Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ヨルダン縦断4 ジェラシュ

2008-05-31 00:57:54 | 中近東/北アフリカ
5月5日

前日、市場で買った果物で朝ごはん。
 メロンもおいしいけど、イチゴのあまりのおいしさに感動!

本日は運転手付きレンタカーで遠出。アンマンの北50キロのジェラシュへ向かう。
 アンマンの標高がいくらあるのか知らないが、道は丘のアップダウンを繰り返す。東の砂漠とは違って、こちらの道ではオリーブ畑が続く。

40分ほどでジェラシュの町に到着。ヨルダン観光の目玉の一つ、ジェラシュのローマ遺跡は町の中にある。
 大きな駐車場、こぎれいな土産物屋を通り過ぎて最初にくぐるのがハドリアヌスの凱旋門。
ローマ風の競馬ショーなどやっているヒッボドロームの脇をしばらく行くともう一つ門があって柱に囲まれた広場に入る。
 
 ここから列柱通りが伸び、直角に交わる道があるのはローマ遺跡のお約束。
  
ニンファエウムという妖精のための祠は柱頭の彫刻が繊細で女性的だ。

紀元100年ごろには人口が2万5千人もあったというジェラシュにはおなじみの円形劇場が2つもある。
  
一番上の観客席に上がれば周りを現代の町に囲まれていることが良く分かる。

この遺跡を歩いている時、ちょうどお昼のお祈りの時間になった。一つアザーンが聞こえてきたと思ったら時間差で別の方向からもう一つ、さらに別の方角からも、と次々に5,6ヶ所から輪唱のように響いてきて、これは圧巻だった。思えばローマ遺跡の残っている所って、今はほとんどイスラム国だ。

これもおなじみ、アルテミス神殿。
  
階段をやれやれと思いながら登っていくと、うまい所にお茶屋さんがいる。
  
一杯1ディナールはちと高いが、この場所で飲むカルダモン入りコーヒーにはその価値がある。

 2つ目の円形劇場ではよく響くバグパイプの演奏を聞いて遺跡巡り終了。

正月のアルジェリア以来さんざんローマ遺跡を見ているので門前の小僧状態、同行の友人に生意気に解説などして、それほど期待していなかったジェラシュだが、意外に楽しめた。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする