Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

モロッコ周遊 15 ジャマ・エル・フナ広場

2012-07-13 16:57:30 | 中近東/北アフリカ
5月2日 続き

ホテルを一通り探検し、日もだいぶ傾いてきたところで町歩きに出かける。

門を出て10分も歩かずに見えてくるのはクトゥビア・モスク。
 77メートルあるというミナレットが夕日を受けて美しい。

  
その向かい側には観光用の馬車が列をなし、その脇を入っていくと有名なジャマ・エル・フナ広場に行きつく。

マラケシュの代名詞のようなこの広場、実際に行ってみると想像より大きく、観光客よりもモロッコ人でにぎわっている。
  
大道芸を披露しているらしいところなどは人混みで覗くこともできず、別のかたまりを覗いてみると素朴な瓶釣りをけっこう大まじめにやっている。
もっと観光地化されているところを予想していたが、地元民が楽しんでいる様子に一安心。

この広場で有名なのはもちろん夜の屋台街で、こちらもモロッコ人で大賑わい。
 
白い上っ張りを着た客引きたちは怪しげな日本語で手ぐすねを引いている。

  
オレンジジュースの屋台とかドライフルーツの屋台は華やか。
 ミントティーの屋台では角砂糖のでかさにびっくりする。

歩いているうち、この広場で一番食べてみたかったものを発見。
  
それはエスカルゴ屋台。小さな茶碗一杯で5DH(約50円)。
 小さな角が出ているところがさすがかたつむりで同行者をびびらせるが、中華系の漢方そっくりのスープで煮こまれて臭みもなく、サザエなどよりも柔らかくて食べやすい。

次に寄ったのはモロッコ人が大勢座っていたハリラ・スープの屋台。
  
こちらは1椀3.5DHと一段と安いが、よく煮込まれたスープはやさしい味。

おもしろいのはこのスープの屋台では必ずかりんとうのような甘いお菓子とデーツを売っていることで、見ていると地元民はみな甘いものをつまみながらハリラを食べている。
甘いものとハリラ、合うんだろうか。試してみればよかった。

 さらに食後にハーブ・ティーの屋台。
これも漢方薬のようなにおいがするが結構甘く、この屋台でも甘そうなお菓子を売っていて盛んにすすめてくる。モロッコ人、どれだけ甘いものが好きなんだ。

他にめぼしいものはなく、昼にたくさん食べていたので屋台街をはずれ、スークにちょっと足を入れてみる。
  
フェズのスークよりもぎっしりと店が並び、ダマスカスやイスタンブールのスークを思い出す。

 
  
てんこ盛りのオリーブや香草、お菓子もおいしそうだけれど、ここではトルコやシリアのようにすぐにお味見が出てくることはなく、ちょっと冷たい。

10時近くなるとスークの店もだいぶ閉まり始めたので、買い物は明日にすることにしてホテルに引き返す。

 〆は道端の店のヨーグルト。
さっぱりして美味しかった。


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コメント (5)
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