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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

週末関西 3 元祖(?)秘境添乗員の展覧会

2012-04-21 20:57:23 | 雑談
さて、週末関西に飛んだわけは、知り合いが岸和田で展覧会を開くと聞いたため。

この知り合いとはS社を昔から使っている人なら知らなきゃもぐりと言われるほどのベテラン添乗員。
「秘境」を得意とするS社が新しいコースを思いつくと、何が待ち受けているかわからない所へ真っ先に行かされていたという、それこそ元祖秘境添乗員と呼ぶべきお方なのだ。

この大ベテランに自分はベトナム・ラオス北部の染織の旅でお世話になった。
「あれは染織の旅じゃなくて、専食の旅よ!」とさすが関西人、うまいことをおっしゃるのだが、それはともかく。

あらゆるところに行っていると思われるベテランは特に少数民族が好きで、その独特の姿を絵にすることを趣味にしている。
ツアー中に見せていただいたその絵がとても面白かったので、今回もまた見せていただこうと関西までやってきたわけだ。

神戸から大阪の環状線をぐるりとまわり、天王寺から阪和線に乗って岸和田の下松へ。
土地勘のない所なのできょろきょろしながら、駅から5分ほどのところにある、普通の民家のようなギャラリー「美手蝶」へ。

「こんにちわ」と扉を開けると、
 おお、少数民族ワールドだ。

   
アクリルや水彩で描かれているのはエチオピアやベトナムの人々。
 この大きな絵に描かれているのは黒モン族に花モン族、赤ザオ族だな、と連れて行ってもらったツアーを思い出す。

会場には絵だけではなく、添乗員女史が買い集めた少数民族の衣装やら雑貨も展示されている。
   
これらの衣装はそれを日常的に身に着けている村まで行って、ほとんど着ているものを脱がせてきたんじゃないかという勢いで購入されているので正真正銘の本物。

  
ものすごく細かい刺繍や、刺繍のための下絵が染め抜かれた布は中国の貴州省のもの。

  
大きなショールも何やら見覚えのある柄。
買い物が大好きで目の肥えているベテラン添乗員は客よりも先にいいものを抑えてしまうのだから、こういったお宝が家にはまだいくらでもあるのだと言う。

話しているうちにくしゃくしゃのビニール袋から出てきたこれも
 
インドはアルナチャール・プラデシュ州という、めったに外国人など入らないところから持ち帰られたもの。
どこぞの博物館に飾られていてもおかしくないものだらけだが、これらをどのように入手したか、その話がめっぽう面白い。

 
話し出せばネタはいくらでもある、これが元祖秘境添乗員の瀬川扶佐子さん。

岸和田での展覧会は残念ながらもう終わってしまったが、この方の絵やコレクションを見る機会があったらぜひお運びを。


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コメント (8)
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