Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

夏の北海道 2 小樽・銀鱗荘

2010-07-28 20:07:27 | 国内旅行
北海道2日目。
札幌駅からJRに乗って小樽へ向かう。

わずか30分ほどの旅だが線路は途中から海沿いを走る。
 しかし海と言うのは晴れていないと夏らしさが感じられないものだ。

小樽の一つ手前、小樽築港駅で下車してタクシーで山の上へ。

やってきたのは料理旅館 「銀鱗荘」
料亭・温泉旅館 小樽平磯温泉湯元 銀鱗荘

余市の鰊御殿を移築した旅館のレストラン、「グリル銀鱗荘」は元は魚網倉庫だったそうだが、なんと立派な倉庫だろう。
 
中は靴を脱いであがるが、しつらえはアルプスの山小屋風でもあり、古い図書館のにおいがする。

このダイニングからは残念ながら海の景色は望めないが、きれいな芝のお庭を眺めながらいただいた本日のランチ。

 まずは夏らしく、冷たいヴィシソワーズ。このスープの中にはウニが隠れていて、これが昨晩のおすし屋さんよりおいしい。

 ホッキ貝のサラダ。ちょっと火を入れたホッキ貝は大好物、野菜も一つ一つ味が濃い。

「本日のお魚は小樽の○○です」の○○が聞き取れないので聞き直すと、「柳の舞」という魚だと言う。初めて聞く名前だが
 皮目をパリッと焼いた魚は身がほろほろと大きく崩れて実においしい。

帰宅してから検索してみると柳の舞とはメバル科のこんな魚。
 「家では普通、煮付けにします」と接客のお姉さまは言っていたが、関東などにはほとんど来ない魚のよう。こういうものこそ旅先で食べられてうれしい。

 ブラマンジェにパイナップルソースのデザートまで、ここの料理は奇をてらわず、ぴしっと作られていてとても気持ちがいい。

大満足して食事を終え、タクシーを待つ間に本館の外観を拝見。
 築130年というこの建物の内部も見てみたい。
 食事をしている間にお天気もすっかり良くなって、正面の小樽の景色もすばらしい。

 復路は夏らしい海を見ながら、快速エアポートで次は支笏湖へ向かう。


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