
11月10日午後6時20分、飛行機は予定通り無事到着。不覚にも、出口から出て来たのを見落としたのは私の方でした。
居場所を母親に教えられたのでしょう、Jessieが小さな男の子の手をとってすぐ近くまでやってきていました。気付かずにいたものですから驚く私の前で、Jessieの目は笑っていました。
ウン!? Tyler!? もちろんTylerに違いないのですが、一瞬戸惑いました。ってことは、Tylerも「この人だれ?」って感じの表情を浮かべて、顔を少しそむけてプイとした恰好で立ちつくしていました。想像していたよりも小さくて、そうか2歳はまだこんなに小さいんだなと改めて…。長旅の疲れもあることでしょう。身動きもせずにいる幼い子が愛おしくもありました。
双方にちょっとした「距離」があった到着ロビーでしたが、昨日よりは今日と、これから日増しに二人の仲も近づけてくれるのでしょう。まだまだ「マミィちゃん」でないと抱っこも嫌がり、てこでも動かないことがあります。えくぼを浮かべてにっこり、のときはとてもかわいいのに。

Jessieは今日から小学校へ通い出しました。2年1組です。
クラスでの席は、短期通園していた幼稚園で仲良しだったAちゃんの隣。彼女は、「あのジェシーかな?」と楽しみにしていてくれたようです。前日母親と学校へご挨拶に伺った際に出会い、声をかけてくれたAちゃん。迎えにこられていたおばあちゃんのお話では、「やっぱりあのジェシーだった」。「わたしもオーストラリアに行けるように英語をしっかり勉強するわ」と言いだしてると。
クラスでもオーストラリアの学校の様子を様々に尋ねられたらしく、子供たちにはたくさんの関心がありそうです。下校時にはクラスメートに囲まれて校門まで歩いてきました。
よい出会いが生まれてお互いが楽しい体験としてくれるのなら、見守る者としてはとても嬉しいことです。
楽しくスタートしました。帰ってからの表情がとても明るいのがわかります。宿題で国語の教科書、「秋の一日」を音読していました。
楽器店でピアニカを買って帰りました。Jessieには初めて見るものです。
Tylerは、「ジェシー、ジェシー」と泣きながら姿の見えない姉の名前を呼んでいました。