いろいろと平安の文化が分かるところが、このドラマの良いところかな。
今回はポロに似た球技、打毬。
ルールとかまでも分からなかったけれど、まあ、いつの時代でもスポーツはやる方も見る方も燃えるものですよね。
ただその後の男子たちのアフタートークが酷すぎて、前の話のあれやこれやがすっ飛んでしまいました。
ある意味、事実。
この時代の結婚は、一族の繁栄がかかっているわけですから、自分の家に見合う家の娘と結婚するのは、普通のことだったと思います。今の価値観を、この時代に持ち込んではダメなのですよね。タダですね、それでも彼らの会話には若干違和感を感じました。
嫡妻以外の身分の低い女とは適当に遊ぶ相手みたいなことを言うじゃないですか。
この時代は一夫多妻の文化。嫡妻以外の女性にも、ちゃんと妻という意識はあったのではないかしら。むしろ心の高鳴りを感じたりした恋の相手ではなかったのかしら。
それにこの時代は、女性はずっと父親の庇護の元にあり、親が老いると夫がそれに代わるわけで、結婚は生きていく糧でもあったわけで、「遊びだよ、遊び。」なんていう感覚を許さなかったと思います。
もちろんいつの時代にもそういうクズはいたと思いますが、身分が学者という低いと言っても普通の家の女性を、遊び相手専門のように言うのなんて許されるわけもないことですよね。
まひろはそこに居た道長が同じ考えなのかと思い、ずっと大事に持っていた彼からの文を燃やしてしまいます。
毎回毎回、切なすぎますよね。
そう言えば、この時吉高さんがリアル視聴していて
「悪かったな!地味で !!!」と呟いていて、笑っちゃいました。
昔は、私もツイッターで呟きながら見ていた時もあったのですが、もう皆さんのクオリティが高くてですね、恐れ多くて参戦できない感じです(笑)
だけど見た後、解説を読んでいるような気持にもなり楽しませていただいています。
前回でも、「二人の才女」の時の漢詩の会で、なぜ公任の詩の感想を聞いたのか不思議に思っていたら、
行成:独酌憶微之 白居易
斉信:花下自勧酒 白居易
道長:禁中九月対菊花酒憶元九 白居易
公任:即興自作詩
他の三人は白居易からの引用で、公任だけがオリジナルだったからなんですって。
なるほど~と感心してしまいました。
また今回も実資の日記は、「小右記」と教えてもらいました。
全文漢文で書かれているそうですね。
全61巻で道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧(かけ)たることも なしと思へば」は、ここに書かれているから、世に知れ渡ったらしいです。
今回は、
・まひろ、散楽のシナリオを書く。
・お父さん、いや、為時は「信用できるのはお前だけ。」と言う言葉に胸を打たれ、右大臣からその任を解いてもらう。
(が、宜孝からもいとからもギャーギャーと反対されてしまいます。)
・道隆、弟の道兼を気遣って酒を飲み、道兼は兄の心を思って泣く。
・花山天皇は愛する妻が亡くなって、悲しみに暮れ政治の場に現れなくなる。
・安倍晴明はけっこう怖い。
道長と会った清明は、何かを見たのね、きっと。彼の未来とか。
・直秀は今回もカッコ良かった。だけど道長に腕の傷から本当の正体が分かってしまったみたい。
(最近見つかった弟・・・・には笑っちゃった。)
・滅茶苦茶予告編が気になった。
以上でしょうか。
また次回も楽しみです。