年金の仕組みに関する勉強会が、1/22あすなろの木で開催された。
社会保障のあるべき姿を考える上での、自分が大事だと考えたことをまず述べる。
どうか、今日大事だと考えたことであって、今後勉強して、最終的な政策提案をして行きたいと考える。あくまで、今日の考え。
①社会保障制度を議論するには、社会に下地がまだまだ出来ていない。
②税で、老後を支えるのが理想。
③納める側の意欲がわくように。
一つは、積立方式。現在、自分の積み立てた中の一部分が、自分の老後への備えになるとなると、より意欲がわく。
もう一つは、健康であれば、自分に返って来るようになると、健康への意欲がさらにわく。
④“扶養の範囲”について、そのあり方の検討が必要。おそらく、虎の子に触れることになる故に、どの政党も真正面からとらえずらいものとみなしていると類推するが、その問題点・課題を、どうかマスコミが、まずあきらかにしていただければと考える。
社会保障の破綻をまねくことを、なにがなんでも防がねばならない故に、あえて述べました。
⑤物価変動、保険会社の破綻に対し、加入者を守ることをしなくてはならない。
⑥社会保障の財源をどうするか、議論が必要。
以上、
次に、学んだことを箇条書きにする。
数値やシミュレーションは、おおざっぱな把握であって、細かな数字の正確さは省いている点をご了承願う。
<背景>
*日本人の平均寿命、平均余命は、延びている。
平均寿命
昭和40年 男性 67.7歳、 女性72.9歳
昭和54年 男性 73歳 女性78歳
現在 男性 79歳 女性85.8歳
平均余命の視点では、
30歳の男性、100人が、60歳で91人、80歳で57人、90歳で20人。
30歳の女性、100人 80歳で80人、90歳で44人。
*日本人口の減少
2006年1億2777万人をピークに減少
一日134人減る。
*高齢化
65歳以上 2006年20% 2025年30% 2050年40%
よって、65歳以上を、
2006年は4人で一人を支える。2025年2人で一人、2050年1.5人で一人。
(現在の年金は、世代間扶養であり、今納めた年金は、今受け取る人を支えている。)
*日本の高齢化のスピード
人口の7%が65歳以上をいう「高齢化社会」 1970年
人口の14%が65歳以上をいう「高齢社会」 1994年
人口の21%が65歳以上をいう「超高齢社会」 2007年
*人口が増加の県
11県
<年金制度>
*国民年金(一階部分)
一人月14410円支払う、毎年280円ずつ上昇(平成29年まで)、60歳まで。
掛け金の1/3が国の負担。
これが、1/2へ。(財源はどこから持ってくるか?)
受け取りは、65歳から。年約80万円(正確には、79万2100円)
*厚生年金(二階部分)
働いている雇用者は、月給の15.3%の。これを会社が半分持つ。
夫が自分の厚生年金を納めていると、扶養の妻がいる場合、国民年金を払わない。国民年金を納めたことになる。
*例、年収500万円であった夫 扶養の妻の年金は?
年金の受け取り(セカンドライフ)
夫 国民年金80万円、厚生年金140万円 小計140万円
妻 国民年金80万円
合計 300万円/年 (月25万円)
もし、夫が死ぬと(サードライフ)
妻 国民年金80万円、遺族年金(厚生年金の75%)105万円
合計 185万円/年 (月15万円)
<民間保険のいろいろ>
*年齢ごとに掛ける、期間ありの保障
*同じ額を掛ける、期間ありの保障
*ある年齢まで同じ額掛ける、一生の保障
*一生同じ額掛ける、一生の保障
など
<講義後の質疑など>
*保険での得とは?
入院の前、死ぬ前に入るのが理論上は得だけど、そんなの誰もわからない。
*物価変動への対応は?
*保険会社が破綻した場合は?保障の90%は約束される
*日本の年金制度は、「賦課方式」である。「積立方式」の是非は?
*国の負担が1/3から1/2といわれるが、全額税でまかなうのはどうか?
*投資信託のような保険が理想。健康であると返ってくるもの。
*年金がもらえる年齢が、上がってきている。
65歳であるが、70歳に上がるか。
以上、