Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

香港でフラフラ エスカレーターに乗る

2009-03-25 02:08:55 | 東アジア
今日も朝から雨が降って天気が悪い。
午前中はホテルでおとなしく仕事をしていたが、午後になって雨も上がったのでフラフラ表に出る。

トラムに乗って向かったのはセントラルのフェリー乗り場。

たまには九龍サイドに渡ろうと言うわけだが、フェリー乗り場周辺は現在再開発中で工事だらけ。
 フェリー乗り場だけが他の動線から切り離されたようになっていてちょっと寂しい。
 しかしフェリーはいつもの通り、待つ間もなくやってきて
 
地元民も観光客もせわしなく乗り込んで固いベンチに腰を落ち着ける。
このフェリーの乗組員は昔ながらのセーラー服がかわいい。みんなおっさんだけど。

さてわざわざ九龍サイドまでやってきたのはガイドブックで見てどうしても食べてみたいものがあったから。
まずは尖沙咀の「鶏記」で揚げたイカ団子ののった汁なし麺。
 揚げたての団子があつあつでおいしいが、甘い醤油だれの麺はまあ予想通りの味。遠出をするほどではないかも。

ここから腹ごなしにネイザン・ロードを北上する。しばらくぶりに来てみたらこのあたり、なんだかやたらにインド・パキスタン系の人が増えた。3,4人の組になって外人に「いま何時?」と声をかける。ここで腕時計を見ると、「ローレックスなんて興味ない?」なるほど最近のニセ・ブランドはこうして売るのか。

2駅歩いて油麻地。ここの天后廟の横にある「源記渣搾」という甘味屋さんがお目当ての2軒目。
 そっけないほどシンプルな店の片側に鍋があり、隣の大きな冷蔵ケースにはプリンなどの丼が入っているが、来る客、来る客、全員頼むのが「渣搾」。
 渣搾(ジャージャ)というのはどうもマレーシアのチャチャから来ているようで、小豆、緑豆、金時豆、ひよこ豆などに芋やココナッツも入ったお汁粉。これが淡い甘さにほっこりよく炊けていておいし~。日本のお汁粉ほど甘くないので豆の味がよく分かる。これは海を渡ってくる甲斐があった。

すっかりお腹が膨れたところで隣の天后廟をのぞいてみると、ここはおやじというよりじじいワールド。
 
あちこちに集団ができているのは将棋を覗き込むおやじ達。平和だ。

九龍での目的は果たしたので地下鉄に乗ってセントラルに戻る。
地上に出て次に向かったのはミッドレベル・エスカレーター。
 
これも香港島の名物だが今まで乗る機会がなかった。
下のビジネス街から山の上のアパートまで住民を運ぶためのものだが、これに乗るといかに急傾斜の山肌に町が広がっているかがよく分かる。

途中何度も乗り換えながら上へ上がって行くと途中にはどローカルな市場あり、外人のためのレストラン街あり。
 
山の上の方にはモスクまであって、さすが国際都市、香港。

エスカレーターの終点まで乗ってそこにアパート以外何もないのを確かめたら今度は降りなければならない。
 エスカレーターは朝以外はのぼりだけなので、帰りは階段。

てくてく下まで降りて、今日もいい足の運動になった。


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コメント (7)
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