Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「チェンジリング」

2009-04-03 01:46:41 | 機内食・映画・美術展
事情により香港経由で台湾から帰国。
いやというほどキャセイのラウンジにお世話になったけど、さすが中国系は食べ物が豊富でありがたい。

帰りの機内でイーストウッド監督の 「チェンジリング」

実話に基づく話だと言うが、誘拐されて帰ってきた子供が別人というのがなぜまかり通るのかが分からない。母親だけでなく、近所の人だってすぐに別人だと分かるだろう。

別人を誘拐された子と取り違えたのもはじめから警察のでっち上げだったのか、それともミスをカバーしようとしてそうなったのか、はっきりしない。最後の方で答えらしきものが出るが、それではどうもはじめの方の警察の態度と矛盾する。

とストーリーには突っ込みどころがいろいろあって、本当の話はどんなものだったのだろうと疑問も湧くが、2時間20分退屈はせずに見ることが出来る。
それというのもやはり主役のアンジェリーナ・ジョリーの迫力。
あのでかい目と唇につい惹きつけられて見てしまう。
最近は母親を売りにしているアンジー、これもそのアピールのためか、なんて意地の悪い見方もしてしまうが、うまいものはうまい。

雑誌や新聞の紹介記事でこの映画のことを読んだ時は悲劇的な母親の話という印象だった。しかし実際に映画を見てみると主役は闘う女性。イーストウッドって強い女が好きなんだね。

「ミリオンダラー・ベイビー」のような感動はないが、1920年代の雰囲気もよく、イーストウッドは音楽まで担当している。
もうすぐ80歳になろうというのに、御大はお若い。


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コメント
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