京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

また会いたいと思わせる…

2009年05月09日 | 日々の暮らしの中で

姿は見えない。あのざわめきはいったい……。小学生の遠足帰りの集団でもこちらに向かってやってくるのかと思って見ていた。地下通路でのこと、声の反響も考えられるが、正面に現れたのは、中学生らしい女子生徒がたった四人。横に一列に並んで、今の今までおしゃべりしていたはずで笑顔が浮かんでいる。制服の胸元の白い切り変えが彼女たちをいっそう清楚に映している。

地下鉄ホームのベンチで一緒になった。まだまだあどけなさが残る彼女たち、おしゃべりがはずみ笑い転げ、文句なしの仲良し四人組か。隣にいてもうるさすぎない、程よいかしましさに好感が持てる。

♪ソファミソファミレ ソファミソファミレ ドレミファソラファ ミレド
眼鏡をかけた一人が何度か口ずさむうちに、お相手が加わって、輪唱というのだろう、繰り返し繰り返し歌い続けている。うまいじゃないの!
思わず顔を向けると「ごめんなさ~~い」って。なんも誤らんでもいいのに~。
さて、この音階は、何だったっけなあ……。

全くの他人、初対面の中学生なのに彼女たちの温かみが伝わってくる。年相応に品性さえ感じられる中学生だった。

“またお会いしましょう、サヨナラ、サヨナラ ”

        (日々たくましく…確かな脚力!)
コメント (8)
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