「朝潮運河周辺における良好な歩行環境の実現に向けた 検討会」は、“架橋ありき”ではない検討会であったはずです。
であれば、当然、架橋でない選択肢も選ばれる可能性はあったことは当然誰でも推察できます。
第一回検討会が平成21年10月28日。はじまったばかりの中で、行政は、「平成21年12月に架橋の詳細設計の委託契約を結んだ」と、先日12月14日の環境建設委員会での架橋の詳細設計を見送ることを求める請願審議で明らかになりました。
「詳細設計の委託契約」を結ぶということは、行政は、あくまで、「架橋ありき」の姿勢であり、検討会の方針と大きく矛盾します。
検討会はいったいなんのためにやったのでしょうか。
多くの住民の皆様が、時間と労力を割いて参加されていらっしゃいました。
検討会の結論がどうでようとも、「架橋ありき」で行政は進めているとは、だれも思わなかったでしょう。
残念ながら、中央区行政が「計画ありき」で進めることは、多々目にしてきました。
ここでもか、という感じです。
思い起こせば、復興小学校明石小学校取り壊しにおいても、中央区の文化財保護審議会委員より異例の保存・活用を求める要望書がだされているにも関わらず、再検討の余地なしに、シンボルの正面玄関から取り壊しにかかりました。
区民の皆様との十分な合意形成を得ることなく、「計画ありき」で計画を進める中央区行政の本質的な部分からの改善・改革を行っていかねば、区民の信頼にこたえる行政運営はできないと思っています。
このような中央区、変えるべきだと思いませんか?
以下、平成21年11月の環境建設委員会議事録の該当箇所のみの抜粋です。(この委員会で、さらに重大な事項を私は質疑しておりますが、架橋問題からは、それますのでここでは取り上げません。)
*****中央区議会議事録より****
○小坂委員
では、質問させていただきます。
まず、1点目ですけれども、施策評価の11ページのところ、歩行者専用橋について書かれております。10月28日に朝潮運河周辺における歩行環境の実現に向けた検討会、第1回検討会が開催されました。非常にすばらしい会だったと思います。そこで座長がおっしゃったことは、架橋ありきで、歩行者専用橋をかけることありきでこの検討会を行っていないということを明言されております。この御発言が正しいのかどうかお答えいただければと思います。
○近江道路課長
私のほうは、初めに朝潮運河歩行者専用橋に関する検討会の座長の言葉というところについてお答えします。
本検討会は、架橋の必要性、橋をかけることについての必要性に立ち返って検討を始めるということを前提としてございますので、座長がそのような発言をしたものというふうに認識してございます。
以上でございます。
○小坂委員
それぞれありがとうございました。
まず、歩行者専用橋に関しては、まさに架橋ありきでは話されておりません。これをまず認識すべきです。それを近江道路課長もおっしゃったということで、ここの会議でよくこのことを胸に置いておく必要があるかと思います。その検討委員会でもし(架橋が)不要というふうな結論が出れば、それは不要になるというふうに理解されると思います。
そういう中におきまして、この施策評価の11ページの書き方ですけれども、今後の施策の体系別評価におきまして、朝潮運河に歩行者専用橋を設置するため予備設計を計画どおり実施した。架橋について引き続き地域の理解を深める必要があるとか、施策の課題に関して、歩行者専用橋設置の詳細設計にあたっては、課題となる防災、防犯、照明、景観、バリアフリーなどについて地域住民との合意形成を図る必要がある。また、今後の方向性に関しても、行き止まり道路を解消し災害時の安全円滑な避難経路を確保するため、地域住民との合意形成のうえ、朝潮運河に歩行者専用橋を整備すると。おっしゃっていることが矛盾していると思います。ここの文章は改めるべきだと思います。この書き方は、だれが読んでも架橋ありきの書き方だと思いますので、ここの文章は改めるべきであると私は思います。よろしくお願いします。
○近江道路課長
施策評価表にございます朝潮運河歩行者専用橋の表記の仕方でございますが、こちらにつきましては、作成時期が検討会を立ち上げる以前のものでございますので、今日の時点で見れば若干のそごがあるということでございます。そういった事情でこのような記載になっているということでございます。
○小坂委員
では、歩行者専用橋に関しては、そごがあったということですので、ぜひともこれは意見を募集中でありますから、ぜひとも文章は今の状況に適した文章に書き改めていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
以上
であれば、当然、架橋でない選択肢も選ばれる可能性はあったことは当然誰でも推察できます。
第一回検討会が平成21年10月28日。はじまったばかりの中で、行政は、「平成21年12月に架橋の詳細設計の委託契約を結んだ」と、先日12月14日の環境建設委員会での架橋の詳細設計を見送ることを求める請願審議で明らかになりました。
「詳細設計の委託契約」を結ぶということは、行政は、あくまで、「架橋ありき」の姿勢であり、検討会の方針と大きく矛盾します。
検討会はいったいなんのためにやったのでしょうか。
多くの住民の皆様が、時間と労力を割いて参加されていらっしゃいました。
検討会の結論がどうでようとも、「架橋ありき」で行政は進めているとは、だれも思わなかったでしょう。
残念ながら、中央区行政が「計画ありき」で進めることは、多々目にしてきました。
ここでもか、という感じです。
思い起こせば、復興小学校明石小学校取り壊しにおいても、中央区の文化財保護審議会委員より異例の保存・活用を求める要望書がだされているにも関わらず、再検討の余地なしに、シンボルの正面玄関から取り壊しにかかりました。
区民の皆様との十分な合意形成を得ることなく、「計画ありき」で計画を進める中央区行政の本質的な部分からの改善・改革を行っていかねば、区民の信頼にこたえる行政運営はできないと思っています。
このような中央区、変えるべきだと思いませんか?
以下、平成21年11月の環境建設委員会議事録の該当箇所のみの抜粋です。(この委員会で、さらに重大な事項を私は質疑しておりますが、架橋問題からは、それますのでここでは取り上げません。)
*****中央区議会議事録より****
○小坂委員
では、質問させていただきます。
まず、1点目ですけれども、施策評価の11ページのところ、歩行者専用橋について書かれております。10月28日に朝潮運河周辺における歩行環境の実現に向けた検討会、第1回検討会が開催されました。非常にすばらしい会だったと思います。そこで座長がおっしゃったことは、架橋ありきで、歩行者専用橋をかけることありきでこの検討会を行っていないということを明言されております。この御発言が正しいのかどうかお答えいただければと思います。
○近江道路課長
私のほうは、初めに朝潮運河歩行者専用橋に関する検討会の座長の言葉というところについてお答えします。
本検討会は、架橋の必要性、橋をかけることについての必要性に立ち返って検討を始めるということを前提としてございますので、座長がそのような発言をしたものというふうに認識してございます。
以上でございます。
○小坂委員
それぞれありがとうございました。
まず、歩行者専用橋に関しては、まさに架橋ありきでは話されておりません。これをまず認識すべきです。それを近江道路課長もおっしゃったということで、ここの会議でよくこのことを胸に置いておく必要があるかと思います。その検討委員会でもし(架橋が)不要というふうな結論が出れば、それは不要になるというふうに理解されると思います。
そういう中におきまして、この施策評価の11ページの書き方ですけれども、今後の施策の体系別評価におきまして、朝潮運河に歩行者専用橋を設置するため予備設計を計画どおり実施した。架橋について引き続き地域の理解を深める必要があるとか、施策の課題に関して、歩行者専用橋設置の詳細設計にあたっては、課題となる防災、防犯、照明、景観、バリアフリーなどについて地域住民との合意形成を図る必要がある。また、今後の方向性に関しても、行き止まり道路を解消し災害時の安全円滑な避難経路を確保するため、地域住民との合意形成のうえ、朝潮運河に歩行者専用橋を整備すると。おっしゃっていることが矛盾していると思います。ここの文章は改めるべきだと思います。この書き方は、だれが読んでも架橋ありきの書き方だと思いますので、ここの文章は改めるべきであると私は思います。よろしくお願いします。
○近江道路課長
施策評価表にございます朝潮運河歩行者専用橋の表記の仕方でございますが、こちらにつきましては、作成時期が検討会を立ち上げる以前のものでございますので、今日の時点で見れば若干のそごがあるということでございます。そういった事情でこのような記載になっているということでございます。
○小坂委員
では、歩行者専用橋に関しては、そごがあったということですので、ぜひともこれは意見を募集中でありますから、ぜひとも文章は今の状況に適した文章に書き改めていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
以上