
滋賀県は文化財の宝庫で、国宝・重要文化財の指定件数は全国で五指に入るそうな。
打出浜にあった琵琶湖文化館は1961年(昭和36年)に開設され、地域に根差す宝を守り、公開を続けてきたが老朽化もあって2008年3月に休館した。それでも収蔵品は増え続け、約9200点に達するという。滋賀県立近代美術館を再整備し、新生された美術館に収蔵品は引き継がれるとのことで、休館を前に企画展が10月8日から開催される。
こんな新聞記事を読んで、拝見の機会を待った。
駐車場付近にあった写真は神照寺蔵の国宝で、直径28.2センチの散華供養の花弁を盛る法具「金銀鍍透彫華籠(きんぎんとすかしぼりけこ)」と、その前に衣紋、立ち姿の美しい正法寺の重要文化財「木造帝釈天立像」。
神照寺の国宝は、昨年4月、観音の里を巡るツアーに参加した折に本堂内で拝見した。
百済寺の如意輪観音像は、もう何十年と前になるが両親を伴って公開時に参拝したことを思い出す。前期・後期で展示品の一部入れ替えがあるというので再度楽しみに出かけてみたい。絵画展にはとんと足を運ぶことのないワタシ、どういうことだろう…。
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