Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

香港のゴンピン360

2010-07-15 02:45:09 | 東アジア
今週はまた香港。

毎度コーズウェイベイあたりをうろつくだけというのも芸がないし、せっかくお天気が良いので、前から気になっていたゴンピン360に乗りに行くことにする。

コーズウェイベイから地下鉄を乗り継いで東涌駅へ。ルートはさっき着いたばかりの香港空港へ戻る道。
  
到着した東涌駅はいかにも新しくできたベッドタウンという感じで、駅前にはこれまたいかにも香港な高層アパートがそびえている。

駅前の広場の向こうにはすぐにめざすケーブルカー乗り場へのエスカレーターが見える。
 これを上るとたくさんの窓口を備えたチケット売り場。
すでに4時半に近かったので並ぶこともなく、すぐにケーブルカー乗り場へ。
 
混んでいる時間であれば当然相乗りの10人乗りケーブルカーもこの時間にはグループごとに乗せてくれる。つまり1人の私は貸切!

そして行きに自分が選んだのは豪華にも(笑)クリスタル・キャビン。
このゴンピン360にはスタンダードとクリスタルと言う2種類のキャビンがあって、片道それぞれ74ドルと109ドルと、クリスタルは35ドル(約420円)も高いのだ。

そのクリスタル・キャビンとは
 
お分かりになるだろうか、床がガラス張りになっていて空中に浮いているように見えるというのが売り。
実際ガラスの上に立ち上がるといささかお尻がむずむずするが、下が水や木ばかりのせいだろうか、思ったよりは高さを感じず、ちょっとがっかり。

しかしまわりの景色はなかなか壮観。
 まずは高層アパートの中から抜けて広い河口(入り江?)を渡る。

下を見ると砂洲にゴマ粒のように大勢の人が見える。
 バケツを持って砂を掻いているのは貝を探しているのだろう。海と川の水が混じるこのあたりならシジミでも取れるだろうか。

すぐに右手に見えてくるのは香港空港。
  
歩けば広すぎる空港の建物も、乗れば大きな飛行機も、この高さから見るとまるで模型のよう。
滑走路を飛行機が次々に飛び立ったり、着陸したりする様子も楽しい。

さらにケーブルカーが上がっていくと、回りは文字通り360度緑の山。
 
足元にはきれいに整備されたハイキングルートが見えて、涼しくなったら今度はこのハイキングルートをガイドブックを見ながら歩きたいな。

 尾根を越えると大仏様が見えてきた。
 白い建物群が見えたらそこが終点、昂坪(ゴンピン)。

全長5.7キロ、25分のケーブルカーは1人で写真撮りまくりで退屈する暇もなし。

ケーブルカーを降り、みやげ物売り場の中を通って外に出るとそこはゴンピン・ビレッジ。
 ここも要するにお土産屋街なのだが
  
さすが大仏様のお膝元、ゴータマ・シッダールタのアトラクションあり、仏様グッズの店あり、
 いまだにこんなものがこのセンスで存在するところがすばらしい。

せっかく上ってきたがケーブルカーの終了まであまり時間もないので、急いで大仏様の元へ行く。
  
立派な門をくぐり、工事中の参道の脇を通り、急な階段をえっちらと。
 
天女たちにかしづかれたこの天壇大仏は野外仏では世界最大だそうだが、なかなか穏やかないいお顔。鎌倉の大仏よりそんなに大きいかな。

 大仏様の足元から見る海と島の景色も良く、日差しは南国らしく強いが山の上の風は心地よくて、やっぱりここまで来た甲斐があった。

 帰りは混んでいるので若いカップル3組とスタンダード・キャビンに同乗。この組み合わせの往復なら142ドル。

ケーブルカー降車後は東涌駅前の大きなアウトレットモールと地下の充実したスーパーも覗いて、このコース、香港中心部に飽きたらおすすめ。


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コメント (2)
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