「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【危機を超えて (1)】 日本のアジェンダ(課題)

2009-01-06 17:41:51 | 国政レベルでなすべきこと

 1/5日経の『経済教室』。「危機を超えて」という特集の一番目。

 論説「 「多様性の利益」で課題解決」の中において、青木昌彦氏(スタンフォード大学名誉教授)が、日本の政治の課題を、端的に述べていらっしゃいます。  

重要と思われる箇所に、赤字と下線。

引用)翻って日本のアジェンダ(課題)とは、人口、経済社会構造の変化に応じた世代間の関係を、コミュニティとして再構築しえていないことから生じる「不安」の解決だろう。国民が政治に求めているのは、バラマキではなく、各世代がそれぞれ安定した予想を持ち自律的に将来に立ち向かうのを助ける社会保障の再設計と実行である。だがそれを明快な言葉で語り、実行しうる政治勢力はまだ結集していない。来るべき政界再編は、この課題を軸とした公約に基づいて起きてほしい。(引用終わり


 来るべき衆院選では、社会保障の再設計のビジョンを是非、各党は出してほしいと思います。


 また、論説の中で、世界各国共通して存在する「ポスト経済危機に向けての政治課題」を挙げています。

 *人々の意識や価値観、

 *世代間関係

 *雇用のかたち
 など。

 以上、

 

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【重要】中央区 コミュニティバス導入計画への意見書提出期限、明日1/7までです。

2009-01-06 15:53:20 | 街づくり

 中央区は、この度、区内での交通の不便な地域をなくし、さらに公共施設への足の便がよくなることを目指して、来年12月の本格運行開始を目標にコミュニティバスを導入する予定です。

 現在、コミュニティバス導入検討会を2回開催し、『基本計画』が出来上がったところです。

 今後、その『基本計画』をたたき台にして、運賃決定も含め『実施計画』が作られていきます。作成にあたり、区民の皆様のご意見をお聞きすることになっており、12月1日発行の区報などでもお知らせされます。生活の利便性向上に関る重要なことであり、また、どのようなルートで走るのか関心の高い事柄ですので、お知らせいたします。

 以下、導入検討会等の資料をまとめた内容です。
 是非、皆様のご意見を、中央区(土木部管理加計画調整係)へお届け下さい。

(意見募集)
① 意見募集期間:12月1日(月)~平成21年1月7日(木)
② 提出方法:住所、氏名、年齢、電話番号などの連絡先を明記の上、郵送、Eメールまたはファックスでご意見をお届け下さい。区役所5階土木部管理課窓口へ直接持参も可能。
⇒〒104-8404 中央区築地1-1-1土木部管理課計画調整係 
電話3546-5420 fax3546-9550 メールアドレスbus@city.chuo.lg.jp

(基本計画の概要)
① 運行時間:午前7時~午後9時
② 運行間隔:二十分間隔程度
③ 運行系統:北循環・南循環の二系統 及び 特定時間帯に運行する南北両系統を一周する南北循環便
④ バス車両:36人乗り程度のノンステップバス(車いすは、一台収容)、ディーゼルエンジン。
⑤ 運賃:皆様のご意見をお聞きして決定されます。 他の自治体では、100円から200円程度まで、様々な事例がございます。
⑥ ルート:区のホームページ参照可能。
⑦ 今後の計画:
平成21年2月 第三回コミュニティバス導入検討会の開催(*傍聴可能です。)
      3月 『実施計画』の公表
        運行業者の決定
      4月 試験運行の開始、実走調査等の実施
     (9月~11月国土交通省運輸局 審査)
     12月 本格運行の開始

導入計画の詳細⇒ コミュニティバス導入基本計画の内容について PDF・1931KB http://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/kentiku/kmyunithibasu/bus_pubcome/files/bus_kihonkeikaku.pdf


*ご不明な点は、私小坂にも、お気軽にお問い合わせ下さい。03-5547-1191

 私自身も、いままでも環境建設委員会、決算特別委員会、第4回定例会本会議一般質問などで、意見を申し上げて参りました。
 特に、ご高齢の方々への足になるか、障がいのある方々への足になるかという観点から意見を申し上げてき来ました。まだまだ、改善すべき、検討を深めるべき点が多々あると認識しております。
 これからも、皆様のご意見をお伺いしながら、引き続き意見していく所存です。

以上、

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【危機を超えて(2)】 希望再興のビジョン

2009-01-06 11:06:45 | 国政レベルでなすべきこと
 本日1/6、日経新聞の『経済教室』。作家村上龍氏の論説が掲載されていました。

 「危機を超えて 世界新秩序と日本」という特集の2番目の登場です。

 村上氏は、現状に三つの問題点を指摘した上で、解決策を「短期」と「中長期」の両方の観点から述べています。
 非常に参考になる考え方であるので、まとめを掲載します。

<現状の問題点>
一、危機意識の欠如
 輸出主導の製造業を中心とした日本の国家経済モデルが崩壊するかもしれないが、政府も、メディアも危機意識が欠如している。

一、社会各層の対立と不信の連鎖
 与党と野党、与党内の各グループ、官僚と政治家、内閣と議会、経営と労働、正規社員と非正規社員、富裕層と中間層と貧困層、自治体と中央政府、老年層と若年層、そして国民と国家、さまざまな利害の対立が顕在化し、不信の連鎖が起こりやっかいな悪循環が始まっている。

一、悪循環
 製造業を中心に業績が急速に悪化し、株価が下がり、悲観的になった国民は消費を抑え、内需が落ち込み、雇用が切られ、不動産市場が冷え込んで、倒産が急激に増加し、さらに企業業績が悪化していくという悪循環の中、政治は国民の利益ではなく、与野党、与党内の各グループの利害が優先されて空転し不信がさらに増幅される。



<解決策>
一、短期的対応;マスメディアによるアナウンスメント
 各層、各組織間の信頼を醸成するための、客観的な情報の提供と事実のアナウンスメント。

村上氏より引用)被害者意識を煽り、問題を矮小化してドラマチックに報道することで、不信の連鎖とシステムの機能不全が起こす悪循環が、逆に隠蔽される。もちろんマスメディアに悪意があるわけではないし、怠慢なのでもない。資本家を強欲な悪役と見なす近代化途上、高度成長時の文脈以外での報道ができないだけだ。(引用終わり


一、中長期的対応;希望を持ちうる将来的なビジョンの構築、すなわち、①「環境」と②「親密で小規模な共同体」の再構築というビジョン
 これらは、高度成長に失われたものでもある。

 とくに、②について、
 昔の大家族制・世間にあった親密さと相互扶助を、スローガンだけで現在の家族・地域社会に再現することは不可能。
 「親密で小規模な共同体」は、戦略とある程度の費用と、若干の法整備が必要で時間も必要である。


以上、
 



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朝は、築地市場から

2009-01-06 07:51:29 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
6日朝は、築地市場から始まりました。
素敵な一日を!

驚いたことに、
「築地市場を現在地で守っていきましょう」と言って、
資料を配布して回りましたが、
“100%”受け取ってくださいました。
中には、移転推進の考えの方もいらっしゃって、
そういう方には、きっと突っ返される覚悟はできているのですが、
本日は、そういうことが、1軒もなく、
すべての方が受け取ってくださいました。
95%程度の受け取りを予想していたのに、
それ以上のパーフェクト100%に驚きました。

これが、市場内の民意だと思います。
築地市場の現在地での再整備を、
必ずや実現しなくてはならないと考えます。

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1/5 派遣村 中央区へ ( 受け入れ初日)

2009-01-06 06:34:56 | 社会問題

 中央区の二施設へ、派遣村の方々が、移動となりました。 

 診療を終え、遅くなりましたが、22時過ぎ、その施設の一つへ行きました。
 すでに、施設は施錠され、外からは、何も分かりませんでした。 

 ちょうど、区の職員が出てこられたところでしたので、お聞きすると、区の二施設は、両施設各70名ほどの方が、滞在することになったということでした。  
 先のブログにも書きましたが、滞在している方々の体調管理、医療相談、医療が必要な場合の受診、そのあたりがスムーズに行っているのかどうか、まず、気になるところです。 
 区に確認しましたが、下記、引用新聞記事にもありますように、相談員が配置され対応されることにはなっています。

 厚労相も「派遣法改正案、修正前向き」と1/5の夕刊にはありました。 引き続き、フォローして行きたいと思います。


*****関連記事、朝日新聞より*****
(下線や赤字は、重要箇所に、私が記しました。)

年越し派遣村、都内4施設に移転

2009年1月6日1時28分

写真新しい宿泊所に移り、入所手続きをする元派遣労働者ら=5日午後、東京都中央区、細川卓撮影

 東京・日比谷公園の「年越し派遣村」で年末年始を過ごした約500人のうち286人が5日、「閉村」に伴い、東京都や中央区が用意した施設に移った。1週間、都が食事を提供し、東京労働局は関東圏を中心に約3千人分の寮付きの就職先を紹介する。

 千代田区役所では、派遣村にいた75人が生活保護を申請し、医療機関で診療を受ける必要がある人など10人には即日支給された。ほかの申請者は後日、再び面接を受ける。同区は通常より早い1週間程度で結果を出すという。

 申請した男性(56)は千葉県の建設会社に派遣されていたが、「仕事がない」と告げられ、昨年暮れに寮を出て、路上生活をしていたという。「住まいがほしい。今は次の仕事のメドも立たず、不安でいっぱいだ」と言った。

 中央区が用意した小学校跡の一つに5日夕、約80人がバスで到着した。大きな荷物を両手に、毛布やストーブが用意された体育館に入った。昨年末から派遣村にいたという男性(46)の所持金は65円。「寝る場所ができて助かった。仕事を見つけ、今年こそ普通の年にしたい」と話した。

 各施設には、健康や就労に関する相談員が常駐する。施設の提供は12日までで、都は「自助努力が大前提で、今回は人道的観点からの措置。期限までに仕事と居場所を見つけてほしい」としている

 厚生労働省の調べだけでも、3月までに職を失う非正社員数は8万5千人を上回る見込み。村長を務めた湯浅誠・NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長は「職と住居を失った人々が緊急的に保護され、生活について総合的に相談できる窓口がある施設を国の責任で作っていく必要がある」と訴えた。

****引用終わり*****

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