昨日は最低気温10℃、最高気温24℃、陽気につられて、
今ほんの一時だけの芽吹きの木々たちを見たくて、
撮りたくて、いつもの山道へ歩きに行ってきました。
(本当の目的はワラビ採りだったけど)
芽吹き始めの葉っぱの色は木の種類によって、
うす~~いグリーン系や薄いグレー系、乳白色のような色の葉っぱ、
そして赤っぽい色の葉っぱ等など、本当に色とりどりです。
それぞれの木の形と色で隣合って、つかの間、
今だけの淡くて優しい山の色を見せてくれます。
少し早く芽吹いた木は、もう~すでに黄緑色になって、
陽の光を受けて輝やいていました。
常緑の木の向こうに、若葉の色が映えて綺麗。
普通の山桜はもう散って終わっているのですが、
この遊歩道沿いにはまだこれから咲く山桜(?)が、
道に沿って沢山植えられています。
まだ植えてそれ程年数が経っていない幼木ばかりです。
写真の真ん中辺りの白く見えるのもそんな幼い桜の木ですが、
これは結構たくさん花を付けていました。
今回撮った桜たちは実のところ、桜なのか山桜なのか???、
いわゆる桜の1つの品種なのか?山桜の中の1つの品種なのか?
立て札でも立ててくれてたらなぁ~と思った次第。
でも、葉っぱが出ているからおそらく山桜ですよね。
ず~っと向こうの山の白っぽく見える木の塊も、
手前の小さな白っぽい葉っぱたちも、
何日も待たずして濃い緑一色に変わってしまいます。
いつも思うことながら、この山道は常に整備されてありながら、
何m置きかに桜を植えたりもしてて、何かと人の手が入っているのに、
歩きに来ている人が、ほぼ皆無という不思議な場所なのです。
ノグルミの若葉が目が覚めるようにとても綺麗!
ノグルミは若葉が出る頃になっても、
去年の松ぼっくりみたいな実がそのまま残っています。
この山桜はほんの微かにピンク色を帯びていました。
今はまだまだ小さく幼い木ですが、それでもいくばくかの花を付けて・・・
これから年々株が大きく育つと、見栄えのする山桜へと成長するはず。
「何年先のことかな? その頃、ここまで歩いて来れるかな?」
そんな話を妹と。
特別な木があるわけでも、好い景色が見られるわけでもない、
どこにでもある山、どうってこともない山だけど、
そんな山をゆっくり気ままにカメラを首にかけて、
時々ワラビも取りながら、芽吹きの山を歩くのもたまには良いものです。
ほんのちょっとだけど、気持ちが安らぎます。