「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」は、“架橋ありき”ではない。

2010-12-17 18:11:34 | 街づくり
 「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」は、“架橋ありき”ではない検討会であったはずです。
 であれば、当然、架橋でない選択肢も選ばれる可能性はあったことは当然誰でも推察できます。
 第一回検討会が平成21年10月28日。はじまったばかりの中で、行政は、「平成21年12月に架橋の詳細設計の委託契約を結んだ」と、先日12月14日の環境建設委員会での架橋の詳細設計を見送ることを求める請願審議で明らかになりました。
 
 「詳細設計の委託契約」を結ぶということは、行政は、あくまで、「架橋ありき」の姿勢であり、検討会の方針と大きく矛盾します。
 検討会はいったいなんのためにやったのでしょうか。
 多くの住民の皆様が、時間と労力を割いて参加されていらっしゃいました。
 検討会の結論がどうでようとも、「架橋ありき」で行政は進めているとは、だれも思わなかったでしょう。 
 
 残念ながら、中央区行政が「計画ありき」で進めることは、多々目にしてきました。
 ここでもか、という感じです。
 思い起こせば、復興小学校明石小学校取り壊しにおいても、中央区の文化財保護審議会委員より異例の保存・活用を求める要望書がだされているにも関わらず、再検討の余地なしに、シンボルの正面玄関から取り壊しにかかりました。

 区民の皆様との十分な合意形成を得ることなく、「計画ありき」で計画を進める中央区行政の本質的な部分からの改善・改革を行っていかねば、区民の信頼にこたえる行政運営はできないと思っています。

 このような中央区、変えるべきだと思いませんか?

 以下、平成21年11月の環境建設委員会議事録の該当箇所のみの抜粋です。(この委員会で、さらに重大な事項を私は質疑しておりますが、架橋問題からは、それますのでここでは取り上げません。)

*****中央区議会議事録より**** 

○小坂委員
 では、質問させていただきます。

 まず、1点目ですけれども、施策評価の11ページのところ、歩行者専用橋について書かれております。10月28日に朝潮運河周辺における歩行環境の実現に向けた検討会、第1回検討会が開催されました。非常にすばらしい会だったと思います。そこで座長がおっしゃったことは、架橋ありきで、歩行者専用橋をかけることありきでこの検討会を行っていないということを明言されております。この御発言が正しいのかどうかお答えいただければと思います。

○近江道路課長
 私のほうは、初めに朝潮運河歩行者専用橋に関する検討会の座長の言葉というところについてお答えします。

 本検討会は、架橋の必要性、橋をかけることについての必要性に立ち返って検討を始めるということを前提としてございますので、座長がそのような発言をしたものというふうに認識してございます。
 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございました。

 まず、歩行者専用橋に関しては、まさに架橋ありきでは話されておりません。これをまず認識すべきです。それを近江道路課長もおっしゃったということで、ここの会議でよくこのことを胸に置いておく必要があるかと思います。その検討委員会でもし(架橋が)不要というふうな結論が出れば、それは不要になるというふうに理解されると思います。

 そういう中におきまして、この施策評価の11ページの書き方ですけれども、今後の施策の体系別評価におきまして、朝潮運河に歩行者専用橋を設置するため予備設計を計画どおり実施した。架橋について引き続き地域の理解を深める必要があるとか、施策の課題に関して、歩行者専用橋設置の詳細設計にあたっては、課題となる防災、防犯、照明、景観、バリアフリーなどについて地域住民との合意形成を図る必要がある。また、今後の方向性に関しても、行き止まり道路を解消し災害時の安全円滑な避難経路を確保するため、地域住民との合意形成のうえ、朝潮運河に歩行者専用橋を整備すると。おっしゃっていることが矛盾していると思います。ここの文章は改めるべきだと思います。この書き方は、だれが読んでも架橋ありきの書き方だと思いますので、ここの文章は改めるべきであると私は思います。よろしくお願いします。

○近江道路課長
 施策評価表にございます朝潮運河歩行者専用橋の表記の仕方でございますが、こちらにつきましては、作成時期が検討会を立ち上げる以前のものでございますので、今日の時点で見れば若干のそごがあるということでございます。そういった事情でこのような記載になっているということでございます。

○小坂委員
 では、歩行者専用橋に関しては、そごがあったということですので、ぜひともこれは意見を募集中でありますから、ぜひとも文章は今の状況に適した文章に書き改めていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。

以上
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小沢氏、政倫審拒否の回答書全文

2010-12-17 16:32:44 | シチズンシップ教育
小沢氏、政倫審拒否の回答書全文

*****産経新聞 12月17日(金)14時45分配信*****
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000573-san-pol


 岡田幹事長の要請に対するご回答

 先般、岡田幹事長から以下の通りの要請を受けました。

 まず第一に、自らが判断して自主的に政治倫理審査会におけて説明していただきたい。第二に、もしそれが実現しない場合には党において政倫審出席を決めなければならなくなる、この二点について面談したいということでありましたので、お答えいたします。

 現在、私の問題は検察審査会の起訴議決により司法手続きの段階に入っており、近々東京地裁での公判が開始されます。そのような裁判を今後行うことが確定している私が、国会の政治倫理審査会に自ら出席しなければならない合理的な理由はありません。

 なぜなら政治倫理審査会の審査や調査は、立法府の自律的な機能であり、司法府への介入を避けるなど慎重なものでなければならないからです。しかも既に指定弁護士が起訴状の作成に入っており、間もなく始まる刑事裁判の中で、私は清々粛々と検察審査会の起訴議決の可否も含めて闘い、事実を明らかにし、潔白を証明して参ります。

 今は、民主党政権が初めて本格的に取り組む予算編成・税制改正の真最中であります。国民の付託にこたえるため「国民の生活が第一」の政策実現のための予算・税制づくりに全力を傾注すべき時であります。

 私は一貫して、挙党一致体制の重要性を誰よりも主張いたして参りました。今後の私は、「国民の生活が第一」の政策とそれを実行していく政治主導の確立、議会制民主主義の定着の大いなる目標に向かって、最大限の努力を傾ける所存でございます。

 最後に、私に対して面談をしたいというご要請でありましたが、私の思いを正確にお伝えするため、書面にてご回答いたしました。なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

平成22年12月17日

 衆院議員

  小沢一郎

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中央区 朝潮運河歩行者専用橋架橋問題 予算決算の経緯の整理

2010-12-17 11:14:30 | 街づくり
 朝潮運河歩行者専用橋架橋問題における予算、決算の審議結果の流れを整理しておきます。
 審議経過で順番は逆になるのですが、わかりやすく比較するために、予算の次に当該年度の決算の結果を掲載するようにします。

 ⇒で重要な出来事を同時に記載します。

 私の問題提起は、

1.「架橋ありき」の議論をしないという検討会が設置されたばかりの時期に、行政が、架橋の詳細設計の委託契約を締結していること。

2.「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討調査委託」と「詳細設計委託」の会社が同一であるということ。
 そのような状況で、「良好な歩行環境の実現に向けた検討調査」が中立な立場で、できるであろうか。
 架橋することが有利になるような意図をこめた調査結果になることが避けられないのではないだろうか。たとえ中立公平な調査であったとしても、少なくとも調査に中立性が欠いていると“思われてしまうこと”は避けられない。

****中央区各会計予算説明書、中央区各会計歳入歳出決算書より****

第6款 土木建築費
5目橋梁新設改良費

平成20年度予算(平成20年3月審議)
1橋梁の新設(予備設計委託) 1千870万円

平成20年度決算(平成21年10月審議)
1橋梁の新設(予備設計委託)
朝潮運河歩行者専用橋 予備設計委託 1千90万8450円

平成21年度予算(平成21年3月審議)
1橋梁の新設(詳細設計委託) 5千万円

⇒平成21年10月28日「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」
         第一回開催
         「架橋ありきの議論をしない」ことを座長明言。

⇒平成21年11月環境建設委員会「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」の第一回開催において座長が「架橋ありきの議論をしない」ことを明言したことの確認のための私の質疑で、土木部も同様に理解していた。
(参考までに、環境建設委員会議事録の該当箇所を次のブログに抜粋)
http://www.city.chuo.lg.jp/kugikai/kaigiroku/kankyou20091112.html

⇒平成21年12月 詳細設計委託契約締結???

平成21年度決算(平成22年10月審議)
1橋梁の新設
朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた検討調査委託 2千42万円

*翌年度繰越額
5橋梁新設改良費(5目全体の額) 4千769万8千円

平成22年度予算(平成22年3月審議)
1橋梁の新設(事務費) 5万円

⇒平成22年6月8日「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」
        最終報告書を区長に提出
http://www.city.chuo.lg.jp/kurasi/kentiku/kentoukai/doro_20100608/files/houkokusyo.pdf

⇒平成22年11月環境建設委員会で「詳細設計をすすめる」ことの行政からの報告

⇒本来であれば、この時点で、「詳細設計の委託契約」を結ぶべきではなかったか?または、来年度平成23年度予算で再度、「詳細設計委託の予算」を計上すべきでは?

⇒平成22年12月1日 周辺住民 詳細設計を見送る請願提出

⇒平成22年12月請願付託の環境建設委員会で請願主旨説明とはじめての議論

平成22年度決算(平成23年10月審議予定)

平成23年度予算(平成23年3月審議予定)

以上、
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