WOWOWで放送されて録画してあった演劇関係がたまりにたまって、昨年暮れに、年末年始のドラマ録画の為に、少々見てもいないのに消去しました。
それでもやっぱり、藤原竜也のお芝居を見ないで消すわけにはいかないと残してありました。
しかしいい加減に向き合って行かなくてはと思い、少しずつ見始める事にしたのです。
ひとつ前の記事に書きましたが、言うなれば「ひとりたっちゃん祭り」みたいなものです。が、じゃあ、続けて記事が並ぶのかと言うと、やはりそうはならないと思います。
先日「イチケイのカラス」を見に行った時、何も他にする事もなく(映画館ですので当たり前ですね。)ただ映画に没頭できて、やはり映画館で映画を見る事は最高と感じました。
同じように、お芝居を見る事は少々お値段もお高いわけですが、やはり劇場で見るという事は、「何もしないでただお芝居を見る」と言う時間を買っているのだなと、私は思っています。家で3時間の時間を作るのは、そんなには容易くはないのです。
だけど家で見た場合、限られた画面で見る事は、それはそれで違った良さがあるとときどき私は思います。
見るべき場面が絞られて、理解がしやすいという点がまさにそれかも知れません。
あと、「ながら」でもイケるわけですが、出来るだけ集中したお芝居タイムを作っていきたいと思っています。洗濯物などを畳みながらは止めたいものです。但し劇場ではかなわないお茶タイムを持ちながら見られることも、おうち演劇の良さかもしれませんね。または猫をナゼナゼしながらも良いかもしれません。
と言うわけで、1月16日に、録画してあった「アテネのタイモン」を見ました。
これ、何時録画したんだろうと日付を見たら2018年でした。
またも月日が経つのが早すぎるとは思いましたが、それにしたって寝かせ過ぎではないかしら。
でもそれは、たぶん観るのが辛かったからかもしれません。救いがあまり無い話です。
「アテネのタイモン」は、もちろん劇場でも2017年12月26日に観ました。
その時の感想は→「アテネのタイモン」を観てまいりました。
ついでですが、そのお出掛け日記&お土産など→汝の名は女である
今回、録画で見た後、その時の感想を読み直してみましたが驚いてしまいました。
なぜならまったく同じ事を思っていたからです。しかもその時もまた、人におごり過ぎて借金をし離婚危機まで招いてしまった、知人の連れ合いの事まで思い出したのも一緒でした。
タイモンはもてなすことによって友情と言う財産を作っていると思っていました。
だけど彼は財産を失った時に、すべてを失って、憎しみの牢獄に囚われてしまいました。
>『私たちの中にタイモンはいるのだ・…なんてことをシェークスピアが思っていたかは知った事ではありませんが、なぜか私にはそう感じました。
もしも憎しみの牢獄に囚われてしまったら、その鍵はかの者を許し我をも許す、それに尽きるのではないかなどと思ってしまったのでした。』
だけどそれは簡単な事ではありません。
「許す」または「赦す」、この見えない牢獄の鍵であると分かっていても、時にはタイモンのように、自らをその牢獄に閉じ込めてしまう事もありますよね。
(この時から和田と実朝さまの縁が・・・・って…^^)
そう言えば、さっきツイッターで知ったのですが、今日の「ジョン王」の公演は中止だそうですね。
今日、予定していた人たちは「仕方がないな」と思いつつ、きっと心は晴れない事と思います。
私も昨年に、藤原ハリーの2回目を公演中止で諦めざるを得ませんでした。今でも「分かっているけれど」ではありますが、思い出すと残念な気持ちが蘇えって来るのです。
しかしこれが、コロナ禍の生活の仕方のひとつなんだと思います。
「ハリー・ポッターと呪いの子」の1回目の公演中止は、客席に観客が全員着席した後に、その中止が言い渡されたわけですから、それは本当に精神的にもかなりきつかったと思いますよ。だから藤原さんが、直接舞台に出て来て、観客席に向かって説明したのだと記憶しています。
今日の公演のみではなく、他のコンサートなども含めて、時々遠征組の方々がその中止に伴って嘆いていらっしゃるツイートを時々お見かけします。
嘆きたくもなりますよね。交通費にホテル代。「ああ~」と泣きたくなると言うものです。
こんな時代の遠征は、やはりいざという時の第2案を携えての行動が好ましいですよね。つまりいざとなったら、「楽しい観光」ですね。その「楽しい観光案」が無駄になったらむしろ喜ばしい事だと思います。
しかしコロナが5類になったら、話は変わってくるのでしょうか。
それは分からない事です。だからそっちが良いとは全く思えない事ですし、少なくても5類にし、浮いたコロナ対策費を防衛費に回せて良かった良かったと思う人たちの事は、私はやっぱり許してはいけないような気がするのですが、あなたはどう思いますか。
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