「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

あけまして、おめでとうございます。~2009年に臨んで~

2009-01-01 10:28:56 | 政策・マニフェスト
あけましておめでとうございます。

 東京は、雲ひとつない青空の快晴で、とても気持ちのいい元旦です。この青空を見上げていますと、澄みきった青空をキャンパスに素敵なデザインをいくつもいくつも描くことができて、この一年がきっとすばらしい一年となることが予感されます。

 旧年中は、様々なご指導、ご意見、そしてご支援をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 本年も、皆様からいただきました様々な貴重な声を、形にしていくように精一杯頑張っていく所存でありますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 本年も、皆様そして皆様のご家族、お友達、職場の人、地域の人が健康で、幸せな一年でありますように、お祈り申し上げます。


 
 さて、昨年2008年の年明けにおいて、ここまで世界的な経済と景気の混迷を見る一年になろうとは、微塵だに思いませんでした。
 来年2010年を迎えた時に、同様なコメントは誰もしたくありません。「2008年がどん底だった。」と言えるように、立て直していかねばなりません。
 しかし、ボディブローのように、まだまだ日本経済への悪影響はつづくでしょうし、混迷から脱する妙案、好材料を見出せていないのも事実です。期待できることは、唯一、オバマ大統領のあらたな政策ぐらいでしょうか。
 社会の歪は、社会の弱者に対し、まず表れます。ボディブローは、障がいのある方、がん・難病を抱えた方、一人親世帯、老老介護世帯、非正規雇用者、ネットカフェ難民、ひきこもりなど社会の弱者への生活環境のますますの悪化となって表れてくることを懸念せねばなりません。
 世界経済の好転を待つという他力本願となるのではなく、日本は地道に取りうる手立てを取っていくしかありません。
 一つには、12月末のブログで取り上げました『反貧困』の書物にも書かれているように、日本のセーフティネットの強化です。「雇用」「社会保険」「公的扶助」のネットがきちんと抜け目なく機能するように、変えていかねばなりません。
 民間でいうなれば、自分達での「互助制度」創設、相談事業、生活保護申請付き添い、精神的ケアなど様々な活動を行っている組織・団体・NPOが連携し、自分達ができるささやかではあるかもしれないけれども行動を起こすことです。
 小児科医として私ができることは、クリニックでの一人親病児保育支援事業の充実や無保険の子どもの診療対策があてはまると考えます。
 区議として厳しい日本経済に抗してやらなければならないことは、障がいのある方の雇用の場の創出、障がいのある方のグループホームの増設、零細経営事業者援助対策、区や都の公的扶助のセーフティネットの点検、零細経営事業所でのワークライフバランスを実現可能にする方策の提案などがあたると考えています。
 ただ、このように書いては見たものの、現場を見、現場の声をお聞きし、かつ専門家の皆様のご指導を得ながら具体化していく所存です。

 2009年、厳しい経済状況の中で、まずなすべきことを書きました。
 区政、都政の課題は、それにとどまることなく山積みです。
 築地市場の現在地での再整備実現にあたり、メルクマールの年にもなることでしょう。
 
 ひとりひとりの皆様からいただきました声を、まだまだ微力ではございますが、着実に行政に反映していくことをお約束し、新年のご挨拶と致します。
 本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

 あらためまして、皆様にも、素敵な一年となりますように心からお祈り申し上げます。

コメント
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