「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

乳幼児期の教育で大切なこと

2007-02-28 12:05:59 | 教育
私は、早期教育は反対である。

先日、伊丹氏の心理学の講座でもあったように、
(2/22のブログで記載)
行動分析の立場から言うと、
早期にものを覚えさせることは、可能と言うことであった。
しかし、ものをいくら早く覚えたからといって、それだけのことである。

では、どのような教育がのぞましいのか。
教育というと、堅苦しくなるのであるが、
どのように接することで、
情緒豊かで、かつ、伸びる子になるか。

①絵本を読んであげること
ビデオをみせること、テレビを見せることではない。
絵本をなんども、なんども読んであげること。
手作りの教育である。

②体を思う存分つかうこと
幼児期から、体を使うこと、
体を使うことで、脳が活性化される。
伸びる脳が、準備されるのである。
例えば、水泳、野山をかけまわる、何でもよいと思うが。


実は、私と親しくしてくださっている団塊世代の方が、
(億単位の株式投資家でもいらっしゃる)
ご自身の娘さんが、立派に成長なされ、
今社会でご活躍中というお話の中で、
どう育てられたかと、伺って思ったことである。

早稲田大学のある学科の修士を首席で卒業され、
今、建築デザイン関係の分野でご活躍中とのこと。
育てられた、過程を振り返ってくださった。

たまたま、その娘さんが
①絵本を読んであげること
②体を思う存分つかうこと
をされたというだけではあるが、
きっと、
多くの方に通じているのではないでしょうか。

文責:小坂和輝
コメント
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