京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

残る紅葉

2016年12月05日 | 日々の暮らしの中で
ぽかぽかと、よき日でした。


ためていた雑事をこなしたあと午後2時に家を出て、帰ってきたら歩数計は7000歩弱だった。小一時間ほどだろうか、今日はぶらぶらと歩いた。
例年より1週間ほど紅葉は早く進んだようで、今や足元は落葉の洪水。満天星の垣が美しい。陽はゆっくり傾いていく。その移りを実感できる時間帯で、私のウォーキングの多くはこの時間になる。


季節は秋の始めだったが、今日のような暖かな一日で、お弁当を持って京都府立植物園で友と落ち合った。それから2か月後、何度電話をしても彼女が受話器を取ることはなく、残したメッセージも伝わってはいないのだろう。やがて「この電話は使われてません」となってしまった。娘さんや孫娘とも面識はあったというのに。消息が絶えて2年になった。電話だけでつながる10年来の友だった。どうしたのかと、ふと思い出す。

もみじの移ろいは、人の一生にも似て…。

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