京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 本を読む 

2011年11月04日 | HALL家滞在記
                      =G'Day Mate from Brisban Ⅱ =


   週末以外は個々のレベルに応じて毎日一冊リーディングの宿題が出されている。
   そのほかにも長期的な試みで課題図書があるJessie.

日本から何冊かの本を持参して来たが、その読書中に出会った種田山頭火の『鉢の子』を読みたくて利用した図書館が「青空文庫」だった。今回はずいぶんと利用させてもらっっている。

日本語の活字に飢えているというか「読むこと」を渇望する日々が続く。
芽生えたばかりの新しい命の育みを目前にしながら、山頭火の『鉢の子』へと思いが飛ぶ。この意識の揺れ幅の大きさも確かに事実のことで、我ながら愉快でおかしな現象と思えている。

何かを読書に求めるのではない、ただ「本を読むこと」それ自体を楽しんだと言えそうだ。蔵書を眺めると大変に興味が湧く作品作家が多く、今後も足しげく通いそうな図書館であることは間違いない。
少し目が疲れることが悩みだが、脳を働かせることは全身の健康に密接な関係があるとのことだ。本を読む者はいのち長しと。

この地に暮らす日本人にとって、日本の書籍を手に入れることは難しい。読書は不自由だと思うが…、読まないのだろうか、必要性も感じないのか… と、余計なお世話ながら常々気になっていることの一つではある。 
 
インターネットの電子図書館「青空文庫」

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  夏の災害に備え? | トップ |  ピースフルな »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「青空文庫」 (yattaro-)
2011-11-05 08:47:26
最高に身近な、しかも豊富な蔵書。素晴らしい図書館とお近づきになれました。
そうですか、やはりね。
“日本語の活字に飢えているというか「読むこと」を渇望する”日々だったのですね。
keiさんから「本を読むこと」を遠ざけるのは罪な話ですよね。
こうして、出入り自由な年中無休の青空図書館、素敵なお付き合いが始まりました。ヤッホーです!
でも、Jessieちゃんの6歳もTyler君の生後1カ月半も、今しか付き合えない貴重な時間ではありますね。二人の可愛い孫も、読書も両方ともかけがえのない、命のみなもとなのですよね。
返信する
読書会など? yattaro-さん (kei)
2011-11-05 21:02:58
出入り自由で年中無休、しかも豊富な得がたい蔵書類ですね。ヤッホー、でしょう!?
家にいることが多く、ネット上をさすらうよりは読書のほうがいいですものね。
フリーの時間には図書館行きです。

孫まごだけではどうも落ち着かないようです。

今夜は娘がママ友宅で会食とかで一人出かけました。
タイラーは泣き通し、ジェシ子は母親がいなくて羽を伸ばしていました。ちょっと叱られがちですから、好きにさせてやりました。(笑)

返信する

コメントを投稿

HALL家滞在記」カテゴリの最新記事