「ピラカンサ」はバラ科の常緑低木ですが、数種類をまとめて呼んでいるようで、
「ピラカンサス」とも呼ばれます。
鉢植を庭に移植した我が家の樹は、ヨーロッパ南部からアジア南西部に自生する
「トキワサンザシ」という赤実の品種で、樹高は3m近くまで伸びました。
(中国西部原産の「タチバナモドキ」という品種は黄実を着けるようです。)
艶のある常緑葉で、5月に咲く白花も見事です。
花後には小さな緑実が着き、9月末頃から色付き始めました。
10月中旬の果実です。 黄色からオレンジ・赤へと変わっていきます。
10月下旬、南側塀際に植えてありますが、今年の実生りは少ないです。
(塀の外は歩道で、鋭い棘を付けた細枝が伸び出すので、常に剪定を心掛けます。)
昨年の実成が多すぎたからかも? 濃い緑の中で赤い実が綺麗です。
11月上旬です。 赤く熟して美味しいように見えますが、
1月上旬までは鳥も食べません。 まずい? 果実に毒性が?
1月1日、雪のない穏やかな元旦でした。
一部に、ヒヨドリに食べられたところがあります。 試食?
1月6日、自宅居間から撮ったヒヨドリは、手前のモミジに隠れて頭部が
見えませんが、果実を見ても、まだ食べていないようです。
大雪に見舞われた1月14日、
短期間に果実の殆どが鳥に食べられ、1か所見つかった名残りです。
過熟と寒冷で、果実に含まれる何らかの毒性が薄くなるのを待っていたのかな?
軒下のナンテンままだ食べられません。