Luntaの小さい旅、大きい旅

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国宝展見て銀座で中東料理@Mish Mish

2014-11-16 16:15:33 | 食べ歩き
 東京国立博物館で開催中の「日本国宝展」を見てきた。

夜8時まで開館している金曜の午後4時ごろ。
  
帰宅する人の流れに逆らって歩けば、夕陽が紅葉に当たって美しい。

館内は夕方でもあり、開始からしばらく経って正倉院御物の展示も終わったので普通の入り。
自分のペースで見られるので助かる。

展示物すべてが国宝と言うなんとも贅沢な空間。
今回は祈りがテーマということで寺社関連の展示が多くちょっと地味目だが、最初の方の飛鳥・奈良時代の工芸品と、最後に集められた仏像が好み。
特に普段は大倉集古館にいらっしゃる普賢菩薩が超イケメンで離れがたい。

もう一人今回の展示で目立ったのは善財童子。
ポスターになっているのは最近国宝指定されたという快慶作の彫像だし、かわいい絵巻もあった。
 
ショップにはこんなマスキングテープまであったものでおもわずお買い上げ。

上野からは銀座に移動して、旅仲間と中東料理のお店、「Mish Mish」へ。
 
泰明小学校からすぐのところだけれど、ビルの2階で目立たず、中の見えない扉は開けるのに勇気がいる。
 しかし中に入れば白木を基調とした店内は明るく、
 
右手のカウンターや壁際のテーブルにはアルコールがふんだんにあって、アラブ色はまったくない。
この店は日本人経営のキッチン&バーなのだ。

メニューはアルコールを含むドリンク飲み放題、料理おまかせのコースのみなので何が出てくるかと待っていると
  
まずは中東料理定番のホムスにタブーリサラダ、ピクルスとザータルにピタパンが来た。
お腹が空いていたので写真を撮る前に食べてしまったけれど、量はかなり少なめ。
 次にはムール貝が来て、ここまでは前菜。

タジン鍋で登場したのは
 意外にもお魚の煮込み。
タラのような白身を一度揚げてからトマトベースのソースで煮込んであるが、魚とオリーブが合うとは知らなかった。サフランライスにかけてペロリ。
 半身で登場したのはローストチキン。皮はパリッと、中はふっくらとおいしく焼けていたが、ハリッサなど中東のスパイスを使ったと言う割にはかなりおとなしい味付けで、これはもっとインパクトがほしいところ。

「まだお腹に余裕ありますか」と聞かれたのでイエスと答えると
 モロッコのハリラ・スープが登場。
これは骨付き羊肉やひよこ豆、レンズ豆が入り、中東らしいスパイスも効いて美味。
求めていたのはこれよ、と旅仲間も納得。

これで3時間飲み放題3500円は銀座とは思えないお値段。
4人(というか3人)でワインを3本空けた我々としては、この値段で大丈夫かと心配になってしまう(笑)。
お料理は味も量も上品で、そのためかほぼ満員になった店内はすべて女性客ばかり。
もうちょっと中東らしいパンチとボリュームがあれば、と思うがそれでは一般受けはしないだろうか。
 まだ8月にオープンしたばかりというお店、若い店長にはぜひ頑張っていただきたい。


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コメント (2)
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