Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリア大使館

2009-04-11 00:11:20 | 中近東/北アフリカ
まだ台湾旅行記も終わっていないが、GWまであと20日。
去年のヨルダンに味をしめて、今年はシリアに行くことにした。

いつもは旅行会社任せにしているビザの取得、今年は余裕がある(または暇)なので、珍しく自分で申請に行くことにした。

地下鉄の六本木1丁目駅で降りてテクテク、外人駐在員しか住んでいなさそうな高級マンションと、なぜかやたらに多いお寺の間を抜けて15分ほど。六本木ミッドタウンの裏手の複雑な道を地図を頼りに行くと中華料理屋の脇にひっそりと看板があり、示された路地を入るとつきあたりの一軒家にシリアの国旗が立っている。
 
これがシリア大使館。

まるでどこかの工務店のような入り口脇のインターフォンを押して「ビザの申請に来ました」と言うと、なんと「今日は休みですよ。」

ええーっ、木曜日なのに、と思ってよくよく扉の張り紙を見れば「ビザの申請は月水金の9:30~11:30」と出ている。しかしこのまま帰るのではあまりに悔しい、「それじゃ申請書だけでももらえませんか」と粘ると扉が開いて若いシリア人のお兄さんが書類を二人分くれた。「明日また来てください、ビザの発給はそれから1週間後です」って、ネットで調べた事前情報と随分違う。申請は毎日、受け取りは翌日の午後だったはずなのに。

しかし大使館員が言うなら仕方ない、電話で確認しなかった自分が悪い。お礼を言ってすごすご引き返す。

路地を出ると目の前は檜町公園、何本かある桜の向こうにはミッドタウンがそびえている。
  
 きれいな枝垂れ桜で心を落ち着けて、やれやれ、また明日来ることにしましょう。

でその明日、再びシリア大使館へ。

今度はすんなり扉のロックが開いて、普通の玄関を入って「ビザ申請」の張り紙のある部屋へ。15畳ほどの部屋の真ん中、机の向こうに昨日のお兄さん、それを取り囲むようにソファが並んで4人ほど人が待っている。椅子に座って待つよう言われたのでおとなしく見ていると、お兄さん、ビザ申請の書類をゆ~っくり眺めている。ちゃっちゃとやれば1,2分ですみそうなものを何分もかける。こうでもしないとすぐ仕事が終わっちゃってすることないからかな~、週に3日しか申請を受けないのに。

こうして待たされること15分、ようやく自分の番が来て書類を出し、ビザ代2600円を払い、引き換えの番号札をもらって申請終了。受け取りは1週間後、午後の13:30から14:30の間のみ。

大使館員のお兄さんはなかなかの男前で日本語ペラペラだが愛想なし。
社会主義国シリアの旅はここから始まっている。


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コメント (6)
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