Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北イタリアの旅 6 モデナ

2014-11-25 17:26:27 | ヨーロッパ
10月31日 続き

グランデ広場にある世界遺産はモデナの大聖堂とギルランディーナと呼ばれる尖塔。
 
大聖堂は11世紀に建てられたロマネスク様式の白い大理石造り。
  
入口の脇や屋根の上にはまるで狛犬のようなライオンがたくさんいて、高いところから見下ろしているのはこの町の守護聖人、聖ジミニャーノ。
 正面は広場ではなく、横の道路の方に向いているが
 
優雅なアーチの下にはアダムとイブとか、カインとアベルのお話がいかにもロマネスクらしい純朴さで彫られているのがかわいい。

 教会の内部は外の白さとは打って変わって重厚な雰囲気。
 正面の主祭壇は一段高くなっていて
 
前面は最後の晩餐などの彫刻で飾られている。
 
主祭壇脇のマリア様の頭上の羊がかわいく
 
聖歌隊の座席まで見事な象嵌細工で飾られている。

主祭壇の下にはクリプトがあって
 
ここにある聖母子像は15世紀のもの。

他にも側廊にはフレスコ画やら彫刻やら、時代の異なるものがいろいろあって
  
 
さすがエステ家の支配したモデナ、世界遺産指定は伊達ではないと思わせる充実ぶりで見ごたえがある。

 側廊から外に出ると目立たないドアがあるが、これが尖塔への入り口。

12世紀から建造が始められ、15世紀に上部のゴシック式の尖塔が加えられたというギルランディーナは高さが87m。
  
内部の階段はしっかりしているので登りやすいが、見下ろすとまるでエッシャーの絵のように見える。

 普通に上がれるのは塔の四角い部分の最上階まで。
ここは遠足らしい子供たちで大騒ぎだったが、どこの国でも塔の上は大抵子供だらけだ。
  
しかしこういう高い塔を見ると登らずにはいられないのは、自分も精神的にお子ちゃまということだろうか。

塔から降りたら次はすぐ近くの市場へ。
 ハロウィーンなので角をはやしたお姉さんが立っている、これがメルカート・アルビネッリの入り口。
 
中は中央に女の子の像が立つ屋根つきのきれいな市場。
壁際には肉屋やパン屋が並び、中央には野菜を中心とした店が並んで、その華やかさはさすが食の都モデナ。
 
野菜はどれもみずみずしくておいしそうだし、ポルチーニは山になり、白トリュフの文字も見える。
 
お惣菜屋さんには大きいのやら小さいのやら、中身もさまざまなトルテローニやトルテリーニがいっぱい。
 おいしそうなものだらけだけれど、ここで買い食いをするわけにはいかない。

これから本日のメイン・イベント、3つ星レストランでのランチに行くのだ。 


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする