Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

モロッコ周遊 16 マラケシュのメディナ

2012-07-16 19:36:32 | 中近東/北アフリカ
5月3日

朝、昨晩も歩いた道を歩いてまたクトゥビア・モスクを見る。
  
初日のフェズは雨だったが、その後はずっと天気に恵まれ、また別のモスクのミナレットの向こうにアトラスの山並みが見える。

しばらく行くと市場があったので入って見る。
 
ここはさほど規模も大きくなく、観光客など来ないローカル市場のよう。
  
お客さんもあまりいないがおいしそうな野菜が美しく並べられ、おなじみタジン鍋もいかにも普段使いのシンプルさ。
  
鮮度抜群の肉売り場には鶏の隣にウサギが一杯。まさかここでも一羽、二羽と数えるわけではあるまい。
 魚もいろいろ売られているが、さすがにエッサウィラのような鮮度というわけにはいかない。
 親切なスパイス屋さんで買ったタジンミックスはシナモンの香りが立って少量でも効果大。
  
快く味見させてくれたオリーブも買い込んで、やっぱりローカルな市場は楽しい。

このすぐそばにあるのはメッラハと呼ばれるユダヤ人街。
 
と言っても今はもうユダヤ人が住んでいるわけではなく、漢方のようなお茶やらスパイスやらを売っている店が多い。

その先にあるバヒア宮殿は19世紀末に時の宰相が四人の妻のための住居として建てたものとか。
 
  
そのせいかいくつもの中庭を囲む部屋の壁や天井の装飾はカラフルで女性的。

 
華やかだけれど、テルエート・カスバを堪能した後ではもうちょっとお腹いっぱいな感じ。

バヒア宮殿を出た後はスークの中に入り込んでお土産を物色。
   
陶器屋さんやらコップ屋さんやら、あれでもないこれでもない。

お昼は通りかかったカフェの2階で。
  
 軽く済ませるはずが野菜のパイは結構ヘビーだった。

さらに歩いていくと広場に出た。
  
  
へたくそなラクダがいたり、客寄せのカメレオンがいたり。

その先にあるのはバヒア宮殿と並ぶ観光の目玉、マドラサ・ベン・ユーセフ。
  
14世紀に始まる神学校は1956年まで使われていたそうだが、建物は1565年に建てられたもの。
  
内部には寄宿生のための小部屋がたくさん並んでいるところフェズで見たマドラサと同じ造りだが、今も修復作業をしている細部の装飾がそれは見事。
 
派手さはないがそのストイックな繊細さが神学校にふさわしく、バヒア宮殿よりこちらの方がずっと好きだ。

さらに歩き回って
  
 途中でお茶して、地図を見ながらなんとかホテルに無事帰り着いた。

マラケシュ、よく歩いた。


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コメント
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