Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

お正月の縁起物(8)~一両は「アリドオシ」

2017-01-13 | 実物樹木

アリドオシ」(蟻通し)はアカネ科の常緑小低木で、関東以西の薄暗い林下に
自生し、冬の赤い実が美しく、別名「一両」とも呼ばれます。 
関西では、「千両・万両・有り通し」と称して正月の縁起物とされるそうです。
 
苗木を鉢で育て、初めて開花結実した1年がかりの記録です。 
 
1月10日の朝陽を受けての撮影です。 対生する葉は硬質で表面に光沢があり、
葉腋には、蟻をも刺し通すと言われる鋭く長い一対の棘があります。


 
果実は小さく、径5mm程です。 鋭い棘で守られて、春まで持つのだろうか?
 

 
主茎はまっすぐ伸び、側枝は分枝しながら横に広がり、樹高が30cmになりました。 
 

 
振り返って・・・、 
常緑ですが、陽に当たると葉焼けを起こして落葉し、成長がゆっくりな苗木を育て、
初めて出来た花芽は、昨年の1月3日でした。 1年かけての開花・結実・赤熟です。
 

 
白い蕾に成長したのが、5月初めです。 
 

 
5月中旬、筒状の白い4弁花を咲かせました。 
 

 
清楚で気品を感じさせる花でした。 
 

 
花後、7月中旬の緑実です。 
 

 

 
果実の色付きが遅く、10月下旬でも、こんな感じ、 
 

 
12月上旬になって、ようやく赤くなり始め、 
 

 
球形果実の先端には、ガクが残っています。 
 

 
12月末で、ほぼ赤熟しました。 
 

 
自宅北側軒下の山草棚で、陽を避けて育ちましたが、記念撮影だけは青空の下で。 
 

 
 

コメント (1)
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