森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ワタシマケマシタワ

2023-01-23 10:55:59 | 家族スナップ

トップ画像は、お友達からのプレゼントで「大寒のたまご」。

2023年の大寒は1月20日で、この日に生まれた卵を頂くと「金運や健康運を呼び込む」のだそうです。

2個ずつリッチに使って、さっそくオムライスを作りました。とっても美味しかったです。

ありがとう、お友達。

説明を読むと「昔から言い伝えられ・・」と書かれていましたが、私は初めて知りました。

新しい事に、まだまだ出会える人生の旅。

無知なるがゆえに、またそれも楽しと言う所ですね。

 

ところで昨日は、姑と我が家の家族で一緒にランチでした。

なんでも家で眠っていたテレホンカードとクオカードを売ったら、万単位の臨時収入があったのですって。クオカードは、そのまま使った方がお得ですが、姑なんかにはどこで使ったらいいのか分からなくて分かり辛いカードなんです。元々は頂いたものだったので、売って使いやすい現金に換えてスッキリしたみたいです。

そして漁夫の利の私たち(笑)

でもきっと最近では、私たちの方が外でのお食事のときに出しているので、悪いなと思っていたんだと思います。それに「悪いな」もあるけれど、親っていくつになっても、自分の方が守るべきものでありたいと思うものではないかしら。だからお食事代とかも、本当はいつも昔のように出したいって思っているんだと思うんです。本当にいつも出してくれようとするのですが、息子を先に亡くしてまたも一人暮らしの年金生活になってしまった義母には、こちらの方が親切にしたいような気持ちに私はなってしまうのです。

でも今回は、最初に臨時収入の話を聞いていたので、遠慮なくという所です。

 

お店は混んでいて30分ぐらい待ちましたが、待った甲斐があったと思える美味しさでした。

 

「先週何をしていたの ? 何回も電話したのよ。」と私。

先週も、本当はお食事に誘おうかなと思っていたのです。

「あらっ?  家に居なかったかしら。」

「いなかったわ。お花の講習会に行ったのかと思ったわ。」と言うと、

「ああ、そうだった。行きは近所の人にお礼を払って連れて行ってもらって、帰りは商店街をゆっくり歩いて電車に乗って、こちらの駅からタクシーで帰って来たのよ。結構ひとりで行けるなぁって思ったの。」

「あの商店街、けっこうな距離あるじゃない。凄いね。歩けたなんて。」

「昨日は××さんが来て(長男さんの友達)、なんだか分からないけれどお肉を持ってきてくれたの。」

その長男さんのお友達は、昔から義母夫婦をお兄さん関係なく訪ねてくる人で、早くに自分の両親を亡くしていたその人にとっては、姑は仮の母のような人なんだと思います。

「お肉を食べて、いつまでも元気でいてねと言う意味だと思うわ。」と私。

「そうかもね(笑)

先週は、○○さんが来て(たぶん近い親戚:私は興味ないので詳しく知らない。)、『もう故郷の思い出話や噂話が出来るのは、ここしかない。』と言って、3時間もぺちゃくちゃしゃべって帰っていったの。」

「確かに、だんだんそうなるよね。じゃあ、やっぱり長生きしなくちゃね。」となり、何か私の方からも話題を振ろうかと思いましたが、何一つ思い浮かびません。

「ずっと家にいたからか、何も話すことがないわ。」と情けない事を言う私。

「そうなるよね。」とあっさりと姑。

 

家に帰ってから、先週、そんなに家にばかりいたかしら。居ないから一気にお片付けが出来なかったんじゃないのかなと思い、自分の生活を振り返ってみました。

確かに20日の日は楽しい昔の友人たちとの同窓会ランチ。ドライブも含めて、本当に楽しかったんです。でもこの話を姑に話す気分じゃなかったし・・・・あとは・・・ ?

図書館の本を返すついでに市役所出張所と本屋と銀行に行ったり、歯医者に行ったり、整形外科に行ったり・・・・・・・。

先週は月曜日から金曜日までずっと夕方からはお仕事も入っていました。

確かに家には居ませんでした。

でも姑に話す話題、やっぱり無かったなぁと思いました。

しかも「歯医者に行ったり整形外科に行ったり」って、あー、もう、それだけで、なんか彼女に負けているような気になってきました。

 

次男である義兄の病気が発覚した昨年の3月から、ずっと心は重かったと思うのですが、亡くなった後、義母は呟くように「また、お花をやろうかしら。」と夫に言ったというのです。

私はそれだけで、この人は本当に強い人で、それだけで尊敬しちゃうなと思えたのです。

勝てないなぁ、いろいろ。

 

だけど家に帰る道すがら、夫が言いました。

「走る車に、ずっと手を振って見送ってた。ばあちゃん、楽しかったんだなぁ。良かったな。」と。

 

そうですよね。

勝った、負けたと騒ぐじゃないよ~ですね。

でもやっぱそれでも言ってしまいます。「勝てそうにない。」って。

だって姑はもうすぐ97歳なのですよ。

私、そこまで生きられる自信ないですもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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