「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

1/7 中央区 派遣村へ (受け入れ三日目)

2009-01-07 15:50:03 | 社会問題
 本日1/7、昼の時間をぬって、中央区の派遣村を訪問しました。

 昨日訪問の際に、健康管理に若干の不安が残っていました。
 本日、東京都及び中央区のご配慮かと思いますが、毎日一時間程度、保健師さんによる健康相談の時間そして、1/10土曜日には、結核なども含め健康診断の時間が設けられるようになっておりました。

 本日の健康相談で、異常が分かり、医療機関受診のケースもあったということです。

 七、八十名の集団での野外テントその後の講堂や体育館での生活では、時間がたつとかなりの負担が体にかかってくると思います。
 もちろん野外や路上よりはましでしょうが、早期発見・早期治療で、重症化や流行する前に対応していきたいものです。
 この度の都・区の対応に感謝申し上げます。
 
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1/6中央区 派遣村へ (受け入れ二日目)

2009-01-07 11:50:27 | 社会問題
 1/6診療を終え、中央区の場所では、2日目を向かえた『派遣村』を訪問しました。
 今回、4箇所の『派遣村』のうち2箇所を中央区が場所を提供しています。京橋と日本橋にあります。
 京橋の方は、80名、日本橋は74名の方が、滞在されていらっしゃいました。
 多くの入所者は、日比谷公園(千代田区内)での滞在時に、生活保護申請を千代田区に提出済みであり、その回答を待っている段階。

 昨日より、労働局のハローワークの方々が、各施設5名程度づつ来られ、ブースを設けて、就労相談が開始されていました。

 広い体育館を使って、そこで宿泊します。石油ストーブをいくつか点けて暖をとります。
 本日、東京都から、入浴券が各自2枚、配布されました。

 東京都の職員も来られています。東京都福祉保健局生活福士部 生活支援課 自立支援担当の方とお話をしました。

 健康管理が気になりましたので、お伺いしましたが、医療機関は、生活保護申請中でも、受診可能であるということで、こちらにおられる方は、皆、医療機関へのアクセスは可能であるということでした。
 現在、体調を大きく崩された方はおられません。ただし、集団生活であり、時節柄インフルエンザも流行り始める時期であり、予断を許すことは出来ないと思います。(ストーブにやかんなどを置き、加湿をかけるのも有効かもしれません。)
 生活保護がおりるかどうか、就職先が見付かるかどうか、多くの不安を抱えての集団での体育館内での寝泊りであり、ストレスも非常にかかるものと想像できます。
 
 昨日は、一人の方に、近くの公衆浴場への道を案内しながら、いろいろとお話をしました。
 年齢がいって、就職できる職が限られてきている状況、「たこべや」というまかないつき宿で留まりながらの仕事のきつい状況、就職の面接を受けに行く交通費さえもないという状況、悲惨な雇用の現場の一端をお伺いすることとなりました。

 数はわかりませんが、派遣村には、中には、路上生活を長期間されていた方もいらっしゃいます。
 今回の派遣村が、広い意味で、「貧困」の問題を解決する糸口になればと思います。

 中央区の職員の皆様も、施設維持のため、ご尽力をいただきお疲れ様でございます。
 夜間も二名の当直体制とのことでした。
 もし、落ち着くようでしたら、一名に減らし、職員の皆様の負担を少しでも軽減できないかと思います。
 東京都の問題そして日本の問題ではありますが、どうか引き続きの対応をよろしくお願い申し上げます。


 
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