痛かったです。

だけど彼らはなんだかんだと言って、人類の味方・・・・・らしい。

しかし香港は壊滅ですよ。どのくらいの損害なのかしら。復興までにどのくらいかかる。いや、復興できるのか・・・・・。大人なんで、怪獣映画では触れてはいけない部分が気になります。(「シン・ゴジラ」では触れていましたが。)

なんてことを、ゴジラ愛0の友人に、この映画の事を熱く語っていましたら(そうです。興味のない話を聞いてくださる良いお友達がいるのですよ♡)

「そこだけ、リアルに聞こえて来たわ。香港はどうなっていくのかしら。何か思って狙って場所を香港にしたのかしら。」と友は言いました。

「えっ、たまたまじゃない・・・?」と言いながら、私は夢の世界から現実に引き戻されたような気持ちになって行ったのでした。

 


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