「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

介護人材の獲得

2009-01-08 17:58:30 | 医療

 介護人材の確保が、介護の充実に欠かせません。

 各自治体が、いかなる対策をとるのか研究し、そして、中央区はいかなる対策をとっていくべきなのか、大いに考えるべきところです。

 品川区が、画期的な政策で、対策に乗り出しましたので参考までに転載します。


*****朝日新聞 転載***

介護の新規雇用に1人100万円 品川区、100人予定

2009年1月7日22時33分

 東京都品川区は7日、区内の介護サービス事業者が新たに区民を雇用する場合、1人につき100万円を助成する制度を新設する、と発表した。09年度までに計100人を予定している。未経験者でも採用されやすくなるようにヘルパー資格の取得費用も事業者に補助する。

 浜野健区長は「介護現場は人材不足に悩んでおり、雇用創出と介護サービス向上の一石二鳥につなげたい」と話している。ハローワークなどを通して、仕事を探している人にもPRするという。

 区によると、助成の対象は半年以上の雇用で、正社員でなくてもよい。取得を支援する資格は、身体介護ができるホームヘルパー2級で、受講者1人につき10万円

 区は計1億1千万円を計上する予定で、今年度分として50人分(5500万円)を盛り込んだ補正予算案を19日の臨時区議会に諮る。

*****転載終わり****

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1/8 昼の場外市場へ

2009-01-08 16:03:46 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 午前診療を終え、ひとつアポイントメントを済ませたあと、昼の場外市場へ行きました。
 通りに面した店でカレーを食べていると、ご飯とルーの食べる配分を誤って、白いご飯がたくさん残り、カレーのルーはごく僅かになってしまいました。
 店の人が、「ルー入れてあげるよ。」ということで、なみなみルーをよそってくださいました。
 「ご飯はだめだよー。」とか言いながら、ご主人さんは笑っていらっしゃいました。果たして私は、残りのカレーを贅沢においしく食べることが出来ました。
 なにげない些細な日常のやりとりですが、知らない通りすがりの客にそんなサービスをしてくださることに、築地の店の人のお客様への人情味、思いやりを感じます。

 さて、おなかもいっぱいになったところで、「築地市場を現在地で再整備しましょう。」と言いながら、資料配布を行いました。

 ここでも、そうなんです!!
 パーフェクトでした。配布に回ったところは100%全部の店、一軒残らず、資料を受け取ってくださいました。

 築地市場内も場外市場も、どちらも「築地市場を現在地で再整備」が民意なんだと思います。

 
 ところで、気になったことが、ひとつありました。
 
 昨年末に実施された、東卸の組合員の代表を選ぶ総代選挙の結果ですが、「築地現在地で再整備を目指す考えの人が、選挙で選ばれた総代の中で“3割”であった」という誤った情報が、場外市場の人々の間で流れていることです。
 私は、市場内に入り、仲卸の方々と常々情報交換をしています。
 「築地現在地で再整備を目指す考えの人が、選挙で選ばれた総代の中で“6割以上”であった」が正しい情報であると根拠を持って認識しています。昨年の中央区議会の委員会でも、このような割合での理解の下、他議員も含め答弁がなされています。
 実際に、築地市場内で、「築地現在地で再整備をしましょう。」という問いかけへの賛同を示してくださる反応を見ていても、“6割”以上が、築地市場現在地で再整備を望んでいることを裏付けてくれています。
 私の場合、“10割”が現在地再整備の考えを持っているという解釈さえ成り立ちます。
 なぜ、“3割”などという誤った情報が、場外市場に流れることになってしまったのだろうか?
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【危機を超えて (4)】日本経済は、沈みゆくタイタニック号内で行われている宴会

2009-01-08 12:13:40 | 国政レベルでなすべきこと

 1/8日経の経済教室、特集「危機を超えて」4番目の特集。柳川範之氏(東京大学准教授、63年生まれ。東京大学経済学博士。専門は契約理論・金融契約)。  

 柳川氏は、日本経済を、沈みゆくタイタニック号内で行われている宴会と例え、日本経済システムを大きく変化させなければ船が沈没すると警鐘を鳴らしている。  

 柳川氏は、日本の中長期的な活路を見出すには、米国の需要依存の限界が露呈した今、アジア諸国の旺盛な需要と成長力をうまく取り込み、発展する道筋をつけるべきという。アジア諸国に消費・投資需要を見出すのである。

 その場合に、日本の製造業と金融が鍵を握る。
 金融業が鍵となる理由は、金融業は、製造業の長期的な収益性を高めるために必要な資金と情報を適切に提供するからである。


 柳川氏の論説で、政治の役割を二つ述べている。

一、将来に対する明確な方向性や指針を示すこと
 政治は、人々の期待や予想を安定させ、上向きにさせる役割がある。
 政治が将来の進路をきちんと指し示すことによって、人々は明確な長期予想を描き、将来に対して信頼感を得ることができる。

一、市場メカニズムげ適切に機能する制度整備
 サブプライムローン問題に端を発した世界的な経済危機は、市場に単純に任せたゆえの失敗であった。

 今後、政治的に発生するコストを小さくしつつ、望ましい規制や政策介入の水準を探るという、今まで以上に難しい政策運営が要求されている。
 その際に必要なのは、規制の影響に関して冷静な分析やシミュレーションを積み重ねていくことである。より多くの人間が政策の検証を行うことで、はじめて歪(ゆが)んだ規制を実現させようとする政治的なプレッシャーに対抗し、経済的影響をより明確にした議論が期待できる
 ただし現状では、このような知による対抗に過度の期待をするのは、楽観的過ぎることも事実だろう。政策評価のレベルがそこまで進化しているとはいえないからだ。この点は、学者やマスコミなど分析や評価を流す側の責任も当然大きい。感情的な評価や情報ばかり流していたのでは国民は適切な判断が出来ない。政策決定プロセスの透明化をはかっていくと同時に、専門家による積極的な評価や情報分析がもっと必要である。

 

 柳川氏は、政治が経済の表舞台に登場することで懸念される問題点を二つ挙げている。

一、政治的な交渉の結果、望ましい規制の水準が実現しない可能性が高い
 「この点は、近年の政治経済学の研究成果をひくまでもなく、過去の経験から明らかだろう。」と柳川氏は言う。

一、政治的コスト
 政治的交渉過程で、資源や労力が浪費され、無駄な時間が流れてしまうという点である。
 社会保障のあり方をめぐっては、ずいぶんと議論や手間をかけているにもかかわらず、まだ決着をみていないことを柳川氏は例に挙げている。


****以下、小坂の考え*****

 市場メカニズムに経済を任せることは、とても危険であると私は考えます。
 実際、市場メカニズムの失敗により、サブプライムローン問題、昨年の原油価格の急騰など生じました。
 大切なことは、市場メカニズムが適切に機能する環境整備であり、それを政治が行うべきことです。
 政治的コストを、柳川氏は、お金のかかるもの、時間のかかるものと述べておられます。
 果たしてそうでしょうか。
 この度経験したサブプライムローン問題でこうむった経済的損失に比べれば、そんなに財政負担はないと思います。
 時間のかかるものというのは、その通りであります。政策決定の根拠となる国民の意識(民意)が変わる(意識改革)のにまず時間を要します。この部分が律速段階で一番時間がかかるのではないでしょうか。その民意があれば、政治はその民意を反映して政策を立案、政策決定過程を明らかにすることで進むと思います。
 政策が実行された後の、政策評価をきちんとすることで、政策自体の修正を加えたり、今後の立案に生かされます。よって、政策決定と同レベルで大事なことだと思います。

 私が師事する国際政治学教授 石井貫太郎先生から、「政治は、経済を統括する、すべてを統括する」ということを学びました。
 そのことを下に、考えを述べました。

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1/8 朝は、築地市場から

2009-01-08 07:51:56 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
1/8 雲はほんの少しだけの、快晴。朝は、築地市場から始まりました。

「築地市場を現在地で守っていきましょう。」と言いながら、資料を配布いたしました。

今日も、パーフェクトで100%全員受け取ってくださいました。
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コミュニティバス導入基本計画への意見書

2009-01-08 06:39:17 | 街づくり
 皆様からいただきましたご意見を参考に、以下の意見書を作成し、区へ提出いたしました。
 なにか、ご意見・ご要望がございましたら、お伝え下さい。

****以下、提出した「意見書」******
 
コミュニティバス導入基本計画への意見書

                         提出日:平成21年1月7日
                 提出者:中央区議会議員 小坂和輝(41歳)
                           中央区月島3-30-3
                           ベルウッドビル2F
                           03-5547-1191

 この度の、コミュニティバス導入基本計画提示にあたりまして、区民の皆様に計画の周知を図ると共に、多くの皆様からご意見をお伺いいたしました。いただきましたご意見を参考にして整理し、この意見書を作成致しました。
 障がいのある方、高齢の方の足として十分機能すると共に、すべての区民に親しまれるバスとなりますように、以下、本案に対する改善点を含めた意見を述べます。
 十分ご検討いただけますように、よろしくお願い申し上げます。


一、 ルートに関して
① 「さわやかワーク中央」前までの延伸
 北循環において、小伝馬町で右折後、江戸通りに入る。江戸通りを北上後、馬喰町で右折をしてすぐ清洲橋通りに入らず、さわやかワーク付近まで直進し、浅草橋交差点で折り返し、清杉通りを南下後、清洲橋通りに入るように変更すべきである。「さわやかワーク前停留所」を同時に設置する。
理由:障がいにある方の就労支援施設「さわやかワーク中央」へのアクセス向上のため。

②「レインボーハウス明石」前までの延伸
 南循環において、晴海通りから、勝鬨橋を渡った後に、聖路加病院方向へ右折する。その後、聖路加病院前をすぎ、すぐ、左折することになっている。それを、佃大橋の通りまで直進し左折、「レインボーハウス明石」前に停留所をもった後直進し、入船橋交差点を左折、新大橋通りを南下し、築地三交差点を区役所方向へ右折というように変更すべきである。
理由:障がいにある方の生活支援施設「レインボーハウス明石」へのアクセス向上のため。

③築地社会教育会館、築地場外市場までの延伸
 南循環において、中央区役所を出てから、区役所前の通りを南下、本案では松屋通りにあたったところで左折になっているが、左折せず、ずっと直進し、晴海通りも横断、采女橋のところで左折、「築地社会教育会館」前に停留所を持った後、平成通り方向に左折、京橋郵便局横を通過し、晴海通りを横断し北上、京橋築地小学校のところで右折して松屋通りに入るという変更をすべきである。
理由:築地社会教育会館へのアクセスの向上及び、築地場外市場へのアクセスを向上のため。

④日本橋と月島往復便の第三のルートの開設
本案において、多くの区民から要望の出ている日本橋と月島の両者間の行き来のし辛さをなんら解消していない。
月島側は、「ほっとプラザ はるみ」を一方の起点、日本橋側は、「浜町体育館」をもう一方の起点とし、この両者を往復のみする第三のルートを開設すべきである。
経路は、極力直線的に結ぶ。但し、その間に、月島第一小学校(通級学級あり)、子ども家庭支援センターの停留所は入れる。
理由:従来より、多くの区民から、日本橋と月島の行き来が不便であるという声が届いている。
既存の交通機関では、一度、江東区に入って乗り換え、行き来するなどするしかない。
本案の北循環、南循環を用いて両者を行き来するのは、時間がかかりすぎて現実的ではない。
月島、日本橋を双方向性に往復する第三のルートを開設し、不便な状況を改善することが必要である。

⑤バス停間隔
 200メートル間隔を基本とする。
理由:高齢の方の、歩行距離を考慮。

一、 バス車両について
① 36人乗り程度ノンステップバス
本案にあるように、「日野ポンチョ」あたりが妥当であると考える。ただし、ノンステップバスであることを求める。
理由:車両購入費、燃料費を極力削減し、赤字を小さくすべきである。環境への負担も同時に小さくすべきである。

② 将来的に、環境へ配慮した車両導入を
現状での、ディーゼルエンジン車はやむを得ないにしても、将来的に技術革新により、ディーゼルエンジン車から、太陽光発電車が開発される可能性がある。
よって、より環境負荷のかからない車両を導入していく姿勢をもつべきである。
理由:排ガス公害を削減、地球温暖化防止対策のため。


③ 車椅子は同時に二台乗車可能に
 現状、車いすは一台とあるが、同時に二台入るようにすべきである。そのスペースは、ベビーカー利用のためにも必要であろう。
理由:障がいのある方、高齢の方、ベビーカー利用の方への利便性向上のため。

④コミュニティボード、電子ボードを設置
 バス車両内及びバス停留所には、コミュニティボードを設置し、地域の情報交換の場として使えるようにする。
電子ボードなども設置し、区の情報、区議会の情報が伝わるように工夫する。
理由:情報媒体を増やし、区民が多くの情報を得られるようにするため。

⑤車内に「貸し出し用傘」を設置
 バス車両内に「貸し出し用傘」たてを置き、急な雨でも使えるように配慮する。
理由:利便性向上。

⑥民間広告収入による赤字の補填
 バス車両外壁、バス車内、停留所など広告スペースをとり、広告収入を上げることで、赤字を極力少なくなるようにする。
理由:赤字幅削減のため。

一、 運賃
 一律100円。ただし、小学生以下は、半額。小学生未満は、無料。
 障がいのある方、高齢の方は、無料券を配布することで対応。
 SUICAとの互換性を可能にすることも検討していく。導入経費が高額につくであろうから、利用者の増加を見て判断する。
理由:ワンコインで手軽に乗車することを可能にするため。

一、 運行間隔
 20分程度。ただし、バス停の時刻表は、覚えやすくするように、すべて、“同じ分”でそろえる。
 例、19時 00分  20分  40分
   20時 00分  20分  40分

一、 今後のスケジュールについて
① 業者選定
業者選定は、一般公開のプレゼンテーションの場を持ち、透明性をもって決定すべきである。
理由:決定過程の透明性の確保。

② 第4回 検討会開催の必要性
4月の試験運行を実施した後、生じた課題を再度協議するため、第4回検討会の開催を行うべきである。
理由:試験運行で生じた課題を解決し、区民の声を十分反映した、よりよい計画を作成するため。

③ 本格運行後の計画の見直し
実際に本格運行を開始した後も、周辺環境の変化に伴う人口増減・人口構成比率の変動や、結果としての利用者数及び実績を評価し、5年後に必ず見直しをするということを、導入実施計画で謳っておくべきである。
理由:中央区の街並みは、急激に変わりつつある。
実施して、将来5年後も「そのままでよい」ならその判断を、周辺環境が変わり、修正すべき点が、区民から多く寄せられるのであれば、その是非を検討する場が必要であると考える。

以上、


 
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