中央区緑の基本計画(中間のまとめ)への意見募集があり、以下のように、意見を提出いたしました。
意見書では、「中間のまとめ」に準じて記載した分、わかりにくくなっていますので、修正・改善を求めた内容を、簡単に記載順に書きます。
1.地区別方針の地図で、施設名の記載をし、わかりやすく
2.本計画に関連する「中央区水辺利用の活性化に関する方策」を追加記載
3.10年後の目標 緑被率は、現状の増加率で達成できる12%ではなく、15%を目指すべき
4.保育園の緑化の追加記載
5.改築する小学校(中央小学校・明正小学校)は、隣接・近接する公園と一体的な緑化を
6.隅田川に沿った堤防の連続性が主に水門部で途切れることを改善し、完全な連続性をつくる
7.「晴海の中央清掃工場周辺」「八丁堀の労働スクウェア跡地」の遊休地を暫定花畑や区民菜園にする
8.区民・企業参加の仕組みづくりに、NPOも追加
9.新設する「(仮称)緑のボランティア推進会議」と、現在開催の「環境区民会議」の連携を謳う
10.緑づくりの支援体制において、「開発協力金」について追加記載
11.「中央区の森」の間伐材を公園・道路のフェンス・柵として使用すること
12.佃島ポンプ所の緑化
13.地区別方針に各保育園・幼稚園の施設も緑化対象として記載すること
14.高架下の緑化
15.前述の遊休地の暫定花畑について、地区別方針に記載すること
16.春海橋公園の樹木を再開発において温存して開発をすること
以上、
****提出した意見書****
中央区緑の基本計画(中間のまとめ)への意見書
提出日:平成21年1月21日
提出者:中央区議会議員 小坂和輝(41歳)
中央区月島3-30-3
ベルウッドビル2F
03-5547-1191
この度の、中央区緑の基本計画(中間のまとめ)の提示にあたりまして、中央区の緑化推進のあり方を検討し、この意見書を作成致しました。
緑の増加は、温暖化防止の鍵となると共に、緑が多いまちづくりが、区民福祉の向上に密接に繋がり、この計画は非常に重要な位置づけになると考えています。
よりよい計画となることを目指し、意見書を作成させていただきました。
十分ご検討いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
<記載方法について>
1. 記載事項の追加のお願い
第8章地区別方針の地図において、公共施設の緑化としてピンク色に塗っている。このままでは、ピンク色にぬった公共施設がどの施設か分かりづらい。
公共施設名も、同時に記載を願う。
<第2章 上位関連計画の整理>
2. 中央区の計画において 「中央区水辺利用の活性化に関する方策」を追加
中央区の計画として、「中央区基本構想」「中央区基本計画2008」「中央区環境行動計画」が記載されている。
水辺の計画として存在する「中央区水辺利用の活性化に関する方策」も、関連性が高いゆえ、記載すべきである。
<第6章 緑化の目標と基本方針>
3. 4.計画の目標 平成30年度緑被率12%を目指すことについて
中央区の緑被率の現状9.1%は、23区中最下位の台東区8.4%に次いで少ない。これを12%に十年後引き上げたとしても、現状の品川区・豊島区・荒川区に並ぶ程度。
まず、12%を定めた理由を記載願いたい。
平成8年度7.4%が、平成16年度9.1%、単純に年の増加率は、0.21%。この増加率で平成16年度から平成30年度までキープさせると2.975%の増加、すなわち9.1+2.975=12.075%ということか。
同じ増加率で計画を立てるのではなく、増加率をもう少しあげられないものか。現状の6割増加の15%を目指してはどうか。
なお、中間年次の平成25年(2013年)で緑被率を評価し、計画の進行管理をお願いしたい。
<第7章基本計画>
4. 7-1まちづくりとともに緑とオープンスペースの拡充を図ります
3.公共施設の緑化 「2)学校の緑化」⇒「2)学校・保育園の緑化」
学校と共に、保育園はとくに園庭の芝生化や屋上緑化、ビオトープの整備が可能と考えられるため、検討の枠組みに入れていただきたい。
5. 7-1まちづくりとともに緑とオープンスペースの拡充を図ります
3.公共施設の緑化 2)学校の緑化 「改築する学校の公園と一体的な緑化」
「(1)公園と一体的な緑化」において、「今後、改築される中央小学校、明正小学校では、隣接・近接する各々鉄砲洲公園、越前堀児童公園と、双方の利便性が高まるよう設計上の配慮を行うなどにより可能な限り一体化し、公園やオープンスペース、運動場の拡大を図る旨を追加記載するべきである。
6. 7-2水と緑のネットワークを形成します 2.水のネットワークづくり
において、もう一つの項目として「11)堤防の連続性の確保」を追加願いたい。
現状において、堤防は、水門の手前で行き止まりになってしまう。水門を通行可能に整備し、隅田川の堤防が、連続性をもつことによって、また、隅田川の堤防と、朝潮運河、月島川、新月島川、亀島川などの緑道とも連続性をなるべくもつことにより、堤防づたいに隅田川やその河口部を歩くことが可能になる。
その結果、憩いの場や運動の場としての、堤防の価値がさらに高まるはずである。
7. 7-3緑の質の充実を図ります 4)遊休地の暫定花畑としての利用
「晴海の中央清掃工場周辺」や、「労働スクウェア跡地」の遊休地で是非、実現を願いたい。
よって、説明文内に、「晴海の清掃工場周辺」や、「労働スクウェア跡地」等の名称を具体的に記入願う。
8. 7-4緑のパートナーシップを築きます 「1.区民・企業参加の仕組みづくり」⇒「1.区民・企業・NPO参加の仕組みづくり」
区民と企業のみでなく、NPOを入れていただきたい。
実際に88ページ「緑の輪の発展イメージ」という図において、「NPOなど組織の自立と発展」と書いて、今後、NPOが緑の輪が広がる鍵を握るような書き方をしている。NPOの存在は、今後大切になってくる故に、「NPO」を追加挿入するべきである。
9. 7-4緑のパートナーシップを築きます 2.緑づくりの支援体制づくりにおいて、「2)(仮称)緑のボランティア推進会議の開催」で、「環境区民会議」との連携を。
「(仮称)緑のボランティア推進会議」の説明において、「環境区民会議」と連携をとる旨の文章を入れるべきである。
両者密接に関係しており、情報交換、連携をしながら、両者進めるべきであると考える。
10. 7-4緑のパートナーシップを築きます 2.緑づくりの支援体制づくりにおいて、もうひとつの項目、「3)開発協力金」を追加願う。
大規模開発事業において、3)開発協力金なる資金を中央区は開発事業者から得ることになっているが、その資金の用途の四番目に「四 地球温暖化防止などの環境保全活動に係る事業」がある。この資金が、緑づくりに用いられていくことになる。
よって、「開発協力金」のことは、この計画にも記載すべきと考える。
11. 7-4緑のパートナーシップを築きます 3.緑づくりの普及・啓発
3)「中央区の森」と「森のみどりの基金」の活用 間伐材の使用について
「檜原村で実施している「中央区の森」の間伐材を公園や道路などの施設・設備での使用を検討します。」というように文章内に「設備」を追加挿入すべき。
「設備」の意味するところは、フェンスや、柵のこと。
<第8章 地区別方針>
12. (9)佃・月島地区
「佃島ポンプ所の緑化」の追加
13. (9)佃・月島地区
学校の緑化の充実に「佃保育園」・「月島幼稚園」の追加
(他地域でも、緑化できる保育園の追加を同様に)
14. (9)佃・月島地区
「新月陸橋高架下の緑化」の追加
15. (11)晴海地区
「晴海の中央清掃工場周辺遊休地の暫定花畑、区民菜園としての利用」の追加
16. (11)晴海地区
「春海橋公園の樹木を保存した開発」の追加
以上、
****転載終わり*****
****以下、区のホームページより転載****
中央区緑の基本計画(中間のまとめ)に関するご意見募集
区では、人口の増加や環境問題に伴う緑化に対する区民、企業等の関心の高まりなど、緑を取り巻く環境の変化に対応するため、これからの区における緑化事業の基本となる「中央区緑の基本計画」を改定します。
改定にあたり、計画の内容に関して区民の皆さんからのご意見をお聞きし、できる限り反映していきたいと考えています。
◆緑の基本計画(中間のまとめ) 目次 PDF・174KB
第1章 目的と位置づけ~第5章 課題の整理 PDF・1670KB
第6章 緑化の目標と基本方針、第7章 基本計画 PDF・3772KB
第8章 地区別方針、第9章 計画の推進、用語解説 PDF・2466KB
参考資料 PDF・1052KB
◆中央区緑の基本計画(中間のまとめ)概要版 中央区緑の基本計画(中間のまとめ)概要版 PDF・916KB
受付期間
平成20年12月15日(月曜日)から平成21年1月21日(水曜日)まで
【問合せ先】
公園緑地課課緑化推進係
電話 03-3546-5438 ファクス 03-3546-9550
****区のホームページ終わり****