森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

光る君へ 第五回「告白」

2024-02-07 01:37:09 | ドラマ (大河)

いつも会いたいと思っていたその人は、母を殺した憎い男の弟だったー。

憎しみとそして愛。

まだ若いまひろには受け止められるわけ間もなく、倒れこみ寝込んでしまった。

巷では、身分が低い者が五節の舞などを踊るからだなどと噂されたり散々な感じだ。

果ては憑き物がついたなどと、市井の者たちまで噂されたりもしていたまひろ。

 

倫子のサロンでも、早速欠席裁判が如く噂が飛び出すも、倫子はそれを窘める。

この人は決してこの先も、まひろの敵にはならないのだと思う。

 

五節の舞の時に倒れた女性が、藤原為時の娘だと知って道長は文を出す。

父親に会って、詫びを入れ、そしてこれからは身分を隠さずに堂々と会おうと思ったのかもしれない。どんなに身分が違っても、世の中には玉の輿と言う言葉だってあるわけだし・・・・って、それは江戸時代以降に生まれた言葉か・・・

この先「妾」というポジションに落ち着く可能性だってあったと思う。

この時代は通い婚で、一夫多妻制。決して「妾」という立場は見下すようなものではないのだと思う。

ただ、かの有名な「道綱の母」が出てきて、ドラマの中の彼女を見ていると、何となくかなり格下感が否めなかったが。

このドラマの中では「寧子」と言う名前がある。

 

ちょっと横道に逸れるが、私はこの「道綱の母」が書いたと言う「蜻蛉日記」が、昔からあまり好きな方ではない。内容がネチっとしているからというわけではなくて、たぶんその名前が嫌だったのではないかと思われる。私だったら「ルート君のママ」と言う名前で呼ばれ続けるようなものだから・・・・

アッ、でも今だったら、それも良いかもね。

 

だけどとにかく道綱ちゃんのママの寧子は、なにげに必死と言う感じがした。ものの言い方から、頭は良さそうではあったが。

つまり夫が通って来なくなってしまったら、その結婚は消滅してしまうのだろうか。

確か古典の授業では、保護者である父などが死去して、自身も歳を取ってしまったのちには、その家に入ると言う風に記憶している。

でも彼女の場合は、きっと道綱のところで、静かに暮らすのに相違ない。(いや、ちっとも静かではないと思うが)

だから必死で「道綱をよろしく」と訴える。

まあ、それだけじゃないかもしれないけれど、ちょっとそんな風にさえ感じてしまったのだった。

 

いや、ちょっと待て・・・・。

なにげに私はこの「蜻蛉日記」の内容を知っているみたい。

ネチネチとした内容が面白くて、そして何やら悲しくて、きっと昔読んだに違いない。もちろん現代語訳されているものを。

今だと

 

 

 

 

 

などといろいろあるね。また読み直したら面白いような気がする。

 

などと、横道逸れまくり・・・・・(;^_^A

元に戻します。

「妾」という道もまひろにはあったはず。右大臣の息子となれば、父だって喜ぶはず。

だけどそうはならなかった。

憎い男の弟だから。

 

まひろから涙ながらの告白を受けて、道長は家に飛んで帰って、兄に詰め寄り殴り掛かる。

そんな道長に、父はすべてを知っていたと言い、そして激昂を見せた道長を頼もしいと笑う父の姿に驚愕し絶望する道長。

 

すべてを道長に話すことは、凄く辛く苦しいことだったと思う。

だけどもう二人の間に秘密はない。どんなに苦しい真実だったとしても。

二人は同じ世界にいるー。

 

その他の感想としては・・・

直秀、かっこ良かった。

実資、かっこ良かった。

詮子、かっこ良かった。

花山天皇、可愛らしかった。

帝の子供を呪詛しようとする上級おっさんズ、怖かった。

というわけで、また次回^^

 

 


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雷雪の夜

2024-02-06 02:18:38 | 梢は歌う(日記)

大雪になるから早く帰って来てと言っても、ままならぬ・・・・。

まあ、家の中では

「あまりお利口でない方が(本当はもっと露骨。漢字2文字で言っていたりする。)上に立つと、本当に大変よね。何かあったらどうするのよ。本当に嫌だわ、あまりお利口でない方って。」と暴言を吐きまくりでも、ブログ的には「ままならぬ」で終わり。

世の中には、そんなままならぬ方がいっぱいいるようで、そして大雪は分かっていることだからと道路も封鎖されて、渋滞で家路が遠くなってしまった人たちはたくさんいたようです。

ルート君は運が良かったかもしれないー。

9時に帰ると言って(それだって雪がピークの頃で心配だったけれど)、結局は11時には帰れたわけだから。

同じ会社の人は、たぶん今日中には帰れなくて、そして仕方がないからたどり着いた会社に泊まるだろうと言っていました。

ルート君だって、夫殿が会社の近くのホテルの空き状態を調べて、2部屋空いているから、会社に着いたらそこのホテルに泊まれば良いとラインを送っていました。

ただ道路も今だったら大丈夫だからと言って帰ってくることが出来たのです。

 

遅い夕食を食べながら

「トンネルを出たら雷雪だったのでびっくりした。」とルート君が言いました。

「えっ、らいせつ !?」

「雷雪じゃないの ?」

「うん。そうね。確かに雷雨っていうものね。でも雷雪って聞いたことがないわ。」

そういう時には即検索です。(今は便利ね♪)

雷雪 - Wikipedia

「あー、なるほど、あるね。でも分かったわ。聞いたことがなかったのは本当で、自分でも使った記憶がないからよ。君、良く知ってたね。」と私は言いました。

するとルート君、

「FFだったかな。何かで出てきた。」。

思わず、「あーー、なるほど。」と再び納得したのでした。

 

知識は本や映像からばかりではなく、ある時代までは低く見られていた漫画や、またはゲームの中の物語からも多くを得ることが出来るのですよね。

 

そしてこの雷雪は、やはりかなり珍しいことらしいですね。

東京23区で降雪と雷が同時発生 気象庁HP「世界的に珍しい」夏の雷より電気量多く被害が大きくなることも(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース

 


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また来てね。

2024-02-05 16:38:38 | 梢は歌う(日記)

ある時、こんなところにゴミが落ちてると拾って捨てようとすると、

「ダメだよ。それはクウちゃんのお気に入りのおもちゃなんだ。」と夫殿が言いました。

スーパーにエコバッグを持っていくようになって、あの大きさのビニール袋がスーパーからタダでは貰えなくなっても、実は時々あの大きさの袋が必要な時ってあるんです。

その袋をまとめて買って、ちぎった後に残っているその袋の束ねていたところの残骸、それがクウちゃんのお気に入り。

それを投げてやると、飛んで行って咥えて投げた人の所に持ってくるのです。

 

「えー!? 猫もそれをやるんだ !」と私は驚き、思っていた以上に猫って頭が良いんだなと、私は思うようになりました。

クウちゃんはそれでパパさんにもルート君にも遊んでもらうのが大好きなんです。

(私はあまりやりません。かなりしつこいので面倒じゃないですか。猫さんからの信頼度は他の家族よりは低いかも(笑))

 

ある時、私がキッチンに立っていると、いつものようにパパさんがリビングの椅子に座ってそのおもちゃを投げて遊んでいました。

でもそれを取りに行って戻ってきたのはクウちゃんではなくて、ワンコのココちゃん。

行って戻ってはハシャイでパパさんに甘えています。ココちゃんもパパさんも幸せそう。

「ふふっ。クウちゃんが楽しそうに遊んでいるから、やってみたくなったのね。なんだかとっても楽しそうね。」と、私は言いました。

ココちゃんは公園に連れて行って何かを投げても、ぼんやりそれを不思議そうに見つめるだけで、投げた人がそれを取りに行かなくてはならないようなワンコでした。

「ココちゃん、楽しい ?」と私は聞きました。でもその名前を言った途端・・・・私はあることを思い出したのです。

《ココちゃんが家にやってきたときに『15年は生きてね。』と私は言いました。でも15年は生きられませんでした。それでも13年一緒にいてくれました。》という、どこかに書いたような文章が頭に浮かんできたのです。

「でもパパ・・・・、その犬・・・・・もう10年以上前に死んでいるよね。」と呟くように私は言いました。

「ああ、そうなの ?」とパパさんは驚く風でもなく言いました。

ココちゃんは、戸惑ったような顔をして私の方を見ました。

「えっ、良いんだよ。そのままで遊んでいて良いんだよ。気がついちゃってごめんね。大丈夫だから。何にも心配いらないから。怖くないから。」と私は言いました。

 

ココちゃんもパパさんも、もう遊びはしませんでした。

だけどココちゃんは機嫌のいい顔をして、嬉しそうにしっぽを振っていました。

 

もちろんこれは、1月のある朝見た夢の話です。

皮膚病にかかって、最後の時ボロボロだったココちゃん。だけど夢の中のココは、とってもふっくらとしていて綺麗で可愛らしい柴犬でした。

「ココちゃん、好きな時に来て良いんだよ。また来てね。きっと来てね。」

目がぱちりと覚めて、そう私は言い、ほんのちょっとだけ切ない気持ちになりましたが、幸せそうだったココちゃんの顔を思い出し、なんだか幸せな気持ちになったのでした。

 

 


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幸せな誕生日

2024-02-03 14:25:00 | 梢は歌う(日記)

2月1日、また歳を一つ重ねました。

 

下の囲みは昨年の2月2日に投稿したものです。
昨年2023年の誕生日は病院で迎えました。

最悪だと思いましたが、いつも通り姉妹からのラインが来て友達からもラインが来て、私はそれなりに満足していました。

きっと退院したら、別の友達も誕生日ランチに誘ってくれると分かっていたし・・・。

下の囲みの記事には、その時、私は前の年2022年の誕生日が入院以外はみなその2023年の誕生日と同じだと言うのに、とっても寂しくて誕生日の事をブログに記事に出来なかったと書いてありました。

妹のスノウさんは、まだ生きていました。ただ彼女からのラインは来ません。もうゆっくりと意識は川を渡る準備をしていたのだと思います。認知症の母からもとうとう電話は来なくなってしまいました。ラインや電話での「おめでとう」がそんなにも私のとっては大事なものだったのかなどと、思ってもみなかった事だったのです。

だけど昨年は、姉が「今日は花ちゃんの誕生日だよ。」と言ったら「大変、電話しなくちゃ。」と母が言ったと姉が言いました。

「入院中だからこちらからは自由に電話できないのよ。」と説得されて諦めたのだそうです。

それを聞いて、私の心はポッと温かくなりました。

電話しようと思ってくれただけでも、私には嬉しかったのでした。

 

 

 
2月1日 誕生日の贈り物は
「ああ、誕生日の日に病院で入院してるなんて。こんな誕生日、ある ?」と、なんとなく私は少々嘆きたい気分でいました。 そして私はまた、昨年の事を思い出すのです。......
 

 

2月1日、私の誕生日。

姉の蝶子さんと妹の名都さんから、朝一でおめでとうのラインが入りました。

午後、星子さんからやはりラインが入りました。

私は微笑みながらバスを待っていました。

映画を見に行こうと思っていたからでした。

「遅くなるから、帰りはお弁当を買ってくるわ。」と夫に言うと

「o.k」と軽い返事。

何も言わないけれど(いや、「おめでとう。」くらいは言いましたよ^^)、その日の私の行動の趣旨が分かっているのだと思いました。


母の認知症は、たぶん昨年よりも進んでしまっていると感じていました。

その時の会話は成り立っていても、5分経ったら忘れてしまいます。

それでも私は姉に頼みました。昨年と同じように「今日は花ちゃんの誕生日だよ。」と伝えてと。

 

もう出かけようと言う5分前、スマホが鳴りました。見ると母からでした。

出ても「もうお母さんは耳が聞こえないから、花ちゃんが何か言っても分からないのよ。だから『おめでとう』、それだけ言うね。『おめでとう~。』」と言って姉に代わってしまいました。聞こえるも何もありません。私は一声も発する事は出来ませんでしたから。

やはり母は、姉から私の誕生日のことを聞くと、電話すると言ってくれたそうです。

でもたぶん5分経ったら、電話したことも忘れてしまうのだと思います。

それでも私はとっても嬉しく思いました。

 

人はずっと遣ってきたことは忘れないんだなと思いました。

私も良いことをたくさん習慣化してやっていきたいものだなと思いました。

 

大事な人たちから「おめでとう」と言われ、自分の好きなことばかりやり、やりたくないことをやらなかった1日は幸せな時間でした。

そしてあんな滅茶苦茶な電話でも彼女の「おめでとう~。」はとっても嬉しかったのです。

 

お母さん、2月1日はあなたの2人目の子供の出産記念日なのですよ。

「おめでとう、お母さん。」

 




・・・・・


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映画「ゴールデンカムイ」と1月に見た映画のまとめ

2024-02-02 16:10:42 | 映画

先に「ゴールデンカムイ」の感想というか、お話をしますね。

ちょっと気になるあれやこれや」という記事の中で、「陰陽師0」の事や、「キングダム」の情報を載せても、この「ゴールデンカムイ」の事は完全にスルーしてしまいました。爪の垢ほどの興味もなかったからでした。だから映画館に行って見るなどとは思ってもいませんでした。むしろ、「キングダム」をどんどん撮影しないとまずいんじゃないのなどと、余計な心配をしていた私(笑)

ただ、きっとこの映画公開の記念かもしくは宣伝の為か、その原作が全話無料で1月31日まで配信されていました。(「ピッコマ」2月14日まで延びていました。)

おばさんは無料という言葉に弱い人なので、ちょろちょろと読み始めてみたところ・・・・・

 

映画館に行って映画を見るぞ~ !!

となった私。

誰かの仕掛けた罠にはまりやすいのかも(笑)

嬉しいことにルート君と、久しぶりに一緒に行くことになりました。もうおじさん世代に入ってしまった息子君と出掛けるのは、実はひそかな楽しみの一つです。

夫殿はというと

「アニメを見ていても残酷な殺し合いばっかりなような気がして・・・いいや。」

「あらっ、そうなの ? 
私は『ヒンナヒンナ』と、狩った肉を感謝しながら美味しそうに食べていることの方が印象的で、パッと思いだすと、そのシーンばっかりだわ。」

 

だけど夫殿の言っていることも間違いのないことで、それでも私の言っていることも正しいと思います。

原作漫画は、ところどころに(下品な?)笑いがぶち込まれていますが、かなり奥の深い物語だなと思いました。

そしてこの映画は、私が大好きな「キングダム」の山﨑賢人が主演で脚本をはじめ多くのキングダムスタッフが作り上げている作品なのですから、信頼度も高いのです。

 

私はアニメもチラ見したことがあるのですが、あまり嵌れなくて、つまり原作から実写の人なのですが、アニメから実写の人にはない感覚かもしれませんが、

「あー、絵が動いてる~ !!」と、そこから嬉しくなってしまいました。

しかも北海道の大雪原と森。横に降る雪。スターダスト。

美しかったです。

 

最近すっかり老化の道をたどっている私は、徐々に長い映画が苦手になって来て、

そこを巻いて、くだくだとヒロインを泣かして説明してんじゃないよ~などと心の中で暴言を吐いている時も、ほとんどないけれど、ごくごく稀にあります(笑)

だけどこれ、

「えー、うそっ、終わっちゃうの。もっとやって~ 」という気持ちになりました。

原作の3巻分だそうです。

 

またも余計な心配をする私。

「キングダム」もやって、「ゴールデンカムイ」もやって、両方とも半端ないアクションの連続です。山﨑賢人、こりゃ永遠に太れないな。

だから言ったでしょ。余計な心配って。

 

シーンのネタバレになってしまいますが、アクションって馬が引く荷車の上でも、あんなに見せ場を作れるんだなぁと、手に汗を握ると言うより感心してしまい、そしてその見せ場を楽しみました。

キャストは全員嵌りまくっています。

アシリパさんの山田杏奈、すっきりとした清々しい美しさを見せて、もうアシリパさんにしか見えませんでした。

白石はこの物語では、とっても重要な人。あんなおちゃらけキャラですが。矢本悠馬はもともと好きな俳優さんですが、ピッタリだと思いました。

 

あっ、そうそう。

ヒグマ怖いね。

凄く実感できました !!!

詳しい情報は→ゴールデンカムイ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

ついでながら、この記事に1月の映画のまとめをしてしまおうと思います。

あまり本数を見ていないので・・・・。

2022年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

 

1.「1秒先の彼」☆☆☆☆

1秒先の彼 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

この映画、公開日が2023年の7月。まだまだ新しい映画です。台湾映画のリメイクだそうで脚本がクドカン。

どうりで饒舌に語る岡田君のセリフがそれっぽいなと感じていました。

細かいことを言うと、いろいろ無理があるだろうと思うのですが、映画なんだから物語なんだから細かいこと言いっこ無しにしようよと思える作品でした。

思っていたより面白かったです。

 

2.「わたしの幸せな結婚」☆☆☆★

わたしの幸せな結婚 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

時代劇ファンタジー。タイトルからは思い浮かばないようなお話だけれども、楽しめました。

目黒蓮は目が優しい人なので、きついセリフの時に、ちょっと厳しいものがあるなと思いました。

「私が出て行けと言ったら出ていけ。私が死ねと言ったら死ね。」なんてセリフはなかったかもしれませんが、こういう言葉を言っても、全体的に優しさが漂っていて甘い展開が予想されたような気がします。決して批判ではないのですが、今、人気のある彼に何を言っても、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれませんので止めておきますね。

少女漫画のような娯楽作品で楽しめました。それは女性ばかりにではなくて、我が家の夫も楽しんでいたようでした。ヒロインの今田美桜の可愛らしさから、この物語は男性ファンも多いのかもしれませんね。

 

3.「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」☆☆☆☆★★★

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

ずっと見たいと思っていた劇場版を見ることが出来ました。この感想はネタバレしています。

たぶんギルバルトは生きていると分かっていても(たぶんルート君から聞いていた。)それでも二人がその後どうなったのか知りたいじゃないですか。

二人の話は予想通りでも、この話を回す少女の祖母のエピソードは、何となく覚えていて、胸を打ちます。

そしてこの劇場版の中での自動手記ドールとしてのユリス少年のエピソードにも、滂沱の涙が流れました。

もうこのお話は、枯れた瞳を潤して差し上げますと言うコンセプトで作られているので、我慢する必要などないのです。

手紙って良いなぁと、この物語を見るとしみじみと思います。

少女がヴァイオレット終焉の地にやって来て、その後を辿り、そしてその島から両親に手紙を書くシーンは良かったですね。

もう廃墟のようになってしまった灯台の郵便局跡地。もう次の世代が生き生きと活動する学校。

人は生きて、そしてその生きた息遣いは残っても、やがてみな過ぎ去るのみ・・・・・。

それでも私は、少女がその島で二人が幸せに生きて、そして静かに眠っている場所まで訪れて欲しかったです。

 

4.「ゴールデンカムイ」☆☆☆☆★★★★

1月はちゃんと見たのはこの4作品だったと思います。

やっぱりドラマ視聴が多かったからですが、実は「20世紀少年」なんかをまた見ちゃったりして・・・・

あれはいったい何回目かしら(笑)


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1月の4枚☆2024

2024-02-02 01:48:03 | お散歩&写真日記

年末にソファーを買いました。

二人掛けですが、予想通り半分は猫様の席になりました。

1月も地味にではありましたが、好きなものと寄り添って生きていたと思います。

猫さまとの生活も、私の好きなももの一つです。

 

因みに下の囲みは、2022年の1月に投稿したものなんです。

2023年のではないのかというところですが、昨年は2月1日は入院中でしたので、このテーマの投稿は無理だったのです。

 

 
1月の4枚
※ 「#写ん歩クラブ」さんの月例企画に参加します。詳しい事は→こちらで4枚の写真で綴った1月の写真日記です。 今年の雪の多さに大変な思いをしていらっしゃる皆様には......
 

 

一昨年の記事を読むと、2022年の1月は雪が降ったのですね。

そして妹のお見舞いの帰りに上野に寄ってチューリップの花を見たことも書いてありました。たった2年前は彼女は生きていたのにね。

でも私は今年も上野に行き、やはり噴水の所のチューリップを見てきました。

好きな事の一つは街歩きですから。

 

だけどなぜか時々、申し訳ないような後ろめたさを感じます。

それはたぶん、先に逝ってしまった者たちが見ることが出来ない風景を見て、体験することのない楽しさを感じてしまうからだと思うのです。

ーごめんね、お姉ちゃんはそれでも生きていくよ。ー

 

生きていく者はしっかり生きて、先に逝ってしまった者たちを忘れないでいるという使命があると思うから。

 

下の写真は1月2日に撮ったもの。花枯らしの名人ですが、それでも花を見ることが好きです。

大きな株に育つと良いな。

 

人を思わず笑顔にさせる力がある花の色。

心がふさぎがちになったら、その華やかさから力を貰うのです。

そして森の木々の静寂に耳を澄まして、自分の心の声を聞くのです。

 

 

1月はルート君がコロナにかかってしまいました。

ああ、とうとう我が家にもやってきたと思いましたが、やはり家族がひとりでも病の人がいると、やることが増えて、少々疲れてしまいました。

少しだけ頑張ったのも良かったのか、私にも家族にも感染することもなく、彼は1週間で元気になって復帰していきました。(本当は1週間待たずでした。)

本当は私も家にこもらずお仕事に行って良かったみたいなのですが、体力がないので、休んで介護で正解でした。

いろいろ予定をキャンセルしてつまらないと思いましたが、それでもなにげに好きな風景を見て、好きなところに出かけていたのだと思うと、それなりに頑張っていたなと思いました。


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相棒season22第14話「亀裂」

2024-02-01 01:01:33 | ドラマ(相棒)

美和子の陶芸作品、いきなり大作。

植木鉢カバーに間違えられるのは良いとしても、「素敵な洗面器」はやっぱりないだろうって笑っちゃった。

 

でもおこがましくも、私、最近陶芸と名前の付く趣味をかじってしまったものだから、あの陶芸教室のシーンはちょっと違和感がありました。

それが雑なドラマだなぁと言う感想に繋がってしまいそうなのですが、やはりテレ朝の美術さんは凄いですね。美術が凄いので、「雑なドラマ」という感想には至りませんでしたが。

あの百舌鳥の墨絵の掛け軸、本当に素敵に感じました。

あの絵から、孤高、寂しさ、清々しさなどを感じましたが、あの道明寺から見放された青年・関口の復活の絵が、飛び立とうとしている(または飛び立った)鳥の絵だったと言うのも、素敵でした。

最後に右京が道明寺に言った「真実の愛情とは手放す事」は、母の愛と同じような気がしました。

ただ道明寺・・・・、穏やかな品の良い男性のように見えて、その実はかなり歪んだ愛の持ち主に感じました。その時々の形相も怖かったです。小林隆さん熱演でしたね。

しかしライターさんも(今回は岩下悠子さん)大変だなとつくづくと思います。

こんな変な考え方をするキャラを産んでいかねばならないのですから。(自分が死ぬときにすべてのコレクションも道連れにする・・・という考え。それはフェイクでも、孤独になって自分と向き合った時に、真の芸術作品は生まれる。犯罪者になれば人はその人から離れ、孤独にならざるを得ず成長すると言う考え方。)

しかしあの二人の若者はどうなってしまうのでしょうか。道明寺のせいで海外留学もパアですか。

なんか気の毒すぎます。

 

あと「道明寺」って名前、名前からしてお金があるって感じがします。あの漫画の影響かしら。「花より何とか」とかいうやつの・・・(笑)

ああ、それよりも右京が最初から道明寺に違和感を抱いていたと言うことの方が大事ですよね。

こういう刑事ものドラマには、偶然が多発。でもこのお話の中では、その偶然は道明寺の計算で、それを右京は見逃さなかったのですね。

刑事である右京を自分の計画の駒にしようとしたなんて迂闊でした。それも最初に彼とチェスをしてしまうなんて。自分でも言っていたじゃないですか。棋風にはその人間の本性みたいなものが現れると。人の好さそうなチェス好きな良いところの旦那に見えて、実は策士であると言う事を自分でばらしてしまったようなものなのですから。

それからあの薫ちゃんのティーカップのプレゼントの事もほのぼのとしたので、書き留めておきましょう。

そして美和子の作品・・・・・あのブルーの大皿にピンクの御料理が乗ったら・・・なんかおぞましい・・・・・

 

 

 


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