「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

そのまんまマニフェスト

2007-02-12 17:24:51 | 政策・マニフェスト
私の故郷は、三つある。
生まれたところ和歌山県、
青春時代を過ごした広島県、
子育て、仕事をする東京都。

一番目の故郷、和歌山県と似通っていて
親近感を覚えるのが宮崎県。
よって、宮崎の知事選と
その後宮崎が変わるかにも自分の故郷のように
気になっている。

今回のそのまんま東こと東国原知事誕生は、
驚きであった。
そのまんま東氏が、選挙でつれてきたものは、
たけし軍団ではなく、マニフェストであったという。
(朝日新聞 社説07/2/11)

社会を変える道具が、NPOなら、
政治・行政を変える道具は、マニフェストと思う。

マニフェストとは、
「政策ごとの予算額や、達成期限を具体的に書いた公約」である。

私は、そのまんま東氏にも親近感を覚える。
彼は、人間は変わることができるということを示してくれた。
私も、変わることができて、今の自分があるし、
変わらなくてはならないいろいろな部分をもつ人間だから。

そのまんま東氏のマニフェスト、『そのまんまマニフェスト』を
読んでみた。
http://www.senkyo.janjan.jp/diet/profile/0043/00043741.html

そのまんま東氏のマニフェストは、
私なりによむと、
一、そのまんま東氏が、宮崎県セールスマンになる
一、観光、農林水産に力
一、人が戻ってくる、企業がやってくることに力いれる
一、財政改革で350億うかす
一、入札改革で投資的経費を1割源
が、ポイントか。


素人県知事が、
(東国原氏には悪いが、学校をでて、すぐ政治の道に進んでいないので、
「素人」と表現させていただいた。)
危機にある宮崎県政を立て直していくのを、
期待しながら見て行きたい。
応援の気持ちを込めて見て行きたい。

東国原氏による宮崎県政改革が成功すると、
みんなの政治を見る目が、
ポジティブに変わっていくであろう。
そういう意味でも、期待を込めている。



そのまんま東氏のマニフェストを私なりにまとめてみた。
以下、長いです。
***************************
『そのまんまマニフェスト』

「思い」
宮崎県政の危機を、宮崎を故郷にもつ人間として何とかしたい。
自分の経験、人脈、スキルを宮崎に還元して県民と協働・共有し、
宮崎再建・宮崎自立を。

「政策理念」
1、全県民パワーで宮崎の未来をつくる
2、宮崎の意識改革を県庁からしていく
「これはできん」から「どうしたらできるか」
可能性を求める発想を醸成
3、意識改革では、宮崎の潜在能力を出す
宮崎県民は、日向の温和な気候とのんびりした環境で、
おっとり、おとなしく、ともすれば引っ込み思案になりがち。
4、私が、宮崎のセールスマンとして、宮崎を全国、世界へ

「そのまんまマニフェスト」
宮崎再建・宮崎自立のために具体策を3つの宣言にまとめた。
具体策1 「宮崎がばいよ」宣言:「将来」の生活向上への投資
①農林水産振興
「宮崎ブランド」
地産地消
海外市場へ販路開拓
大規模経営支援
後継者不足を企業を入れて解消
環境税で森林保全

②観光振興
「宮崎おもてなし日本一」
観光を宣伝活動
フィルムコミッション
台北、上海への定期航空路線開設
外国人リピーター獲得のための子供向け日本語教育サマーキャンプ事業

③ものづくり振興・企業誘致
新規立地100社、新規雇用創出1万人
半導体、自動車に誘致活動
コールセンター進出支援
企業誘致担当の団体、職員に成果主義契約導入
無担保事業資金確保支援のための「みやざきローン担保証券」導入
県内企業の新製品開発支援
ものづくり企業の競争力強化
中小企業向け証券市場株式公開支援

④移住促進
都市部の退職者向け対策
Iターン、Uターン呼びかけ
移住者支援NPOとの協働
空き家バンク活動
以上より、100世帯移住

⑤社会基盤整備
観光資源の高千穂地域の交通基盤整備
東九州自動車道
宮崎空港
宮崎港

具体策2「宮崎どげんかせんないかんが」宣言:「今」の暮らしの充実化
①教育改革
「全ての大人は全ての子供の教師たれ」
いじめ問題にスクールカウンセラー増員
30人学級
教員指導力強化のため企業派遣
学力やスポーツの強化指定校
高校生の国際経験
宮崎県内の大学生の東京での企業体験
「生涯学習」「生涯スポーツ」環境整備

②医療・福祉改革
医師の中山間地等巡回制度
宮崎県内での就業を条件にした医学生向け奨学制度
県立病院の赤字体質改善
治療から予防へ
生活保護世帯への専門支援チーム
障碍者の生活安定

③女性のための改革
ジェンダーエンパワーメント測定
女性のための相談サポートシステムの設置
お母さんと子供のための4対策
3歳以降の医療費補助
幼保一元化の推進
共働きやシングルペアレント支援の学童保育
お父さんの育児休暇促進

④防災改革
被災時の当座の生活費に備え「災害時安心基金」3億円用意
防災無線、ラジオ整備
ハザードマップ
災害時の対応のための自衛隊との連携強化

⑤防犯対策
「軽犯罪の取り締まり強化運動」
街中の死角チェック
少年犯罪の地域パトロール

⑥情報通信改革
地域テレビ局増設
公募債で情報通信基盤整備
県民情報化大賞
高齢者等が使いやすいIT関連機器を県庁に
ITタウンの創設
宮崎県産、著名人・有名人の排出強化

具体策3 「宮崎は変わらんといかんが」宣言:「過去」からのしがらみ一掃
①財政改革
一般会計の歳出見直しで単年度で350億円の財源を捻出
県民と民間のプロの視点で県の全事業を棚卸し
県民と民間のプロの視点で県の企業会計、財産を再評価、売却、債務返済
人件費100億円程度削減
捻出した350億円の200億円を具体策1と2の財源に
捻出した350億円の150億円を将来の基金に

②行政改革
県政情報の原則公開
部局の長が、知事に対して「部局マニフェスト」
政策アイデアを募集、公募
絶え間ない事業見直し
知事退職金に県民の満足度をいれ一定比率を返納する
知事の政治資金収支報告書の全面的公開
知事の多選自粛

③入札改革
官製談合の内部通報制度
県庁幹部の天下り制限
指名競争入札の縮小、廃止
信用力のない業者の落札をふせぐ入札保証ボンド
電子入札、郵便入札
行政の積算能力を高めて価格を下げる
落札率の常時チェック
5000万円以下の工事は、県外業者の参加を一定制限
土木部や環境森林部等への監視強化
入札改革で、投資的経費を1割減

以上、
*****************************
文責:小坂和輝
コメント (3)
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