前のブログでお知らせしましたが、東卸の青年部の方々が主催した勉強会に参加してきました。http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b9b552013e4fa9b0d8ca2598e41cfbb0
すごい熱気で、皆、熱心に東京魚市場卸協同組合、伊藤宏之理事長及び「市場を考える会」、山崎治雄代表幹事のお二人のお話をよく聞き入っていらっしゃいました。
話題にされたテーマは、
Ⅰ伊藤氏に対し、なぜ移転賛成を考えたか
山崎氏に対し、なぜ現在地再整備を考えたか
Ⅱ豊洲の土壌汚染問題をどう考えるか
Ⅲ東京魚市場卸協同組合の財務問題をどう考えるか
Ⅳ市場の次の世代へ伝えたいことはなにか
会場からの質問は、受け付けない形で、進められました。だいたい、90分程度でしょうか。
両者の発言をお聞きしていて、見出される市場の問題点・課題を述べます。
*市場外流通に勝てる市場をつくること
*大手が、産地と直接取引する流通に勝てる市場をつくること
*現場の意見が反映される、透明な運営をしていくこと
*食の安全・安心は絶対に守らねばならないこと
*“金”の土地(築地)と“鉛”の土地(豊洲)の交換というたとえがいわれている
*行政は信頼に足るか
行政の安全を本当に信じていいのか
いままでも行政の安全が覆されてきた現実があるではないか
*債務の問題
かつてみずほ銀行・商工中金・農林中金からピーク時131億円の借り入れを東卸が行っていた。現在、40億円程度まで減らせてきた。
*市場の次の世代へ伝えたいこと
若いうちは、がんばる
人任せにせず、自分の目で世の中の動きを見て、聞いて、歩く
市場の外で起きていることも、見ること
誰かやってくれるのを待つのではなく、自分からやる
*築地現在地での再整備は、やる気があれば、できる
以上、
伊藤氏からは、いままで東卸の理事長をやってこられたその経験に基づくお話を伺い、市場の現状、とくに財務問題では勉強になりました。
山崎氏は、食の安全・安心を必ず守るという気概が伝わってきました。財務問題も真正面から取り組んでいくことを約束され、その誠実なお人柄があふれ出るお話が大変印象的でした。
非常に充実した勉強会であったと思います。
このような勉強会が開催されること事態、市場の中も変わりつつあるということだと思います。
<蛇足>
この会議の開催にあわせて、昨日1/15夕方、技術会議検討結果の報告に関してのリーク記事が報道されたというのは、考えすぎですよね。。。
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/d06f9ef025a35554ebea5d60bda047ff