「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

9/16第2回 月島三丁目まちづくり勉強会

2008-09-18 11:28:54 | 街づくり
 9/16第2回月島三丁目まちづくり勉強会が中央区都市整備部主催で開催され、参加した。

 月島三丁目のまちづくりの考え方等の説明が都市整備部からなされ、質疑応答があった。

 主な質疑は、
①再開発であるのか?

行政回答:再開発ありきでは、考えていない。


②川沿いのマンションが立っているが、移転できるものか?

行政回答:できる、できないの検証はない。イメージを示している段階。技術・制度は可能。

③いつ実現?

行政回答:できるだけ早く。まちづくりで、地域が善くなっていくのを目指す。


④Aブロックだけでも可能か?

行政回答:そのような考えがあったことを、資料作りで反映させる。


⑤西仲通りに面した部分の方の考えは?

行政回答:デベロッパーが土地を買っている段階。個別で開発されると、連続性を保てなくなる。
 西仲通り商店街からも区へ依頼あり。
 デベロッパーからは、いつまでも待てない。一定の時間で判断するといわれている。


⑥第3回は何をするのか

行政回答:10月下旬開催。土地利用のイメージを表現できれば。


⑦20年前は、何が足りなかったのか?

行政回答:「再開発ありき」で感じられてしまった点があるかもしれない。どのような形で進めるか考えて行く。
 生活を維持できる、住み続け、働き続けることができる、まちづくりとする。


⑧月島一丁目での再開発では、準備組合と住民の意見交換の場がなかった。

行政回答:今は、三丁目の住民の勉強会。


⑨法人へは知らせはあるのか?

行政回答:声かけしてもらっている。


⑩テーマを明確にしてもらわないと、声かけの仕様もない。

行政回答:出た意見を反映させていく
 

⑪他の開発の状況も知りたい

行政回答:出来る部分を、コーナーを持って知らせていく。

などなど、



 私は、以下の5点について、課題を感じた。

①個々の住民の声を反映していくことができるのか

行政回答:勉強会を開催している段階。勉強会で方向性を出し、ここの権利者に伝えていく。


②商店街の連続性を必ず守れるか

行政回答:商店街の連続性の必要性は理解している。連続性のある計画を出していく。実現の証明まではできない。


③三丁目内でも他のエリアや、二丁目などエリアを越えて、連携・連動して行えるか。他地域の開発と連動し、容積移転する手法もあるのでは。

行政回答:区域内がまずまとまっていないと、周辺へ広げることは難しい。
 

④二十年前より、まちづくりの話しは有るが頓挫した。その原因を行政側はどういうところにあったと認識しているか

行政回答:個々の権利者に関ることであり、回答を差し控える。


⑤議事録をまとめ、地域住民に広報しないのか

行政回答:議事録は出さない。

以上、


 
 勉強会に参加しながら、月島一丁目3・4・5番地再開発事業と同じ問題を生じる萌芽も見出せた。
 積極的な勉強会の地域内住民への広報が、果たしてなされているのであろうか。勉強会の結果やまとめを、地域内住民がきちんと情報共有できているのであろうか。
 月島三丁目は、まだまだ、まちづくりの勉強会の段階である。過去の再開発事業で生じた問題の同じ誤りを繰り返さぬように、見守り行動して行きたい。地域住民のひとりひとりの声を大切にして行きたいと思う。
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08年9月 ケアマネ勉強会

2008-09-18 10:25:11 | 医療
 昨日9/17、ケアマネージャーの勉強会が開催された。介護の現場を知るために、出来る限り参加させていただいている。

 自分自身のメモの意味もあるが、出た内容を順不同で書く。

*小規模多機能について

*がん患者の在宅でのケアプラン
 入院中に病院ケアカンファなどにも出てプランを立てても、結局退院できず、ケアマネージャーの労力が無料奉仕に終ることがある。
 実際に8人中5人が退院できず終ったケアマネジャーがいらっしゃった。
 「暫定プラン」の手法もある。

*リハビリをたくさんやりたい人
 2号保険者で多いかもしれない。
 デイケアをたくさん入れるか。

*老健から出て、訪問看護は使えない。
 ただし特定管理加算があれば別。(在宅酸素、IVH、チューブ使用など)

*リハビリでは、階段の上り下りはゴール。

*透析では、介護タクシーや病院の送り迎えがほしい。

*土日の訪問介護があまりない。

*一日数万円の自費デイサービスもある。

*認知症などで在宅診療してくれる精神科があれば、非常に助かる

*退院日同日のサービス提供では、保険上、しばりが出る可能性あり。

などなど。

 

 勉強会を聞いていて、思ったこと。

①今後、中央区で再開発事業などを行う場合、介護施設の充実を同時に盛り込む必要もあるのではないか。
 デイケア、デイサービス、リハビリテーション、小規模多機能など。

②ケアマネージャーの退院前にプランを立てながら、在宅でサービスが発生せず、無料奉仕となる問題は、なんらかの解決が望まれる。
 介護保険という国の制度で、来年度改まるのであろうか?
 少なくとも、区レベルでなにかできないだろうか?

③介護タクシーの充実ものぞまれる。
 中央区内であれば、コミュニティバスが、うまくルート設定することで、補完できないものか。

④ケアマネージャーを何でも相談できるとして、相談する場合がある。(ケアマネージャーはその相談に対し、コスト請求できる先がない。)それだけ、行政の相談窓口が知られていない可能性もあり、どこへ行けばどういう相談が受けられるか、もっと知らせていく必要性があるかもしれない。

⑤小規模多機能サービス。なんでもありのサービス提供が可能であり、介護サービスの充実に寄与できる可能性あり。今後研究する必要あり。




 次回、勉強会は、10月8日(水)。
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中央区防災システム2008フォーラム~災害に強い街を目指して~

2008-09-18 09:09:46 | 防災・減災
 昨日9/17、東京青年会議所中央地区と東京商工会議所中央支部共催、中央区後援で、『中央区防災システム2008フォーラム~災害に強い街を目指して~』が開催された。

 青年会議所メンバーは、非常に重要な点を問題提起してくれたと思っている。

 一つは、文化・商業・情報の一大中心地であり、事業所4万4千社、従業員72万4千人が集まっているという中央区の特性を考えた場合、防災に対して、事業所・企業と地域の連携は不可欠であるということ。

 もう一つは、防災に関する講習会を定期的に開催し、その講習会のメンバーが地域防災の核となり、ネットワークをもつことを目指しているが、防災というテーマをあらたな地域創りの手法として捉えていること。

 一つ目の事業所・企業と地域の連携。
 これは、中央区防災課のプレゼンでもあったが、
①地域と協力した防災→事業所・企業の従業員は、地域の大事な戦力である
②地域が行う防災訓練への参加→顔の見える関係をつくる
③資機材や物資の提供→町会と応援協力協定を結ぶ
 上記が、まず大事になってくる。
 このためには、先日9/11の防災等安全対策特別委員会で私も取り上げたが、防災拠点運営委員会が、開かれた組織として、地域の事業所・企業も取り込んで運営していく必要があると考える。同時に地域の防災訓練でも、一緒に取り組むことが必要であろう。
 ③の協定となると堅苦しいが、防災拠点運営委員会のメンバーとして話している中で、どういうことが協力できるか自ずと見えてくるであろう。
 
 二つ目は、実際に講習会開催し、地域の防災の核となる人材育成とそのネットワーク形成に青年会議所は取り組むということであり、その成果に期待したい。

 よく考えて、講習会テーマをラインアップしていると思う。

 行政も、防災関連のセミナーを企画してくださっているが、行政の取組みに遜色のない今回の青年会議所の地域の防災力を高める企画、地域力を高める企画には、感謝するとともに、その成功を祈る。

以下、中央区防災システムセミナー ラインアップ。

第1回「その時どうする?体験!!震度7の世界・応急救命講習」
日時:10月17日(金)12時30分~15時 本所防災館

第2回「知って得する!!知らなきゃ損する!?緊急地震速報」
日時:11月5日(水) 14時~16時  京橋区民館(予定)

第3回「帰宅困難者にならないために~中央区の歩き方~」
平成21年2月開催予定

第4回「正しい防災グッズの選び方~高層難民の悲劇~」
平成21年3月開催予定

第5回「Are You Ready? 防災備蓄」
平成21年4月開催予定

第6回「できていますか?事業継続計画(BCP)」
平成21年5月開催予定

第7回「本当に来るの?首都直下地震」
平成21年6月開催予定

第8回「検証!!あなたの防災力~地域で連携防災システム~」
平成21年7月開催予定
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「月島まちづくりを考える会」の皆様との意見交換

2008-09-17 09:28:34 | 街づくり
 昨日9/16、午後8時から2時間ばかり、「月島まちづくりを考える会」の皆様と意見交換会を持ちました。

 9/10の環境建設委員会での同会から出された請願『まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3,4,5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関して再検討の請願』が、不採択になったことを受けての意見交換会でした。

 同会の方々が「審議不十分」、「まともな意見が出されることなく請願が不採択となった」と受け止められている中、環境建設委員会の委員であり、9/10の環境建設委員会の審議の場にいたひとりとして、私自身大いに反省させられるとともに、では、今後、区議として、どのようなことがなしうるかを、考えました。

 一番、重く受け止めるべきことは、区政への信頼感をなくす形の環境建設委員会となったことです。こんなことでは、結局、政治は変わりません。
 政治が変わらないと、また、同様に合意形成のなきまま再開発が進められるようなことにより不幸な思いをする地域住民が出るということになります。
 区政への信頼感、これだけは失われないように、精一杯の努力をしていかねばならないと思っています。

 住民の信頼を裏切る形になった事柄の、もうひとつのこととして、都市計画原案の段階で「周辺住民と準備組合の話し合いをすること」の指摘があったにもかかわらず、行政側のなんの努力もなく、都市計画案が、都市計画原案とまったく同じ形で出されかつ、請願も不採択となったということです。
 「月島まちづくりを考える会」の一人の方から意見されましたが、今から話し合いをたとえ持ったとしても、都市計画原案の段階、請願審議中の段階での話し合いと質的に大きく異なってくるとのことで、同感です。
 同感でありながら、それを実現できなかったのは、努力が足りませんでした。

 意見交換会を受けて、今後私が取らねばならないと考える行動を書きます。

①第三回定例会、決算特別委員会に向けて
おそらく、8/24定例会初日に請願について採決
本会議一般質問、共に請願紹介議員となった議員の一般質問あり。決算特別委員会で、小坂は質問予定。

②中央区都市計画審議会
(湊二丁目東地区の都市計画は11月に都市計画審議会を開催し、都市計画決定・告示予定)
)準備組合との話し合い・意見交換
都市計画審議会までに、周辺住民と準備組合との話し合い、意見交換をもつ
)都市計画案の問題点に対しての区の説明
天空率、公共の広場、病院の地域貢献機能の充実の説明を得る
)都市計画審議会委員への情報提供
)都市計画審議会の傍聴席の拡充、音声傍聴席の確保

③具体的な施設計画を進める中での、すり合わせ
)周囲への負荷の小さい施設計画、公共貢献の大きな施設計画、風害対策を施した施設計画となるように要望していく
)工事計画が、周辺住民にできるだけ負担にならないものとなるようにすること、かつきちんと周辺住民に工事計画を説明をすることを要望していく

④まちづくり協議会改革
前のブログで、改善すべき点の各論は記載。

⑤住民の意志を反映、尊重し、合意形成のもと行われるまちづくりとなるような制度研究(まちづくり条例)

以上、

 

 
 

 

 
 

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民意の反映したまちづくりの実現に向けてーまちづくり協議会改革ー

2008-09-16 13:30:35 | 街づくり

 9/10の環境建設委員会では、請願第一号『まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に缶関する再検討の請願』が、不採択という形になりました。
 周辺住民と準備組合との話し合いの場が、行政により設定される動きはありませんでした。都市計画案そのものの問題点(天空率関連、2号施設広場の公共性、病院の地域貢献機能の充実など)の行政からの説明もいまだきちんとなされていません。
 話し合いの進展や行政が説明責任を果たしたかどうかを見極め、かつまちづくり協議会の問題点をきちんと議論した上で、請願の採決をすべきであったと考えます。継続して審議すべきものが、それら結論や経過を見ずして、審議を打ち切ったのは、区民の信託に、まったく答えることができていないのではないでしょうか。

 このような請願を出してくださった問題意識をもった区民の意志を無駄にすることがないように、今後とも、まちづくり協議会の充実に向け、取り組んで行きたいと考えます。

 目指すところは、自分達の街なのに「何も伝わってこない」「何も言えない」「街がどうなっていくか見えない」などの住民の不安・不満を真摯に受け止めて、「地域のまちづくりは、住民たちの手で」という思いを大切にしつつ、住民の意志を反映した街づくりをしていくことです
 その達成のためには、まちづくりについての住民への積極的な情報公開・開示、住民の意見反映の機会を担保した『まちづくり条例』を制定する必要性も考えられます。

 まず、まちづくり協議会の問題点を明らかにしたいと思います。あくまでも、現段階において自分の頭の中にあるものです。
 問題点は、まだまだあると思われますので、皆様の声をお聞きして、幅広く検討してまいります。

***まちづくり関連の問題点***

Ⅰまちづくり協議会の問題点
①広報のあり方
)開催の案内
*自治会・町会の回覧板・掲示板のみ。
*区報やホームページで、広く開催をお知らせすべきである。

)議事内容の広報
*話された内容に関しての一般への広報はない。
*前回の議事のまとめを、次回まちづくり協議会で出されていない。

②委員構成
)学識経験者の委員としての参加
*現在、学識経験者が委員に入っていない。

③議事運営
)議事進行役
*現在、議事進行役は、都市整備部部長。
*学識経験者が中立に行うべき。

)傍聴者の発言
*時間が余ったとしても、傍聴者からの参考意見聴取がなされない。

)まちづくり協議会(議題)への意見
*まちづくり協議会の議題への意見や、まちづくり協議会で提出してほしい議題があったとしても、それを意見や議題を提出する手段がない。
*協議会終了後に、各委員や区役所職員に、意見することができるかもしれないが、アンケートを実施したり、「意見を聞きますので、意見のある方は来て下さい」などという積極的な働きかけはない。



Ⅱ都市計画審議会の問題点
)議事録
*基本的に公開であるが、ホームページ上でのアップがなされない。
)傍聴者
*傍聴者が多い場合、音声傍聴席をつくるべき。



Ⅲ都市計画原案説明会の問題点
)広報
*開催の案内は、自治会・町会の回覧板・掲示板のみ。
*区議にも知らされない。



Ⅳ都市計画案説明会の問題点
)都市計画原案説明会などで出された意見の反映
*都市計画原案説明会や環境建設委員会で出された意見、意見書をなんら反映させることなく、都市計画案の広告・縦覧、説明会への手続きが進められている。


以上、

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(上のブログからの続き)民意を反映したまちづくりの実現に向けて

2008-09-16 13:22:22 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 上のブログで書いた問題点は、予算特別委員会を中心に、委員会で行った質疑などを通して、私が抱いているものです。
 予算特別委員会の該当箇所をピックアップし転載します。

*****区のホームページより転載****
<平成20年度予算特別委員会 総務費 第4日3月12日>
http://www.city.chuo.lg.jp/kugikai/kaigiroku/yosan20080312.html#01

○小坂委員
 もう一つ、特に広報のあり方でお伺いしたいのは、まちづくり協議会に関してです。
 まちづくり協議会の会議を私も傍聴して、まちの重要な人が並ばれて会議が開催されているのは承知の上ではありますけれども、まちづくり協議会というのは本当に区民の声を聞いてまちづくりへ反映していくというふうな、とても大切な区民の声を聞く場であるので、まず区民が参加する前に、開催日程を広報しなくてはならないので、その広報のあり方がどうなっているのか教えていただきたいと思います。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会の開催の御案内ですけれども、まちづくり協議会構成員の方々に開催の御案内をさせていただきまして、出席をいただいていると、そういう状況でございます。

○小坂委員
 まちづくり協議会に関しまして、これはまちづくりに関してあらゆる区民の方々の意見交換の場だと思うので、それに傍聴も可能でありますので、これは幅広く区民の方に開催日程をお知らせしていく必要があると考えるんですけれども、出席者だけにお知らせしていくというふうなあり方で大丈夫でしょうか。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会の構成員の方は、基本的に町会の代表の方ということでお願いをしてございます。開催の日時等につきましては、各町会ごとで、例えば回覧等を活用しながら、町会員の方にお知らせしているというようなこともお聞きしている部分もございます。それぞれ各町会によって状況が違っているという状況がございますので、それらについては、今後、町会の方々と御相談をさせていただきながら、よりよい周知の方向については検討させていただきたいというふうに思います。

 以上でございます。

○小坂委員
 ありがとうございます。

 よりよい方法をぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、町会の加入率、自治会の加入率という問題も上っておりますし、加入していない人には、まちづくりの協議会に意見を言う場がないのかとかいう話にもなると思いますので、ぜひまちづくり協議会に関しましても、あらゆる手段で幅広く区民の方々に知っていただき、関心のある方、意見のある方はその会議に出ていただくというように、まずは広報からお願い申し上げます。

******
○小坂委員
 まちづくり協議会に関しまして、その場で、よく見るんですけれども、6時半からまちづくり協議会が開催されて、大体8時ぐらいに終わるんですね。会議日程は6時半から8時半、会場が閉まるのが9時というような状況におきましては、せっかく早く8時にまちづくり協議会が終わるんであれば、傍聴の方々の参考意見なりをお聞きするというふうなことで、広く区民の方の声を吸い上げる場に利用していいんじゃないかなと私は考えるんですけれども、このあたりを教えていただければと思います。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会におけます傍聴者、オブザーバーということで御出席いただいている方の、意見を聞く場を設けてほしいということでございます。協議会については、およそ2時間を開催予定としてございまして、そのときの議事の進行状況によって2時間以内で終了するというようなこともございます。

 傍聴者の方の意見でございますけれども、こういった会議は時間的な枠組みのある中で、また出席いただいている皆様は地域の代表の方といった位置づけの中で議論をしていただくということで考えて運営させていただいているところでございまして、傍聴者の方々につきましては、そういう意味で言うと、審議の内容をお聞きいただいた後に、例えば地域の代表の方々にこういう意見もあるんだけれどもということをお伝えいただいて、その代表の方を通じて、またまちづくり協議会の場で御意見等をちょうだいできればというふうに考えてございますので、御理解いただきたいと思います。

○小坂委員
 先ほど言いましたが、まちづくり協議会に関しましては、ぜひ傍聴者の意見を言う場をというふうに私も言っているわけではなく、意見を吸い上げられる方策があれば私はそれでいいと思います。もし何でしたら、今御説明いただきましたように、協議会が終わった後に、何か意見がある方は地区の代表や行政の方が進んで傍聴の方々と意見交換をする、そのあたりの積極的な取り組みをまず充実していただき、でも、やはり将来的にはだれもが発言できる場というのもあるべきだと思いますので、そのあたり、近い将来というわけではないんですけれども、ぜひ御検討していっていただき、まちづくり協議会に多くの人が参加し、そこで自由に発言し、まちのあり方をみんなで考えていくという場にしていっていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

******
<平成20年度予算特別委員会 土木建築費 第7日3月17日>
http://www.city.chuo.lg.jp/kugikai/kaigiroku/yosan20080317.html#04

小坂委員
 皆さん、こんにちは。これから質問させていただきます。

 定刻を目指しますが、少々延長する場合がございますことを留意ください。

 まずは、環状2号線に関して少しお伺いさせていただきます。その後、2番目にまちづくりにかかわる基本的な姿勢に関して、御質問させていただきます。3番目は、築地のまちづくりに関して御質問させていただきます。そして、最後にまちづくり全般に関して取り上げさせていただきます。

 では、質問させていただきます。

 きょうの最初の時間、植原委員とのやりとりの中で、市街地再開発等のまちづくりというのは非常に時間がかかるということを改めて再認識いたしました。10年ぐらいのスパンでやっていかなくてはならないという大事業であるということで、これは私から見ると、木が育つのを見るのと同じか、もしくは子供が育つのを見るのと同じかと、そういうふうに、感じとしては受け取ります。どちらが大事とかいうわけではないんですけれども、子育てや木が育つということは、少々間違いがあったとしても、たとえ子供が虐待を受けたからといっても、地域がよく育てれば子供というのはきちんと育つんですよね。ただ、このまちづくりに関しては、だれかが一回かじ取りを誤ったら、だれかが直してくれるかというのは、なかなか難しい話になってきますので、非常に我々は責任重大だなというのを改めて感じながら御質問させていただきます

 まず、環状2号線に関してです。去年の9月、10月で地上化という話になりましたけれども、環状2号線に関しての民意はどうであったのか教えていただきたいと思います。何割ぐらいの人が地上化に賛成で、何割の方が反対であったのか、その辺は行政側としてはどのように受けとめてこの判断を下しましたでしょうか。教えてください。

○越地土木部長
 環状2号線の都市計画変更に当たって、民意はどうであったか、どのように取り上げられたかというような御質問の趣旨かと思っております。

 昨年の10月4日の都市計画変更の変更告示をもって、環状2号線につきましては地上化、高架というような形の都市計画変更がなされたわけでございます。都市計画変更に当たりましては、当然、民意の反映等、都市計画法に基づいた形での意見書あるいはその前の我が区におきます区計審、中央区都市計画審議会の中でいろいろと御質問をいただいたものに関しまして、東京都のほうに中央区としての意見を申し述べた。そういったものを総合的に都計審、東京都都市計画審議会の中で判断されて都市計画変更が決定されたというものでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 もしわかっておりましたら、区民の何%が地上化賛成で、何%ぐらいが反対であったのかという、行政の理解がもしわかる資料がありましたら、御提示ください。

○越地土木部長
 賛成、反対についての割合ですね、そういったものについては承知してございません。把握してございません。

○小坂委員
 非常に大きな話ですので、何割ぐらいの人がこれに関して賛成しているのか、何割が反対しているのか、これは前もって行政側は把握すべきじゃないかなと私は考えます。

 では、まちづくり協議会でのこれに関しての地域の考えは、どのようなものであったのでしょうか。教えてください

○吉田副区長
 環状2号線につきましては、この地上化計画が公表されて以降、まちづくりに関するあらゆる会合の中で、地元の中で話し合いをさせていただきました環状2号線の必要性については9割ぐらいの方が認めたと思いますが、地上化そのもの、今まで地下だった計画が地上化されたという内容については、多くの区民の方が懸念をもらされているというのが事実であろうというふうに思っております。そういう区民の意向を含めて、区計審では附帯意見というようなものをつけさせていただいているということでございます。

○小坂委員
 多くの区民が反対であったということを行政側も理解して附帯意見をつけて、都計審に出したということですね。恐らく、まちづくり協議会でも、町会の方々も代表の方々も委員の方々も反対であったと思うんですよね。その反対であったものが、このように地上化されていったということであるんですけれども、これはどのようにしたら地上化を阻止できたのか、何らかの考え等あるでしょうか。というのは、民意が反対であったものがどうして通っているのかというのは、我々、反省すべきところではないかなと思うんですが、いかがですか。

○吉田副区長
 都市計画として、今回の環状2号線の地上化の線型についての都市計画決定の権限を持っているのは、東京都でございます。私ども地元区としての区計審の意見は、地上化には相当いろいろ問題があるよと、こういったことをきちんとやってくれということの意見書でございまして、その意見書を踏まえて、東京都が広域都市計画として、東京都全体の中の必要性として判断をしたものでございますので、その点を御理解をいただきたいと思います。

○小坂委員
 ありがとうございます。

 幾ら地元の民意が反対であったとしても、都は強引に進めていくという状況におきまして、今後も都や国へいかにして民意を反映させていくかというのは、当たり前ではありますけれども、我々の課題であります。これは、今回の予算でも取り上げられておりますところの日本橋上空の高速道路の地下化の問題や築地市場の現在地再整備の課題に関してから始まり、多々、区の民意を都に反映させていかなければならないという非常に大きな問題かと思います。

 では、いかに民意を都に反映させていくかというところをもうちょっと、次の話題として取り上げてさせていただきたいと思います。まちづくりの基本姿勢の中で何を大切にすべきかということなんですけれども、私が思うに、近江商人の教えの中にありますところの、売り手よし、買い手よし、そして世間よし、三方よしという考え方がなくてはならないと思っております。売り手と買い手で話がついて、世間が全然よくなっていなかったら、その取引というのはやってはならない取引だと思います。今、都のやってきていることに関しての取引というのは、世間よしということにはなっていない。これは皆さんもお気づきなことだし、これは重々承知の上での会議を行っているわけですけれども、改めて、そういう都のやり方に対して、では、いかに対抗していくかというのを考えなくてはならないんじゃないかなと思います。これは、一つ一つここの小さなレベルで改革していくしか我々はやっていく方法がないわけですし、その中で小さな一歩一歩というのを考えていかなくてはならない。その小さな一つ一つの我々やるべき方法は何かと考えますと、私は、これは総務費のところでも御質問させていただきましたが、まずは情報公開や情報開示をきちんとなされていくことが大切だと思いますし、また、その会議がきちんと市民参加のもと、なされているかということを考えなくてはならないと思いますし、また、連携がきちんとなされているかというのを見なくてはならないと考えます。この小さな一つ一つのチェックではありますけれども、これをもう一度区のまちづくりの基本姿勢の中で、ここで考えてみたいと思います。

 情報公開、情報開示、市民参加の観点から、少し御質問させていただきます。1つには、まちづくり協議会のあり方というのをもう一度真剣に見直さなくちゃならないんじゃないかなと私は思いますし、これは田辺委員からも鋭く御質問が入っておりました。まちづくり協議会のあり方、これはきちんと事前に報告し、そして事後の報告をきちんと返していく、それが、まずあるべき姿かと思います

 そこで、もう一度確認ですけれども、まちづくり協議会というのは、町会を通して区民に開催を知らせているということですよね。私はそう理解しているんですけれども、これだけでは区民全体に開催の通知は行き渡らないと考えます。このあたり、広報がきちんとなされているのかどうか、もう一度御答弁のほどお願いします。

 そのほかに、新しい築地をつくる会というのも、まちづくり協議会のように開催され、築地のまちづくりに関して考えていっているわけですけれども、これに関してどのような告知のもと、開催されてきたのかを教えてください。

 また、情報公開、情報開示という観点では、区が行っておりますところの都市計画審議会に関して、この議事録というのはきちんと作成しており、かつこれは一般区民もホームページ上で見られるような形をとっているのかどうか教えてください。

 また、まちづくり協議会、これも大切な地元の話し合いをなされているわけですので、これに関しても議事録をきちんととり、また公開しているのかどうか教えてください。

 以上、細かな点ですが、情報公開、情報開示、市民参加に関してかかわる重大な問題でありますので、御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。

○田村地域整備課長
 私からは、まちづくり協議会に関して2点お答えをさせていただきます。

 まちづくり協議会の開催に当たりましては、先ほど来からも御質問をちょうだいしてございまして、お答えをしているところでございますけれども、事前、それから事後についての情報提供ということについての必要性は十分認識しているところでございます。まちづくり協議会につきましては、その目的でございますけれども、地域における地域整備構想等について広く議論をする場という位置づけになってございまして、そういった意味で、地域の代表の方々の御出席をいただいて協議会を開催してございます。

 開催に当たりましては、その地域代表の方々に御案内をさせていただいておるところでございますけれども、私どもといたしましては、その案内についてはその方の代表する地域の中にそういった情報として周知いただけることを、当然ながら考えてまいりたい。現に、そういった中において、地域の方々に周知をされている町会もあるし、また、まだまだ十分でない町会もあるというような状況も聞いているところもございますので、それらについてどういうような取り組み方をすれば、そういった事前、事後の情報の周知というようなものが滞ることなく行えるかというようなことについては、今後地域の代表の方々、町会の代表の方々と御相談をさせていただきながら、適切な対応について検討してまいりたいというふうに考えてございます

 それから、まちづくり協議会の議事の内容でございますけれども、これらにつきましては、委員会等において御報告をさせていただいているところでございます。そういった内容等について見たいという御希望等があれば、当然ながら可能となってございます

 以上でございます。

○新治企画課長
 新しい築地のまちづくりの会の関係でございます。これは、従前より、まちの方々とかねてより築地市場移転については断固反対するということで、断固反対する会というものが運営されていたところでございますが、さまざまな築地市場の移転の動きの中で、あの平成18年2月に断固反対する会の皆様方が総会の中で新しい築地をつくる方向への転換ということで、会の内容が変わったところでございます。そういうようなときに、新しい築地をつくるという形で衣がえをいたしました。それ以降につきましては、今般の築地市場に関しまして、移転予定地先でございます豊洲の土地の問題等々がございまして、状況を見ているところで、開催の実績はないところでございます

○田野都市計画課長
 区の都市計画審議会の議事録はあるのかという御質問でございます。議事録は作成しております。ただし、ホームページ上には載せておりません

 以上でございます。

○小坂委員
 一つ一つの積み重ねというのが大事かと思いますので、要望といたしましては、広く開かれたまちづくり協議会であってほしいなと思います。そのためには、町会の役職を持っている方だけの通知ではなく、町会に入られている方もいれば、まだ残念ながら入られていない方もいらっしゃるわけですので、広く地域に係る問題ですから、地域の方皆様に広く開催の通知がわかるように工夫していっていただけないかなと、これは強く要望いたすところです。

 また、新しい築地をつくる会に関してまして、これはこれで一つ一つの区の議論の積み重ねというのが大事なわけであり、この一つ一つの積み重ねがあって、都とやり合うことができると思います。それが衣がえをしてから開かれていないという状況では、都と闘うことができない。なぜなら、区民の民意をここで吸い上げていないからですけれども、そういうことも考えられますので、ぜひこの新しい築地をつくる会を活発化し、オープンな形で議論を進めていっていただけないかなと考えます

 また、都市計画審議会に関しても、議事録もあるということで、それは安心いたしましたが、実際にこれは公開のものでありますので、ホームページ上で広く区民が見ることができてもいいのではないかなと私は思いますし、このような委員会と同レベルに大事なものであると思いますので、ぜひホームページ上での公開等も検討いただけないかなと思います。よろしく御検討のほどお願い申し上げます

 あと、まちづくり協議会の議事録に関しましては、委員会で報告しているということでありますが、やはり一つのアイデアとしては、前委員がおっしゃいましたけれども、まちづくり協議会広報のような、そういうお知らせの仕方で区民に知っていただくというのも一つの手でありますでしょうし、これも議事録をとり、ホームページ上で公開するというのも一つのあり方かと思います。この辺、ぜひ一つ一つの改革をよろしくお願い申し上げます。

****転載終わり****

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【お知らせ】中央区防災システム2008フォーラム~災害に強い街を目指して~

2008-09-16 08:26:42 | ブログ目次 / イベント情報・会議日程
地域の情報、区政・行政の情報を、
積極的にこのブログでも、
お知らせしていく旨を先日書きましたところ、
青年会議所の方から、早速、告知の依頼が届きました。


以下、お知らせいたします。


*****掲載*******

政府の地震調査研究推進本部によると、首都直下型地震でマグニチュード7程度の地震の発生確率は、今後10年以内に30%、30年以内に70%、50年以内に90%程度と高い予測をされています。中央区は夜間人口は10万人ですが、昼間人口は65万人になります。住民基本台帳では表れない本当の中央区民を守るためには「地域住民」「企業」「行政」の相互協力が必要といえます。

このフォーラムでは、中央区の防災の現状を中央区区民部防災課より報告していただきます。また、防災ジャーナリストとしてマスコミ各社で活躍されている渡辺実氏により、震災の可能性と実態、そして生き残るためには何が必要か?など、現場を見て経験した者にしか伝えられない内容のお話をしていただき、改めて震災に対する意識を強めていただきます。そして、では「何から準備すればよいか?}など、継続して必要な防災知識を学べる「防災セミナー」を紹介していきます。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

中央区防災システム2008フォーラム

~災害に強い街を目指して~

2008年9月17日(水)

開催時間14:00~16:00(開場13:30)

開催場所 銀座ブロッサム中央会館

入場無料(申込先着順500名まで)

詳細情報はこちら(↓)。

http://www.tokyo-jc.or.jp/2008/23ward/chuo01.html

*上記HPからチラシのダウンロード可。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



*お申込みは、

上記HP内の申込みフォームからお申込みいただくか、または、

お名前、郵便番号、住所 電話 FAX 会社名 メールアドレスを明記して

bousai2008@live.jp まで。



----------------------------------------------------------------------

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戦場 心の傷 兵士はどう戦わされてきたか

2008-09-15 16:29:35 | 戦争と平和
 知人の市議会議員から、メールをいただきました。
 その市議会議員の知人が、14日のNHKスペシャル「戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか」を見ての感想だそうです。

********************
NHKスペシャルのHP
http://www.nhk.or.jp/special/

★9月15日(月)午後10時~10時49分
「戦場 心の傷(2) ママはイラクへ行った」。
 開戦から5年。イラクに送られた母親兵士に今、我が子に愛情を持てず、育めないという深刻な問題が起きている。母親が銃を手に戦うアメリカの戦争の深い闇を見つめる。

『再放送』は
●2008年9月16日(火) 深夜 【水曜午前】0時55分~1時54分 総合
戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか
初回放送 2008年9月14日(日)
●2008年9月17日(水) 深夜 【水曜午前】0時55分~1時44分 総合
「戦場 心の傷(2) ママはイラクへ行った 」
初回放送 2008年9月15日(月)
********************************

 以下は、14日の「戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか」を見たその方の感想です。
 「転送歓迎」とのことです。・・・

****転載*****

 アメリカではイラクの町並みを再現した施設で兵士の訓練が行われている。施設は2億円かけて作られ街のにおいまで再現されているという。負傷した民間人の役割の者には特殊メイクがされている。まるでディズニーランドのよう・・・

 帰還兵の証言が続く。夜になると自然と忍び足で歩く。確かに悪党も殺した、いくら正当化しようとしても民間人を殺した罪は消えない。

 ハリウッドで銃撃事件を起こした帰還兵は、取調べに対し、「自分は待ち伏せ攻撃を受けました。教わったとおりに攻撃しました。」と応えたそうです。1人殺せば2人目は簡単、どんどん何も考えなくなっていく。

 第1次世界大戦のときにすでに兵士の中にPTSDの症状が出ていたそうです。映像では震えて訳のわからない動きをする兵士の映像が不気味でした。

 アメリカの恐ろしいところは、そういう症状が出て人を殺せなくなる兵士をいかに減らすかを本気で研究しているところです。第1次世界大戦で発砲率が25パーセントまで低下してしまったことを研究し、訓練方法を変えたことにより第2次世界大戦では発砲率が2倍にまでなったことを自慢している研究者のコメントが人間離れしていると感じました。

 その研究者は、「人間は同じ人間を殺すことに抵抗感を持っている。いくら訓練をしてもいざとなると人殺しを避けようとする本能が働く。人を殺すというイメージ消さなければならない。」と言っている。その研究者(ロバート スケールズ)は地獄に落ちると思う。

 ベトナム兵の訓練をしていたという老人は、「とにかく相手は人間じゃない。ということを教え込む。同じ人間だと思うと殺せなくなるから。」と言った。

 ベトナム帰還兵の母は言った。息子は人生を幸せに過ごしていた。戦争という別世界に行って帰ってきたときは別人だった。国は兵士になる訓練はするが帰ってきた兵士を民間人にする訓練を行っていないと・・・

 息子は帰還8年後自殺した。

*****転載終わり*****

 戦争は、人間性を完全に否定してしまいます。だから、絶対に防がねばならない。
 その思いを再認識させてくれる文章でしたので、転載させていただきました。
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自民党の総裁選挙を思う

2008-09-15 09:34:53 | 国政レベルでなすべきこと

 自民党の総裁選挙が行われています。私は、国政の近くにいませんので、正確な状況がわかりませんが、総裁選挙の本質部分において、私の考えていることに近い論考がございましたので、転載します。(ただし、下にも書きますが、国民のおねだりという表現は、私には相容れません。)

 赤文字下線は、私が重要と思う箇所です。

****産経新聞(08/09/15 ポリシー・ウォッチ)より転載*****

 

【竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ】国民の「おねだり」復活

2008.9.15 02:59

 ■日本は再び悪くなる

 政治と国民の間には、おもしろい関係がある。政治は国民の意思によって影響を受ける。影響を受けるというよりは、民意が政治を決める点にこそ民主主義の意義がある。しかし同時に、民意は政治、とりわけ政治リーダーの姿勢を見て大いに態度を変える。リーダーが自分たちに財政のカネを振り向けてくれそうもないと感じると、それを前提に行動する。小泉純一郎元首相が「痛みを超えて改革を」と訴えたときは、国民もそれを覚悟して行動した。逆に、政治が財政資金を振り向けてくれる可能性があると見ると、民間はそれを見抜いて、したたかに行動する。今の経済界が典型だ。経済界はことあるごとに改革の必要性を唱えながら、一方で迅速、大規模な経済対策を主張し、自分の業界の予算獲得に奔走した。取れるところからは取る…。民間は実にしっかりしている。

 しかし、そんな悠長なことは言っていられない状況になった。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の最近の世論調査によると、構造改革を続けるべきだと答えた国民は37・2%。これに対し、思わないと答えた人は48・4%と半数近くに上った。実質的に6年ぶりの経済対策がとりまとめられ、定額減税まで行われようとしている。国民全体が、もらえるものはもらおうと考え、改革マインドを放棄しているかのようだ。

 実は8月初旬のフィナンシャル・タイムズに「日本の不況は不況じゃない」という興味深い記事が掲載されている。日本経済が悪化しているのは、改革の勢いが低下したからであり、それを元に戻せばいいだけだ-。経済対策など必要なわけじゃない-。こうした主張は、おそらく世界の日本経済に対する平均的な認識を代弁している。

 そうしたなか、自民党の総裁選挙が始まった。今回の選挙は、いくつかの点でこれまでと違う特色を持っている。皆が勝ち馬に乗るのではなく5人の候補が立候補したこと、それぞれに政策を掲げて論争していること、である。民主党から見れば、これぞ自民党の底力と映る面もあろう。しかし候補者の一部は、言葉を巧みに選びながらも、改革に否定的な主張をしているように見受けられる。厳しいグローバル競争が進展する中で、これに正面から向き合うことなく、当面の痛み止めの措置を理由に改革を緩めれば、日本全体が世界の中の負け組になる。このような危機感は、残念ながらなかなか見てとれないのである。

 国民が政府にさまざまな保護的措置を求め、政治が選挙を意識してそれに応じる-。政治が応じそうな気配を読み取って、国民がさらに措置を求める-。結局は「おねだり」と「ポピュリズム」の悪循環である。この悪循環が1990年代の「失われた10年」を生み出したという事実を、いま謙虚に反省する必要がある。

 ■政権交代と資本逃避

 こうしたなか、自民党総裁選で期待通り政策論争は深まっているだろうか。残念ながら答えは「ノー」である。そもそも今回の総裁選は、自民党にとって起死回生のチャンスだったはずだ。

 多くの国民は自民党の政治に失望し、この際一度「政権交代」を実現してもいいのではないかとまで思い始めている。また、改革が進まないことを見越して、自らは外貨建て資産へのシフトを進めている。いわば、「静かな資本逃避」が始まっているのだ。これを阻止する最後のチャンスが与党にあるとすれば、それは今回の総裁選挙をドラマチックなものにすることだ。しかし、そうなっていない2つの理由を指摘したい。

 第1は、候補者同士が必ずしも激しくぶつかり合っていないことだ。選挙である以上、違いをあえて強調する姿勢があってしかるべきだ。しかし現実に、「私の考えとA候補の考えに大きな差があるわけではない」とか「私も同様に…」といった発言が聞かれている。うがった見方をすれば、特定候補の優勢が伝えられる中で、総裁決定後のことを見越してポジション取りの発言をしているとも受け取られかねない。

 第2に、テレビ討論などで質問する側の問題もある。例えば、当面の経済対策一つとっても、そもそも各候補は日本経済の潜在成長率をどのように考えているのか、それとの関連でマクロの総需要追加が必要なのか否か、がまず問われなければならない。さらに消費税については、引き上げを実現するための前提条件は何か、それはいつまでにどのような形で実現させるのか、といったコンセプトを明確にした質問を投げかける必要がある。それだけで、政策の輪郭は明確になるはずなのに、これまでの討論では実現していない。マニフェスト選挙は定着したが、それを評価する側の力不足が明確になっている。

 もっとも、各候補の公約で興味を引く点もある。そもそも通常の政策決定の場合は、省庁審議会などで議論し、党の部会で討論し、政調会、総務会で決定する、といった複雑な手続きを経なければならない。しかし今回のように総裁候補者がある政策を公約に掲げた場合、当該候補が総裁・首相になればそれを実現せざるを得なくなってしまう。

 例えば郵政民営化は、通常のプロセスでは絶対に実現不可能だが、総裁候補が総裁選で公約した項目だからこそ実現可能になった。そうした観点から、小池百合子候補が国立大学民営化や国会一院制(議員削減)を掲げ、石波茂候補が国会議員歳費2割削減を公約に掲げている点は注目される。このような突破型のアジェンダに焦点が当たれば、政策の争点が明確になり、総裁選挙への注目も高まるだろう。

 残された総裁選挙の期間、激しくドラマチックな政策バトルが繰り広げられなければならない。さもなければ、国民はしたたかに政治に「おねだり」しつつ、裏で政権交代の実現や資本逃避といった形で、次への準備を本格化させることになろう。

*****転載終わり****

 各候補者が、きちんと政策を掲げ、闘わせる総裁選挙であるべきである。それを国民がみて、一緒に日本の将来像を考えるものとなってほしいものである。
 どうか、総裁選挙後のポジション取りのためのお祭り騒ぎだけで終らせることのないようにお願いしたい。
 竹中氏は、改革の必要性を根底に論考を書かれている。改革には賛成であるが、急激な改革、過激な競争の導入により生み出された格差への対応を、同時にきちんと行うことも必要であると考える。
 大企業や米国のための改革になっていないだろうか。国民のおねだりと竹中氏は表現されているが、おねだりと見てよいものだろうか。国民のための改革であるべきなのに、それが見えてこないような気がする。

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仲間が集った一日

2008-09-14 14:11:34 | 仲間・先生
仲間が集った。

その仲間の共通点は、「地域への働きかけを試みている」ということ。

偶然の出会いで、繋がっている。

例えば、
ある彼とは、
私が早稲田大学社会人エクステンションセンターに
参加したときに出合った女性の友達。
その女性と私は、エクステンションセンターの
ある授業の打ち上げの時に知り合った。
その女性と彼は、
その女性が、居酒屋でバイトしていた時、
その居酒屋が店を辞めてしまうという最後の日に、
たまたま食事によったお客が彼。
居酒屋の主人は、お互い独身同志だから、
連絡先を交換するように勧めたという。
そういう縁から、女性とその彼は知り合うことに。
そしてその女性が、その彼を私に紹介して下さって、
友達になったという次第。

偶然の出会いで繋がり、結果、
自分の人生に、ひとりひとりが、
いい意味で、大小さまざまな影響を与えてくれた。
これらの出会いがなかったら、
今の自分はない。

皆それぞれ、いろんな形で、地域への働きかけをしようとしている。


子ども達に、学ぶことの楽しさ、大切さを伝え、
自主的に学ぶ子ども達が育つことを目指す人。

子ども達に、政治の大切さを伝え、
政治に関心を抱く大人になることを目指す人。

自身の海外開発協力の経験を、
その国の文化とともに伝え、
子ども達の見識が広がることを目指す人。

親子で一緒に料理をつくりながら、
子ども達が、食の大切さを理解することを目指す人。

知るということの楽しさを通じて、子ども達に
自然にメディアリテラシーが身につくことを目指す人。

環境学習を通じて、
環境への意識を高めていくことを目指す人。

男性の育児休暇を取れる環境づくりをしようと試みている人。

高齢の方に、楽しい余暇の時間を提供する人。

地域で子育てし、
ここ月島なら商店街に、子ども達の声が、
もっともっとこだますることを目指す人。

ITを通じて、
世界各国の子ども達が、
同時に意見交換し、
国境を越えて学びあうことを実現しようとする人。

地元町会で熱心に活動する人。

私達以上に日本を好きになって、交流をもってくる外国の人。

親子の関係を、コーチング技術を身につけることで、
もっともっとよいものになっていくことを目指す人。

書を通して、学びの楽しさ大切さを子ども達に伝えようとする人。

などなど、、、、


すごく、刺激をうけた一日でした。
楽しい時間を皆さん、本当にありがとうございました。
これからも、子ども達にできることを、地域に出来ることを、
一緒に、一生懸命考えて行きたいと思います。
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イベント情報をもっと分かりやすく!

2008-09-13 23:00:00 | ブログ目次 / イベント情報・会議日程

 地域では、様々なイベントが行われています。
 秋は、特にイベントが満載。

 それらイベントが区民、地域の人に分かりやすく伝わればいいなと思っています。 中央区の方も、ホームページ上で、
http://www.city.chuo.lg.jp/event/calendar.html
『イベントカレンダー』なるものを作って、わかりやすく知らせようとしています。ここでは、*まつり *スポーツ *カルチャー *健康 *子育て *その他の項目で、イベントをお知らせしています。

 おそらく、多くの区民のニーズも、このお知らせで満たされるのだとは思いますが、まだまだ、大切なお知らせすべきことがあると思います。 それは、区政・行政の方針が決められていく会議・勉強会のお知らせです。
 予算委員会や昨年の福祉保健委員会でもお願いをわかりやすくしていただきたい旨の発言をしました。 (参考までに、予算特別委員会のその箇所の引用を最後に掲載しておきます。下線が該当箇所。)

例えば他地域の例、札幌市では、

****札幌市のホームページ******

平成20年9月公開で行われる会議、シンポジウム等一覧

このページでは、市民の皆さんが参加・傍聴できる札幌市所管の会議等を掲載しています。
会議等の内容については、それぞれの会議担当課へお問い合わせください。

*****札幌市のホームページ掲載終わり*****


 私のこのブログ上でも、積極的に、イベント情報を集約して載せていこうと思います。
 ブログのカテゴリー欄に、新規に『イベント情報・会議日程』を追加します!!
 是非、お役立て下さい。

 私のブログ上で、掲載のご依頼は、
 メール(kazuki.koaka@e-kosaka.jp)などで、ご連絡下さい。 



****平成20年度予算特別委員会 広報のあり方に関しての小坂の質疑****

 では、3番目の質問に移らせていただきます。

 情報公開、情報開示に関してです。

 これは、情報を外に出す広報という部分と、区民の意見を聞く広聴と、どのような内容を伝えていくかというコンテンツ、この3つで分けて御質問させていただきたいと思います。

 まず、コンテンツに関してお伺いさせていただきますが、どのように伝えていくかという内容に関しまして、もっとわかりやすい形で伝えていく努力をしていただけないかなと考えております。そのわかりやすさというのは、どこまでのレベルを言っているのかと申しますと、それは小学生にもわかるレベルです。簡単に言うと、小学生が見ることのできる区役所のホームページ、そのようなものをつくっていただき、かつそこに予算や決算の理解の仕方を入れる等していっていただけないでしょうか。コンテンツに関してのホームページのあり方として、もっともっとわかりやすい伝え方、これに関して御質問させていただきます。

 また、コンテンツに関しまして、もう一つお願いがあります。それは他部署とも関連してくる話題ではございますけれども、「障害者」という表現の仕方があります。これは、もし可能であれば、「障がいのある方」というふうな表現で言っていただけないかなと思います。かつ、その「害」という字なんですけれども、この「害」という字は平仮名にしていただきたい。「障がいを持った方」の「害」は、「害」と考える見方もあるかもしれませんが、すべての方が「害」ととらえるというふうではなく、「害」であるかもしれないけれども、そのことをもとに人生をさらに飛躍させていくための一つの試練であるかもしれません。「害」という書き方は、「害」という絶対の決めつけでありますので、そうではなく、「障害」の「害」というとらえ方は多々あるわけですので、そこを「害」と決めつけることなく、「障がいのある方」というふうな表記をしていただければと考えております。
 こういう言葉というのはとても大事で、これが福祉のまちを目指す中央区のあり方につながっていくと思います。「障害」を取り除く、「障害者」の「障害」は何かというと、「害」は社会にあるんですね。その「害」を取り除くことで、「障がいのある方」も苦労なく生活していくわけなので、「害」は「障がいを持っている方」の本人にあるのでなくて社会にあるので、それを取り除いていこうという意味合いも込め、御質問させていただきます。

○信坂広報課長
 ホームページに関するお尋ねかと思います。

 小学生レベルでわかりやすく伝える努力をというような御質問でございました。区の広報紙におきましては、やはり委員おっしゃいますように、どなたがごらんになってもわかりやすく、意味が通じるようにというようなことで、中学生のレベルでわかるようにというようなことを心がけて編集しているところでございます。御存じのように、区のおしらせにつきましては、それをホームページ上のコンテンツに落とし込むような形になっておりますけれども、そのほかの情報につきましては、各課におきましてCMSを使って情報を提供しているところでございます。

 ちなみに、ホームページのトップページからそれぞれの、暮らしですとか、さまざまなジャンルのところに行くようなシステムになっていますけれども、何しろ情報量が膨大でございます。その辺につきましては、これからもっともっと見ていただけるような形にしていかなければいけないだろうというふうには存じておりますが、なかなか小学生レベルというまでは難しいかなとは思いますけれども、今現在、中学生が見てもわかるようなレベルということでつくっているということで御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。

○高橋障害者福祉課長
 御質問ありました障害者の表記についてお答えさせていただきます。

 まず、最初に、障害のある方という表現の仕方ということで、近々広報とか、それからいろいろな計画等におきましては、障害者という言い方を障害のある方というような形で、順次置きかえて進めているところです。

 あと、障害者の害の字の漢字、それから平仮名の表記についてなんですが、先ほど委員おっしゃいましたように、いろいろなとり方が、今、ございまして、特定にこういう形でということでは、全体的にまだ確定していない状況がございますので、もうしばらく状況を見ながら対応していきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれ前向きな御答弁ありがとうございます。

 ホームページに関しましては、中学生がわかるレベルということで広報をしていただいていると。今後、時間はかかるかもしれませんけれども、他地区では市議会のページで小学生もわかるような内容で説明しているというところもありますので、そのあたり、小学生が訪問して楽しめるようなホームページづくりをしていただければと思います。小学生が見て、区の情報がわかったりとか、区の仕組みがわかるような、そういうふうな部分を一つ、窓を持っていただければと思います。

 また、コンテンツでの「障がいのある方」という表記のことに関してですけれども、これも他地区では「障がいのある方」というふうに順次進んでいるようですので、その状況を見ながら、こちらも対応していただきたい。表記が変わって大事なのは心が変わることですので、そのあたり、よろしくお願い申し上げます。

 次に、広報と広聴に関して御質問させていただきます。

 まず、広報に関しまして、ホームページをもう少し充実していただきたいというところがありますので、お願いしたいんです。区役所内で行われている会議や協議会の日程をわかりやすく見れるようなものを、ホームページの最初の場所から即ワンタッチでずらっと出るというぐらいの、表にまですべての会議を出していただき、かつ公開、非公開の別も載せていただく、そのようにして、今、区役所の中で何が話されているのかというのを、ぜひ見やすくしていただければと思います。これは、以前、福祉保健委員会で、少なくとも福祉保健の話は区民の方が関心があるので、見やすくお願いしますというお願いをしたわけなんです。私はたまたま医療関係者であるので、そのようにお願いしましたけれども、ほかにも、建築関係であったりとか、NPO関係であったりとか、いろいろと関心のある方はすべてにおいてありますので、区役所内で開かれておりますところの会議の公開、非公開を含め、会議の開催の日程をワンタッチ、ワンクリックで見られるようなものにしていただきたいと考えますが、御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。

 もう一つ、特に広報のあり方でお伺いしたいのは、まちづくり協議会に関してです。

 まちづくり協議会の会議を私も傍聴して、まちの重要な人が並ばれて会議が開催されているのは承知の上ではありますけれども、まちづくり協議会というのは本当に区民の声を聞いてまちづくりへ反映していくというふうな、とても大切な区民の声を聞く場であるので、まず区民が参加する前に、開催日程を広報しなくてはならないので、その広報のあり方がどうなっているのか教えていただきたいと思います。

○信坂広報課長
 広報の充実でございます。

 委員おっしゃいましたように、私どものほうでは、たしか12月からだったかと思いますけれども、イベントカレンダーというものを設けまして、そちらに行事ですとか、イベントですとかを載せてございます。その辺の工夫をすれば、こういう会議を開いていますよというような情報もそちらのほうに入れられるのではないかというふうに考えますので、研究をさせていただきたいと存じます。

 以上でございます。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会の開催の御案内ですけれども、まちづくり協議会構成員の方々に開催の御案内をさせていただきまして、出席をいただいていると、そういう状況でございます。

○小坂委員
 ホームページでの開催会議の日程に関しては、より見やすく、よろしくお願いします。

 まちづくり協議会に関しまして、これはまちづくりに関してあらゆる区民の方々の意見交換の場だと思うので、それに傍聴も可能でありますので、これは幅広く区民の方に開催日程をお知らせしていく必要があると考えるんですけれども、出席者だけにお知らせしていくというふうなあり方で大丈夫でしょうか。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会の構成員の方は、基本的に町会の代表の方ということでお願いをしてございます。開催の日時等につきましては、各町会ごとで、例えば回覧等を活用しながら、町会員の方にお知らせしているというようなこともお聞きしている部分もございます。それぞれ各町会によって状況が違っているという状況がございますので、それらについては、今後、町会の方々と御相談をさせていただきながら、よりよい周知の方向については検討させていただきたいというふうに思います。

 以上でございます。

○小坂委員
 ありがとうございます。

 よりよい方法をぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、町会の加入率、自治会の加入率という問題も上っておりますし、加入していない人には、まちづくりの協議会に意見を言う場がないのかとかいう話にもなると思いますので、ぜひまちづくり協議会に関しましても、あらゆる手段で幅広く区民の方々に知っていただき、関心のある方、意見のある方はその会議に出ていただくというように、まずは広報からお願い申し上げます。

 では、次に、広聴に関して移らせていただきます。広聴に関しましては、まさに傍聴がしやすい環境を整備していく必要があると思いますが、これは、まず我々区議会のほうから傍聴しやすい環境というのを整えていかなければならないというのは重々わかっているところでありますけれども、ぜひ傍聴の環境を整えていっていただきたいと思います。

 これに関しても、1つ、まちづくり協議会に関しまして、その場で、よく見るんですけれども、6時半からまちづくり協議会が開催されて、大体8時ぐらいに終わるんですね。会議日程は6時半から8時半、会場が閉まるのが9時というような状況におきましては、せっかく早く8時にまちづくり協議会が終わるんであれば、傍聴の方々の参考意見なりをお聞きするというふうなことで、広く区民の方の声を吸い上げる場に利用していいんじゃないかなと私は考えるんですけれども、このあたりを教えていただければと思います。

 また、次に、区民の声を拾い上げるということで区長への手紙というのがありますし、これに関しては区長が一つ一つ丁寧に回答してくださっているということで、それは感謝を申し上げるところではあるんですけれども、このような区長への手紙や御意見箱ですね、そういうのをもっとわかりやすく、もっともっと充実していただければと考えます。わかりやすく充実というのは、例えば、ホームページであれば、区長への手紙をワンクリックで即、返信用のものが開くというか、そこに意見さえ打ち込んでポンと押せば、送信されるというぐらいの利用のしやすさを言っております。今、区長の手紙をホームページから送る場合は、アドレスを引いて、それをコピーしてメールをつくるものに当てはめて、それから送るというふうなことで、ちょっと手がかかるので、より簡単に送れるような、簡単なことでありますけれども、声を吸い上げるような御努力をしていっていただければと思いますが、このあたり、よろしくお願いします。

 御質問としては、まちづくり協議会のことに関して、傍聴者の意見を述べる時間をひとつつくっていただけないかなということと、区長への手紙や御意見箱をより充実させることを考えていっていただけないかなということの2点のお伺いです。

○田村地域整備課長
 まちづくり協議会におけます傍聴者、オブザーバーということで御出席いただいている方の、意見を聞く場を設けてほしいということでございます。協議会については、およそ2時間を開催予定としてございまして、そのときの議事の進行状況によって2時間以内で終了するというようなこともございます。

 傍聴者の方の意見でございますけれども、こういった会議は時間的な枠組みのある中で、また出席いただいている皆様は地域の代表の方といった位置づけの中で議論をしていただくということで考えて運営させていただいているところでございまして、傍聴者の方々につきましては、そういう意味で言うと、審議の内容をお聞きいただいた後に、例えば地域の代表の方々にこういう意見もあるんだけれどもということをお伝えいただいて、その代表の方を通じて、またまちづくり協議会の場で御意見等をちょうだいできればというふうに考えてございますので、御理解いただきたいと思います。

○信坂広報課長
 区長への手紙のホームページ上の見やすさといいますか、ワンクリックですぐにそこに行けるような使いやすさというようなお尋ねでございます。

 区長への手紙につきましては、はがき、それからEメール、モニター通信、投書箱、いろいろございます。その中でも、やはりEメールによる投書が一番多くなってございます。そういう意味では、委員おっしゃるように、見やすさが大事かなとは理解しているところでございます。

 しかしながら、ホームページをどのような形で見られているかという私どものほうのアクセス数でございますが、そちらを見ますと、くらしに便利な情報ということで、18年度、それから19年度、19年度につきましては1月分まででございますけれども、ごみ・リサイクルというような関係が順位としては1番になってございます。次に、保健所・保健センター、次が出産・育児、登録・届出・証明、選挙、まちづくり、住まい、そのような順序になってございます。だからといって見やすくしないということではございませんけれども、情報がとにかく区民に見やすく便利にという、まずは行政が何を伝えるのかということで考えてございますので、その辺も御理解いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○小坂委員
 行政の側の考え方、よく理解させていただきました。ありがとうございます。

 先ほど言いましたが、まちづくり協議会に関しましては、ぜひ傍聴者の意見を言う場をというふうに私も言っているわけではなく、意見を吸い上げられる方策があれば私はそれでいいと思います。もし何でしたら、今御説明いただきましたように、協議会が終わった後に、何か意見がある方は地区の代表や行政の方が進んで傍聴の方々と意見交換をする、そのあたりの積極的な取り組みをまず充実していただき、でも、やはり将来的にはだれもが発言できる場というのもあるべきだと思いますので、そのあたり、近い将来というわけではないんですけれども、ぜひ御検討していっていただき、まちづくり協議会に多くの人が参加し、そこで自由に発言し、まちのあり方をみんなで考えていくという場にしていっていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

*****予算特別委員会 引用終わり*****

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9/11「9月 防災等安全対策特別委員会」

2008-09-12 23:00:00 | 防災・減災
9/11「9月 防災等安全対策特別委員会」が開催されました。
以前、ブログ上で、取組むべき課題をあげましたが、経過をご報告します。
委員会での質疑が中心ですが、それ以外もあります。

<震災からの安全>
1)銚子市の防災訓練
 銚子市など災害協力協定を結んだ区市町村に対して、その地域の防災訓練実施時における協力内容はどのようになっているでしょうか?

回答:今年は、銚子市とは、相互の訓練はない。
   銚子市は、10月11日土曜日に利根川の氾濫を想定して訓練予定。
(私自身は、本年の銚子市防災訓練も、視察も考えましたが、土曜日であることもあり、視察は検討中。)


2)防災拠点運営委員会、防災訓練
①各防災拠点での防災訓練実施の広報
 各防災拠点の防災訓練実施を、どのように広報していくのか?外国人、企業勤務者などの参加も求めていくには?

回答:防災拠点運営委員会メンバーから周知

小坂要望:今後は、町会・自治会のホームページ作りの支援も始まることであり、そのような媒体も利用しながら、広く広報し、住民及び企業が幅広く参加する訓練を目指してください。


②防災拠点運営委員会のあり方
 地域の人を巻き込んで委員会を開催・運営していくべきだと考えます。まちづくり協議会のように、その開催を広く、その地域にお知らせし、多くの地域住民や企業勤務者、NPO関係者の参加の下、その地域の防災に関する課題を話し合うことが重要だと思います。
 防災の切り口で話し合うことを通して、地域コミュニティの強化・再構築も可能になると考えています。

回答:防災拠点運営委員会の設置は終ったところ。運営の支援をしていく段階へ。h難所運営を地域の力でしていくことができるようになるのが目指すところ。
 地域の特性にあわせ、会議体をつくっていく。

小坂要望:開かれた会議体の運営を支援してください。
 防災を切り口に、関心のある地域住民や企業の人、商店街の人が集まって、話し合いをもつこと。そのことを通じて、コミュニティ作り・強化につながると思います。



3)防災協定
 築地市場と中央区との協定は、どのようになっているのでしょうか?
 特に、本年9月1日から、「全国中央卸売市場協会災害時相互応援に関する協定」という協定が築地市場も全国47都市の中央卸売市場開設者を相手方としてむすんだ。これは、「全国中央卸売市場協会の加盟都市が、災害やテロ攻撃を受け、独自で生鮮食料品を被災都市の住民に十分に供給できない場合、相互応援協力として、被災都市の住民に供給する生鮮食料品の提供を行う。」という主旨である。

回答:現段階で考えていない。


<火災からの安全>
4)火災報知機設置状況
①高齢者及び障がいのある方への火災報知機設置状況、設置率

回答:福祉保健部所管。設置率という点では、既についている場合もあり、母数がはっきりしていないので、出せない。
 業者がつける場合、2個で、設置費込みで7800円程度。

②設置率向上の取組み
③設置義務化に向けての、行政の支援は?例えば、町会による共同購入、消防団員による設置などは。

回答:町会で共同購入をしていることころもある。
 消防団員がつけているケースもある。

小坂要望:消防団員がつけることで、顔の見える関係ができるから、その方向性が望ましいと思います。



5)火災
 火災の発生状況

回答:7月以降は、7月30日、月島であり。死傷者なし。



<事故からの安全>
6)重大事故発生状況
①交通事故 死者・重傷者の事故発生状況(小坂調査中)
②学校での重傷者の事故発生状況(小坂調査中)
③公園での重傷者の事故発生状況(小坂調査中)

④子どもの事故サーベイランス事業で上がってきた重傷者の事故発生状況

回答:4月から7月で147件上がってきている。重症、死亡はなし。
   電池を飲んだケースも。


7)子どもの事故サーベイランス事業
 来年度の方向性は?

回答:現在6箇所の医療機関から、事故の集計をしている。来年度も事業を続ける。転落の事故が多い。誤飲もある。
 集計した情報は、チラシや、ホームページでだしていく。
 来年度は、啓発を強化したい。自宅での処置などもふくめ。

小坂要望:心肺蘇生とAEDの知識の普及もよろしくお願いします。健診やポリオなどの予防接種の機会も用い、保健所の一角に、心肺蘇生の人形や解説ビデオをおいて、情報提供してはどうか。



8)東京湾大華火祭、中央区大江戸祭り盆踊り大会での事故
 東京湾大華火祭の実施結果報告書の中にある医療機関送致例3件の状況

回答:船酔い、転倒、くも膜下出血(入院→手術)の3件。



9)波除神社、鉄砲図、日本橋、住吉神社、八幡神社 祭りの事故発生状況

回答:区では把握していない



<感染症からの安全>
10)麻しんの予防接種状況
①2006年 2007年のMR(麻しん風しん混合ワクチン)実施状況 23区比較で。
特に、2007年のMR2 の接種率は、23区中22位であったと聞く。

回答:
06年 MR1 93.6%、MR2 70.3%
07年 MR1 97.5%、MR2 74.9%

②今年のMR3,MR4の4月~6月の実施状況

回答:今年から開始
4月~6月実績 MR3 32.2%、 MR4 20.6%

③実施率向上のための対策は?

回答:保健所だけでなく、5月には危機管理ネットワークの会議もし、
各種団体の長の会議でも、広報している。

小坂要望:MR2は、小学生入学までの児にするもの。それが、昨年度は、非常に低い接種率であった。
 これから、入学時健診が始まるが、その場では、是非、予防接種歴を聴取し、実施していない場合は、きちんと接種するように指導していただきたい。
 麻しんは、罹患時、肺炎や脳炎を合併することのある重大な病気である。また、罹患後、体に入っていたウイルスが、脳に障害を起こすこと(亜急性硬化性全脳炎SSPE)がある。侮ってはならない。
(ブログ最後に麻しんの合併症を載せて起きます。)



11)新型インフルエンザ対策
①医師会との連携は?本年の訓練実施計画

回答:本年も、実施する。患者隔離の場所なども考慮して実施。1月に、聖路加国際病院とも連携し実施する。


②タミフルの貯蔵は?

回答:備蓄なし。


③プレパンデミックワクチンの実施について

回答:すでに実施しているようであるが、公表されておらず、区では把握していない。


④「新型インフルエンザ発生時に個人で出来る対策」チラシを作成しているが、周知は?

回答:昨年は、172箇所3800部配布した。これからも、啓発をしていく。
 11/12には、「新型インフルエンザ」の講演会も実施する。
 第2、第3のチラシなどを作成・配布し、啓発活動に力を入れていく。


以上。

*****麻しんの合併症について、国立感染症研究所ホームページより転載****
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/b-measles.html

【麻疹の合併症】


(1)肺炎:麻疹の二大死因は肺炎と脳炎であり、注意を要する。

<ウイルス性肺炎>病初期に認められ、胸部レ線上、両肺野の過膨張、瀰漫性の浸潤影が認められる。また片側性の大葉性肺炎の像を呈する場合もある 8)。
<細菌性肺炎>発疹期を過ぎても解熱しない場合に考慮すべきである。抗生物質により治療する。原因菌は一般的な呼吸器感染症起炎菌であるStreptococcus pneumoniae, Haemophilus influenzae, Streptococcus pyogenes, Staphylococcus aureus であることが多い。
<巨細胞性肺炎>成人の一部あるいは特に細胞性免疫不全状態時にみられる肺炎である。肺で麻疹ウイルスが持続感染した結果生じるもので、予後不良であり、死亡例も多い。発疹は出現しないことが多い。本症では麻疹抗体は産生されず長期間にわたってウイルスが排泄される。発症は急性または亜急性である。胸部レントゲン像では、肺門部から末梢へ広がる線状陰影がみられる 8)、16)。

(2)中耳炎:麻疹患者の約5~15%に合併する最も多い合併症の一つである。細菌の二次感染により生じる。乳幼児では症状を訴えないため、中耳からの膿性耳漏で発見されることがあり注意が必要である。乳様突起炎を合併することがある。

(3)クループ症候群:喉頭炎および喉頭気管支炎は合併症として多い。麻疹ウイルスによる炎症と細菌の二次感染による。吸気性呼吸困難が強い場合は気管内挿管による呼吸管理を要する(13)。

(4)心筋炎:心筋炎、心外膜炎をときに合併することがある。麻疹の経過中に一過性の非特異的な心電図異常が半数以上に見られるとされるが、重大な結果になることは稀である 8)。

(5)中枢神経系合併症:1000例に0.5~1例の割合で脳炎を合併する。発疹出現後2~6日頃に発症することが多い。髄液所見としては、単核球優位の中等度細胞増多を認め、蛋白レベルの中等度上昇、糖レベルは正常かやや増加する。麻疹の重症度と脳炎発症には相関はない(16)。患者の約60%は完全に回復するが、20~40%に中枢神経系の後遺症(精神発達遅滞、痙攣、行動異常、神経聾、片麻痺、対麻痺)を残し、死亡率は約15%である 12)。

(6)亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE):
麻疹ウイルスに感染後、特に学童期に発症することのある中枢神経疾患である。知能障害、運動障害が徐々に進行し、ミオクロニーなどの錐体・錐体外路症状を示す。発症から平均6~9カ月で死の転帰をとる進行性の予後不良疾患である 8)、12)、17)。発生頻度は麻疹罹患者の10万例の1人、麻疹ワクチン接種者100万人に1人である。発病までの期間は、麻疹罹患例で平均7年を要し、麻疹ワクチン接種例では平均3年で発病する。麻疹ウイルスの中枢神経系細胞における持続感染により生じるが、本態は不明である。麻疹初感染時の症状はほとんどが軽症で、その後もウイルスのM(matrixa)蛋白、H(hemagglutinin)蛋白、F(fusion)蛋白の発現に欠損が認められる欠損ウイルス粒子として存在し続ける 12)。in situ reverse transcriptase-PCR (in situ RT-PCR) により、麻疹ウイルスRNAが患者のneuron、astrocyte, oligodendrocyte,血管内皮細胞に検出されるという報告がある 18)。診断は、麻疹の既往歴があること、血清中の麻疹抗体価(HI、CF抗体価)の異常高値(>1:1280)、髄液中の麻疹抗体の存在により、容易である 8)、12)、13)。

*****転載おわり****



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委員会採決について

2008-09-11 11:16:50 | 街づくり
前のブログで、委員会採決について書きました。

****書いた部分の転載****

9/10開催の環境建設委員会において、
付託されていた案件、
月島まちづくりを考える会から出された
「まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、
同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、
市街地再開発事業計画に関する再検討の請願」は、
継続審議をするか否かの判断において、
まず、採択がかけられました。

環境建設委員会の構成は、
委員長 中嶋 寛明(自民党)
副委員長 田中 広一(公明党)
  今野 弘美(自民党)
  石田 英朗(自民党)
  木村 克一(自民党)
  田辺 七郎(共産党)
  小坂 和輝(友愛中央)
この7名。

継続審議をすべきかどうかで、
起立採決が行われ、
起立(継続審議すべき):私と田辺区議
この2票が、賛成少数として、委員長により判断され、
継続審議すべきということが、却下されました。

なお、この賛成少数という判断は、下せない可能性があります。
その時、委員一名が席をはずしており、
環境建設委員会には、4名の委員と副委員長と委員長でした。
このような少数の委員会の場合、
「継続審議すべきでない」も起立で確認をとるべきでした。
「継続審議すべきでない」の数を、確定していない以上、
残りの委員が「継続審議すべきでない」として判断したとしても、2票。
これは、「継続すべき」「継続すべきでない」が同数と判断できます。
(委員会運営をしていた委員長と副委員長は、採決に参加しないとみた場合。)

****転載終わり****

議会局との話の中で、
①一方のみ(可とする方)の採決で判断する
②副委員長は、採決に参加する
ということでした。

誤解を避けるため、語句を一部訂正いたします。
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申し訳ございませんでした。月島の街が壊れていくのを止めることができませんでした。

2008-09-10 23:00:00 | 街づくり
9/10開催の環境建設委員会において、
付託されていた案件、
月島まちづくりを考える会から出された
「まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、
同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、
市街地再開発事業計画に関する再検討の請願」は、
継続審議をするか否かの判断において、
まず、採択がかけられました。

環境建設委員会の構成は、
委員長 中嶋 寛明(自民党)
副委員長 田中 広一(公明党)
  今野 弘美(自民党)
  石田 英朗(自民党)
  木村 克一(自民党)
  田辺 七郎(共産党)
  小坂 和輝(友愛中央)
この7名。

継続審議をすべきかどうかで、
起立採決が行われ、
起立(継続審議すべき):私と田辺区議
この2票が、賛成少数として、委員長により判断され、
継続審議すべきということが、却下されました。

なお、この賛成少数という判断は、下せない可能性があります。
その時、委員一名が席をはずしており、
環境建設委員会には、4名の委員と副委員長と委員長でした。
このような少数の委員会の場合、
「継続審議すべきでない」も起立で確認をとるべきでした。
「継続審議すべきでない」の数を、確定していない以上、
残りの委員が「継続審議すべきでない」として判断したとしても、2票。
これは、「継続すべき」「継続すべきでない」が同数と判断できます。
(委員会運営をしていた委員長と副委員長は、採決に参加しないとみた場合。)


次に、
請願を採択すべきかどうかとなり、
起立(採択すべき):私
賛成少数で、請願自体も不採択となりました。
「継続審議すべき」と主張するものが、
「採択、不採択の判断を下してよいのか」と
とられるかもしれません。
審議不十分であり、
情報収集、行政のとりうる行動を判断し、
最終判断を下すべきであるという主張がまず第一ですが、
継続審議の道が閉ざされたと仮定したとして、
採択に起立しました。

請願に対して、
もっと審議を尽くすべきであったと思います。
この審議では、区民は納得できないでしょう。
これは、委員会に参加した自分への反省でもあります。

審議が尽くされていない点は、
本日の委員会で、私も指摘しましたが、

①当日の環境建設委員会での8/27議事録資料要求
当日の環境建設委員会の議論の中で、
行政側から8/27の当該地区の都市計画案説明会の議事録も
提出される運びになったわけであり、
その議事録を慎重に見直し、
当該都市計画案の問題点を理解してから、
請願採択の可否を判断すべきであったと思います。
この資料要求を認めたということは、
「継続審議」が前提ではないのか?

②都市計画案及び8/27都市計画委員会は、無効
7/1の都市計画原案を、出された意見書や前回7/9環境建設委員会の指摘を
なんら反映させることなく、
まったく同じ形で都市計画案とし、
8/27の都市計画案説明会を開催している。
都市計画原案の段階で、よく検討を加え、
都市計画案とすべきであり、
そのプロセスを経ていない都市計画案、
8/27都市計画案説明会は無効。

③準備組合と周辺住民との話し合いの場が作られなかった
7/9環境建設委員会で出された、
準備組合と周辺住民との話し合いの場を
作る努力を行政は、いっさい行っていない。

④都市計画案の中に入る病院の地域医療としての病院機能強化
7/9環境建設委員会で出された、
病院の地域医療としての病院機能強化の
具体的な説明を行政は、行っていない。

⑤天空率を用いることができる証明の欠如
8/27都市計画案説明会で紛糾した事柄のひとつとして、
天空率を用いるには、それを出す上で、
「適合建物」を想定するが、
その「適合建物」を行政は、出していない。
説明会で、この天空率の説明をせずに終えており、
住民にあらためて説明をし直すことが、
行政に求められる。

⑥約1200㎡の広場面積が狭くて都市計画案の2号施設として認められない
750戸の場合、1670㎡必要(板橋区の試算方法を使用して)。
広場面積が狭くて、
都市計画案の2号施設として認めることが出来ず、
この都市計画案自体、成立しなくなる。

⑦公共貢献の説明が不十分
具体的に公共貢献の説明をすることを
求めているが、
それに対しての十分な回答がない。

⑧現場を肌で検証していない
地権者の中には、長屋に住んでいて、
そのまま住み続けたいと望む声が出ている。
その声を行政は、把握していない。
これは、請願理由の八番にも書かれているが、
「区長をはじめ、各委員は示された計画図だけではなく「まち歩き」をして現場を肌で検証して審議することがまちづくり行政に欠かせない。」(請願文から抜粋)
これが、なされていない。

等。

準備組合と周辺住民の話し合いの欠如から始まり、
多くの矛盾を当該都市計画案ははらんでいます。

審議不足のまま、
審議継続を半ば強行してやめたのは、
大いに疑問が残ります。
区民への説明責任が果たせていません。

環境建設委員会後、無力感に襲われましたが、
気を持ち直して、今、私ができること。
これからも、
周辺住民と準備組合の話し合いの場を、
なんらかの形で実現しつつ、
住民の合意形成を得た、
都市計画案となるように
努力していきたいと思います。

根本の問題として、
「まちづくり協議会の在り方」があります。
決算特別委員会でも取り上げていこうと考えます。

再開発自体を否定しているのではありません。
防災機能の向上も大事です。
それは認めています。
ただ、住民の合意形成あっての再開発であるべきです。
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9/9 区民文教委員会

2008-09-09 17:08:58 | 教育
9/9区民文教委員会が開催された。

行政側からの報告は、以下12件。

1.区民葬儀(霊柩車運送料金)料金の改定について
:今般、原油高に伴うガソリン等燃料費の高騰等により霊柩車運送料金が上昇改定。

2.区民施設等及び温浴プラザの指定管理者の評価結果について
:指定管理者による施設管理の状況を評価
 全施設、A(優良)~B(妥当)

3.スポーツ施設指定管理者の評価結果について
:指定管理者による施設管理の状況を評価
 全施設、A(優良)~B(妥当)

4.中央区立小・中学校巡回平和展の開催について(本年からの新規事業)
:平和関連資料のパネル展示を区立小学校16校、区立中学校4校、各校2週間で巡回展示。隔年実施予定。

5.中央区まるごとミュージアムの開催について(本年からの新規事業)
:文化・芸術の秋に、中央区の様々な文化的な魅力を区民等が体験できるように実施。11月2日(日)中央区全域で開催。

6.中央区観光検定の実施について(本年からの新規事業)
:中央区観光協会主催、東京商工会議所中央支部共催。中央区の歴史、文化、地理、お祭りなどのイベント等、人々の暮らしや本区の魅力などさまざまな分野から出題。公式テキスト(2100円、9/29から発売)。公式テキストから8~9割出題。マークシート方式(4肢択一)100問。75%の正解率で合格。合格者に特典あり。合格上位者30名程度は、「観光協会特派員」に任命される。

7.第56回中央区観光商業まつりの実施について
:10月1日~11月5日まで。

8.財団法人中央区勤労者サービス公社の運営状況について
:現在、会員数1538事業所、8482人(平成20年7月10日現在)
「会員目標1万人目標・募集キャンペーン」実施中。
パソコン事業、健康増進事業、余暇活動事業など魅力ある事業展開をしていく方針。


9.月島第二小学校におけるプレディの開設について
すでに、明石小、京橋築地小、有馬小、佃島小、月島第一小、月島第三小、豊海小の計7校で実施。平成21年4月1日から、月島第二小でも開設予定。
民間事業者委託で。
開設準備経費 8,307千円(9月補正予算計上予定)
内訳)施設改修5,161千円、運営準備3,146千円


10.平成20年度到達度診断テストの結果について
平成15年度より、区の独自実施。
平成20年5月13日
小学校4,5,6年に国語と算数
中学校1年に国語と数学
中学校2,3年に国語と数学と英語
学校ごとの成績は公表せず。


11.平成20年度全国学力・学習状況調査の結果について
:昨年(43年ぶりの復活)から実施され、二度目。
平成20年4月22日(火)実施。公表日8月29日(金)
学校ごとの成績は公表せず。

12.平成21年度から使用する小学校教科書の採択について
:4年ごとに採択している。
今年は、5/9中央区教育委員会から中央区小学校教科書選定委員会に諮問
7/29中央区小学校教科書選定委員会から中央区教育委員会に答申
8/13中央区教育委員会において教科書を採択
すべての教科において現行使用の教科書を引き続き採択した結果となった。

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