放射線被ばくに関するご不安の声やご意見を多数コメントとしていただいております。
「子ども達を放射線被ばくから必ず守る。」もちろん「すべてのひとを放射線被ばくから必ず守る。」
このことは、絶対になさねばならないことです。
被災地の現場を体験し、その後の自分の行動に導いた問題意識のひとつはこのことから発しています。
現に、このことを達成するための施策展開は、現在いかがでしょうか。(おそらく、施策として形をなすのに時間を要しているところとは存じますが。)
このブログでも、情報発信をしてきたところです。
ブログ2011-04-29 14:12:06『子ども達を放射線被ばくから必ず守る。子どもに1~20mSv/年は安全か?』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/3591d3a49ca8763adbed191ab25bb2a0
ブログ2011-05-12 00:19:34『科学的な考察と施策展開のために、「低線量被ばくの人体への影響について:近藤誠・慶応大」ご参照を!』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/29157b35d2ff23c43be3a8972d24e0ea
ブログ2011-05-11 10:30:01『5月10日フジTV特ダネ 20mSvの問題への切り込みに対し敬意を表します。』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/d6ee0022f7824f0a234bf478bfba9ccc
ブログ2011-05-19 11:37:07『要チェック!5月18日収録 衆議院文部科学委員会 参考人武田邦彦教授ほか』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/70ea9bca5318fdbab8d43ca7739cc28e
ブログ2011-05-13 09:24:10『文部科学省「福島県内の学校・校庭等の利用判断における暫定的な考え方」に対する日本医師会の見解』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/9cacac0c2f3cbf9ecab289dae7e45f9a
ブログ2011-05-10 17:46:44『5月10日 広瀬隆氏 ご講演 原子力発電所事故問題。質疑では、地熱発電の可能性/子ども達の集団疎開』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/50f0f3f22b8a1385aa730536e52dd891
ブログ2011-05-01 00:18:20『小佐古内閣参与が抗議の辞任。法と正義、ヒューマニズムそして国際常識ある原子力安全行政の復活のために』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/2dc21b5e45d43110ff5be2dbd65d72d2
ブログ2011-05-01 00:00:00『20mSv/年を考える資料』http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/c6fca810546a50d540ed9167090d4b6c
まず、なされなければならないことは、
一、正しい知識の普及
放射線学、放射線医学の正しい知識の普及を行わねばなりません。
各学校の学校保健会の場を借りたり、中央区保健所等が率先して、放射線学、放射線医学の正しい知識の普及にとりくまねばならないと考えます。
一、中央区独自のモニターもしくは、それに変わる測定結果の根拠となるデータの開示
中央区内、そして中央区民や子ども達が利用する施設がある地域の放射線量のデータを、独自モニターであれ、他の機関が実施したモニターであれ、数値を区民に尾知らせし、健康被害に影響のない放射線量であることを、情報提供していかねばなりません。
データを出す場合は、測定機関、測定条件を明示し、できれば時間系列で情報提供されることが望まれます。
⇒23区では、足立区が独自に放射線量をモニターしています。
http://www.city.adachi.tokyo.jp/020/d06500100.html
一、できるかぎりの情報の公開
コメントとして届けられておりますが、例えば、給食のいつの食材がどこの産地のものを使っているかそのトレーサビリティなど、求められる情報は、可能な限りあきらかにしていくべきであると思います。
これらの情報発信は、インターネットもあることから、今は容易にできると思われます。
一、保護者が不安な場合、保護者の選択が許される自由の保障
今の状況は、日々状況がめまぐるしく変わる緊急時出ることを鑑み、保護者が不安な場合、保護者の選択が許される自由を与えるべきであると考えます。
もし、どうしても不安がある場合、子どもに学校活動に参加しないことや、お弁当持参等を許すことです。
この点は、様々な議論があろうかと十分承知をしております。ただ、緊急時であり、原子力発電所事故の状況が落ち着くまでは、配慮されてもよいのではないかと考えます。
一、風評被害を出さない取り組み
上記事柄がきっちりとなされるのであれば、風評被害を生む土壌もなくなるはずです。
などなど、
私も、様々な機関や学術団体と連携をし、「子ども達を放射線被ばくから必ず守る。すべてのひとを放射線被ばくから必ず守る。」ことに尽力してゆく所存です。
皆様のご意見、ご提案をこれからもお待ち申し上げております。
kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
以下は、5月22日現在の放射線関連の区の情報です。放射線モニターの情報等、しっかりと更新をしていただくことを期待致します。
****中央区ホームページより*****
http://www.city.chuo.lg.jp/saigaijoho/kankyouhoushasenn/index.html
放射線による健康への影響等について
放射線による健康への影響等について情報を掲載しています。
都内での環境放射線測定結果について
都内での大気中の放射線は、東京都健康安全研究センター(新宿区)で測定しています。東日本大震災により被災した福島第一原子力発電所の放射能について、都内では3月15日以降微量の放射性物質が観測されています。これまで東京都健康安全研究センターで測定した値は、健康に影響を及ぼす数値ではありません。
1日単位の最大値(健康安全研究センター) 単位 マイクロシーベルト/h
測定日 | 線量率最大値 |
5月18日 |
0.0669 |
5月17日 |
0.0722 |
5月16日 |
0.0671 |
5月15日 |
0.0677 |
5月14日 |
0.0676 |
3月16日 |
0.161 |
3月15日 |
0.809 |
3月11日 |
0.0376 |
【参考】健康影響と放射線被曝線量
がんになる人が増加(1年間) 100ミリシーベルト(100,000マイクロシーベルト)
胸部CTスキャン(1回) 6,900マイクロシーベルト
日常生活での被曝量(1年間) 2,400マイクロシーベルト
【単位】1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト
放射線量の基準
一般の人に対する放射線量の基準としては、下記のとおり、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に勧告を出しています。このため、国は、この値を考慮して事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するおそれのある区域を「計画的避難区域」としています。
一般の人に対する放射線量の基準(国際放射線防護委員会2007年勧告)
状況 | 基準 |
平常時の放射線の管理基準 |
年間1ミリシーベルト |
緊急事態の放射線の管理基準 |
20~100ミリシーベルトを超えないこと |
事故収束後の復旧期の管理基準 |
年間1~20ミリシーベルト |
水道水における放射能について
東京都水道局によると3月22日、23日に金町浄水場で採水した水道水が、食品衛生法に基づく乳児(1歳未満)の飲用に関する暫定的な指標値100Bp/kgを超える放射性ヨウ素を検出したと発表していましたが、3月24日には指標値を下回り3月27日以降は不検出となっています。
これにより東京都水道局は、1歳未満の乳児を含むすべての方に飲用をいただいても問題がないと公表しています。
【問合せ先】
水道局お客様センター
電話:03-5326-1101
時間: 8:30~20:00
・東京都水道局ホームページ
乳児の水分接種による日本小児科学会等の共同会見について
日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会からの共同見解について、下記よりダウンロードできます。
【関連リンク】
・(社)日本小児科学会ホームページ
【共同見解のダウンロード】
日本小児科学会等の会見について(PDF:87KB)
【関連情報】
詳しくは、各ホームページにおいて確認してください。
原子力災害発生時の住民としての対応については、原子力安全・保安院のホームページをご覧ください。
原子力安全・保安院ホームページ
放射能の身体への影響については、独立行政法人放射線医学総合研究所のホームページをご覧ください。
独立行政法人放射線医学総合研究所ホームページ
都内での環境放射線測定結果については、東京都健康安全研究センターのホームページをご覧ください。
(「都内の環境放射線測定結果」ボタンを押すと、1時間単位、1日単位の測定結果がご覧になれます。)
東京都健康安全研究センターホームページ
ヨウ素を含む消毒剤などを飲んではいけません。
独立行政法人 放射線医学総合研究所からのお知らせ
福島原発事故による放射線被曝について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内(特に母乳とヨウ化カリウムについて)
日本産婦人科学会からのお知らせ
食品の安全性については、内閣府食品安全委員会のホームページの重要なお知らせをご覧ください。
内閣府食品安全委員会ホームページ
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【問合せ先】
・食品に関すること
中央区保健所食品衛生第一係
電話 03-3541-5939
・水に関すること
中央区保健所環境衛生係
電話 03-3541-5938
・健康に関すること
中央区保健所健康推進課保健担当
電話 03-3541-4261
日本橋保健センター健康係
電話 03-3661-5071
月島保健センター健康係
電話 03-5560-0765