Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

福島応援 2 会津若松

2011-12-31 01:39:52 | 国内旅行
朝9時半に宿の送りの車に乗り、福島駅前からは高速バスに乗って会津若松まで直行。

郡山を過ぎ、西に向かって会津盆地に入ると景色は真っ白。
 でも幸いにして今日は風もなく、空は青い。

会津若松市内に入ると道路は乾いていて一安心。
まずはいつも通り、高い所から市内を見ようと鶴ヶ城へ向かう。

  
お堀を越えて城内に入ると古木や石垣が苔むしていい感じ。
 そして現れる白壁に赤瓦の鶴ヶ城天守閣。
と言ってももちろんオリジナルは戊辰戦争の後に取り壊されているので、これは昭和40年に再建されたもの。

中は郷土博物館になっていてお殿様関連の物から会津地方の風物まで、各層にコンパクトにまとめられている。がちょっとコンパクトすぎて全体にあっさり。鶴ヶ城の歴史もCGを使ったビデオで見せているのだが、もっと長くてもいいのにと思うほど短い。

さくさくと見て回って最上階はもちろん展望室。
 市街の向こうに会津磐梯山がきれいに見える。

お城の見学を終えたら市内をお散歩。
会津若松市内も戊辰戦争で焼き尽くされたそうだが、その後明治、大正時代に建てられた建物がよく残されていて
  
  
蔵がお店やカフェになっていたり
  
  
ちょっとハイカラな建物があったり。

  
1934年に建てられた紀州屋さんの店内には赤いボンネットバスがカフェとして鎮座している。

  
  
左のまるで銀行のような建物は漆器屋さん、Tsukahara Gofukutenとローマ字で書かれた建物はスポーツ用品店。
こういう建物をそのまま残して、お土産屋さんでも表に下品な看板などは出さないところが実にセンスがいい。

今年は弘前、松江、会津若松と城下町を訪れたが、それぞれ町全体に誇りと品の良さを感じるところが素晴らしい。

3時を過ぎたが食事をしようと入ったのは郷土料理の店、渋川問屋。
  
ここも大正時代に建てられた海産物問屋だったという。

ここではもちろん会津のお料理をいただく。
 コースはにごり酒と突き出しの切り干し大根から始まり
 ニシンの昆布巻きと山椒漬け
 棒ダラ煮と、海から遠い地方らしい料理が続く。
右の漆器に入っているのはこづゆと言って、野菜と小さなお麩、干し貝柱ときくらげが入って上品な味のお吸い物。
 天ぷらもニシンと言うのが珍しく
 締めはひじきご飯とそば粒がゆ。

どの料理も程よい味付けでとてもおいしくいただいた。

この店のすぐそばには只見線の七日町駅。
  
一見駅とはわからないようなファンシーな駅舎で、中にはお土産屋さんとカフェがある。

ここでゆっくりしたかったがバスが来てしまったので会津若松駅まで戻り
  
磐越西線で郡山、新幹線に乗りついで東京へ。
会津はどうもアカベコのキャラクター「アカベエ」を売り出したいらしく、列車の前やら側面、改札口までアカベエだらけ。でもこのキャラクター、結構かわいい

東京駅に着いたのはクリスマスイブ。
女同士でなんだけれど、ライトアップと言うやつをちょっと見ていこうと丸の内側に出てみる。
 通りの真ん中にあったのは震災復興祈願と言うキャンドル。
それぞれに有名人やら東北、東京の小学生の言葉や絵が描かれている。

福島応援温泉旅行の最後にはふさわしいイベントだったかも。

 

来年は今年の不運に釣り合うような幸運が世界に訪れますように。
皆様、良い年をお迎えください。


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コメント (4)
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