2月13日 続き
今回の旅、最初の一泊は武雄温泉。
お世話になるのは佐賀だけど「京都屋」さん。
玄関前には駅までの送迎に使われるクラシックな車とバスが並び、ロビーにもあちらこちらにヨーロッパのアンティークが並ぶ。これはどうやら女将の趣味のよう。
通された部屋はちょっと変形だけれど12畳と広く、窓の外にはJRの線路と、その向こうに御船山が見える。
一息入れたところで早速お風呂へ。
宿のお風呂に入ると言う男性陣とは別れ、自分は宿の外へ。
ちょっと寂れた感じのスナックなどの並ぶ通りをまっすぐ行くと、すぐにまるで竜宮城のような派手な楼門が見えてくる。
門の脇には源泉の櫓が立ち、門の先に見えるのはかつての共同浴場である武雄温泉新館。
この新館のお風呂は今は使われていないが
門をくぐってすぐ左手には元湯と蓬莱湯という大衆浴場
新館の右手にはサウナや露天も備わった鷺の湯
さらに左手には貸し切り湯が7つもある。
お風呂をいただく前に今は資料館となっている新館の内部見学。
大正4年に作られたこの新館と楼門は東京駅で有名な辰野金吾の設計で国重要文化財。
辰野さんが唐津出身ということで依頼されたものだそうだ。
中には土産物などの小さな売店が一つあるが、それ以外は昔の浴場がそのまま修復されている。
男女別の浴場は真ん中に番台があってその両脇に大きなお風呂と小さなお風呂がそれぞれ一つづつ。
小さな浴室の方が値段が高かったらしいが、マジョリカ・タイルが使われていておしゃれ。
さらに小さな家族風呂が3室あり
2階は広い休憩室になっていて、この建物での湯浴みはさぞ楽しかっただろう。
さて、それではこちらも武雄温泉を体験することにしよう。
鍋島藩の殿様専用だったという貸切風呂にも興味は惹かれるが、3300円はあまりにも身分不相応なので一番お安い元湯へ。
湯温の表示された券売機で400円のチケットを買い、受付に渡して入場。
入ってすぐに女湯、細長い休憩スペースの先に男湯がある。
浴室は脱衣場から数段の階段を下りたところ。
写真はパンフレットより
浴槽はあつ湯とぬる湯の2つに分かれ、45℃越えのあつ湯は入る人が少ないのでお湯は新鮮だけれどさすがに長く入っていられない。
適温のぬる湯の方で手足を伸ばすと、ちょっと薄暗く天井が高いのが気持ちよく、無色透明、弱アルカリ性のお湯は肌触りが柔らかい。表示によれば塩素消毒をしているとのことだがにおいも気にならず、さすが1300年の歴史を誇る名湯。
お湯から上がる頃にはすっかり暗くなり、ライトアップされた楼門を眺めながら宿に戻ればすぐに夕食。
広間でいただく華やかなお膳は佐賀牛の陶板焼きがボリュームたっぷりだが、お味はまあ普通。
寝る前には今度は宿のお風呂へ。
ここの浴室も脱衣場からは階段を下りる造り。木の壁できれいな浴室だが、浴槽のお湯が熱い。
そこでぬるめの露天に入るが、このお宿のお湯はちょっと塩素の匂いがして残念。
お湯はやっぱり共同浴場の方がいい。
翌朝はいかにも旅館らしい朝食をいただきチェックアウト。
そして再び武雄温泉の楼門へ。
というのもこの2階の内部が3月いっぱい、朝の一時間だけ見学できると聞いたため。
行ってみると内部には古い写真などの資料が並べられ、ボランティアガイドさんが熱心に説明をしている。
しかしここでの一番の見どころは天井の四隅にひっそりと飾られている4つの干支。
ねずみ、うさぎ、馬、鶏はそれぞれ北東南西を表しているが、東京駅にも干支のプレートがあるもののこの4つは欠けていて、同じ辰野金吾の2つの建物の干支を合わせると十二支が揃うと言うわけ。
これは辰野さんの遊び心だったのだろうか。
この楼門の見学には元湯のチケット購入が必要なのでもう一度入ろうと思えば入れたが、めんどくさがりの家族が一緒なのであきらめて武雄温泉を離れた。
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今回の旅、最初の一泊は武雄温泉。
お世話になるのは佐賀だけど「京都屋」さん。
玄関前には駅までの送迎に使われるクラシックな車とバスが並び、ロビーにもあちらこちらにヨーロッパのアンティークが並ぶ。これはどうやら女将の趣味のよう。
通された部屋はちょっと変形だけれど12畳と広く、窓の外にはJRの線路と、その向こうに御船山が見える。
一息入れたところで早速お風呂へ。
宿のお風呂に入ると言う男性陣とは別れ、自分は宿の外へ。
ちょっと寂れた感じのスナックなどの並ぶ通りをまっすぐ行くと、すぐにまるで竜宮城のような派手な楼門が見えてくる。
門の脇には源泉の櫓が立ち、門の先に見えるのはかつての共同浴場である武雄温泉新館。
この新館のお風呂は今は使われていないが
門をくぐってすぐ左手には元湯と蓬莱湯という大衆浴場
新館の右手にはサウナや露天も備わった鷺の湯
さらに左手には貸し切り湯が7つもある。
お風呂をいただく前に今は資料館となっている新館の内部見学。
大正4年に作られたこの新館と楼門は東京駅で有名な辰野金吾の設計で国重要文化財。
辰野さんが唐津出身ということで依頼されたものだそうだ。
中には土産物などの小さな売店が一つあるが、それ以外は昔の浴場がそのまま修復されている。
男女別の浴場は真ん中に番台があってその両脇に大きなお風呂と小さなお風呂がそれぞれ一つづつ。
小さな浴室の方が値段が高かったらしいが、マジョリカ・タイルが使われていておしゃれ。
さらに小さな家族風呂が3室あり
2階は広い休憩室になっていて、この建物での湯浴みはさぞ楽しかっただろう。
さて、それではこちらも武雄温泉を体験することにしよう。
鍋島藩の殿様専用だったという貸切風呂にも興味は惹かれるが、3300円はあまりにも身分不相応なので一番お安い元湯へ。
湯温の表示された券売機で400円のチケットを買い、受付に渡して入場。
入ってすぐに女湯、細長い休憩スペースの先に男湯がある。
浴室は脱衣場から数段の階段を下りたところ。
写真はパンフレットより
浴槽はあつ湯とぬる湯の2つに分かれ、45℃越えのあつ湯は入る人が少ないのでお湯は新鮮だけれどさすがに長く入っていられない。
適温のぬる湯の方で手足を伸ばすと、ちょっと薄暗く天井が高いのが気持ちよく、無色透明、弱アルカリ性のお湯は肌触りが柔らかい。表示によれば塩素消毒をしているとのことだがにおいも気にならず、さすが1300年の歴史を誇る名湯。
お湯から上がる頃にはすっかり暗くなり、ライトアップされた楼門を眺めながら宿に戻ればすぐに夕食。
広間でいただく華やかなお膳は佐賀牛の陶板焼きがボリュームたっぷりだが、お味はまあ普通。
寝る前には今度は宿のお風呂へ。
ここの浴室も脱衣場からは階段を下りる造り。木の壁できれいな浴室だが、浴槽のお湯が熱い。
そこでぬるめの露天に入るが、このお宿のお湯はちょっと塩素の匂いがして残念。
お湯はやっぱり共同浴場の方がいい。
翌朝はいかにも旅館らしい朝食をいただきチェックアウト。
そして再び武雄温泉の楼門へ。
というのもこの2階の内部が3月いっぱい、朝の一時間だけ見学できると聞いたため。
行ってみると内部には古い写真などの資料が並べられ、ボランティアガイドさんが熱心に説明をしている。
しかしここでの一番の見どころは天井の四隅にひっそりと飾られている4つの干支。
ねずみ、うさぎ、馬、鶏はそれぞれ北東南西を表しているが、東京駅にも干支のプレートがあるもののこの4つは欠けていて、同じ辰野金吾の2つの建物の干支を合わせると十二支が揃うと言うわけ。
これは辰野さんの遊び心だったのだろうか。
この楼門の見学には元湯のチケット購入が必要なのでもう一度入ろうと思えば入れたが、めんどくさがりの家族が一緒なのであきらめて武雄温泉を離れた。
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