Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

初搭乗A380で「テルマエ・ロマエ」

2012-07-31 18:49:34 | 機内食・映画・美術展
ここ2、3年、出張と言えば台北とかバンコクばかりだったが今年はちょっと様変わり。
ホーチミンに続いて今度はドバイへ出稼ぎに。

GWにも乗ったエミレーツだが、今回はA380。
 初めて乗るのでちょっとうれしい

 
エコノミーでも席が少し広いと聞いていたが、確かに3-4-3の座席配列でも各座席の幅が広く、足元もゆったりめ。
しかもGWとはちがい、本日は乗客が少なくて隣3席も空いている。

定時よりも5分ほど早くプッシュバックを始めて離陸。
さすがに機体が重そうで、なかなか浮き上がらない。

水平飛行に移るともう夜の11時を過ぎているがちゃんと夕食が出る。
 たっぷりとチーズソースのかかったシーフード・リゾットがなぜ「和風」なんだろうか。

これをつつきながら選択した映画は「テルマエ・ロマエ」
温泉好きとして原作を愛読しているので、いささか際物っぽいがどんな風に映画化されているのか、興味があった。

最大の話題は日本人である阿部寛がローマ人を演じることだったが、これはびっくりするほどぴったり。
元々国籍不明なほど濃い顔立ちなのでエキストラのイタリア人の中に入っても違和感がなく、大げさな表情やナレーションが原作のイメージ通りなのには笑った。

それ以上に原作通りだったのは銭湯や温泉にいる「平たい顔族」のおっちゃんたちで、よくぞこれだけクラシックな百姓顔を集めたものだと、感心してしまった。

映画の前半は原作漫画そのままで、キャスティングの妙もあって楽しめる。
上戸彩が登場してからもTOTOのショールームのくだりまでは笑える。

が、問題はその後。
原作から離れた展開になってからはストーリーは無茶だし、映画としてはぐずぐず。
明らかに脚本家や監督の力量が原作漫画家の力量にはるかに劣っている。

日本であまりいい映画ができないのは映画的な才能の持ち主が漫画家になってしまうからだというのが持論なのだがどうだろう。

他にあまり見たい映画もなく、3席使って横になることができたので3時間ほど寝る。

 さっき食べたばかりという感じなのにもう朝食。

 尾翼についているらしいライブカメラは珍しいと思っているうちに機体はドスンとドバイ空港に到着。着陸の感じも他の機種とは明らかに違う。

定刻よりも1時間も早く到着したドバイは午前3時の気温が39℃だった。


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コメント (8)
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