Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

機内で先取り 「バードマン」&「イミテーション・ゲーム」

2015-03-06 20:17:45 | 機内食・映画・美術展
インドネシアねたはまだあるが、17日間の出張を終えてやっと帰国した。

ジャカルタのJL指定ラウンジはいつもの通り
 食べ物がしょぼくて、しかもおいしくない・・・。

それでもお昼を食べる時間がなかったので詰め込んでおいてよかった。
機内ではパンとおかきが配られるだけだったから。

さて、3月のJL機内は見たい映画がいっぱい。
疲れているけどどうせ寝られないし、と映画を見ることにする。
JLの新しいエコノミー座席、足元や座席の幅は確かに広めだが、リクライニング角度が浅くて腰が疲れるのだ。

一本目は悩みつつ、やはりアカデミー作品賞は押さえておこうと
 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 

ブラックコメディーというふれこみだけれど、これは痛くて笑えない。
バットマン以降ぱっとしないマイケル・キートンと主人公がかぶっているのはもちろんわざとだが、アカデミーの主演男優賞を逃してがっかりと言うのも痛いし、その他の登場人物たちもみんな自己中心的なやつばかりで、一人として感情移入できない。みんな深刻そうに悩んでいるが、結局有名になりたい、成功したいという我欲ばかりなんだもん。

カメラがまるでずっとワンショット撮影しているかのように動き回り、いつの間にか時間が経過しているのは確かにおもしろい。しかしこの映画が作品賞を取ったのは同じ業界人たちの内輪受けじゃないだろうか。
途中ちょっとうとうとしてしまったところもあるが、この映画の面白さがわからなかったのはそのせいではないと思う。

少し休んでやっぱり寝られず、2本目に選んだのはこちら
 「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」

これまた長いタイトルだが、第二次大戦中にドイツの暗号エニグマを見事に解読したアラン・チューリングのお話し。

エニグマ解読の苦労についてはずいぶん前にテレビドラマか何かで見たことがあったので、今回もそのような内容かと思っていた。
この映画でももちろんその解読の過程がストーリーの中心となるのだが、テーマは天才数学者の孤独と悲劇。
チューリング役をシャーロックで大人気のベネディクト・カンバーバッチが演じていて、その特異な風貌のせいだろうか、誰にも理解されない天才役に説得力がある。
天才の秘密はネタバレになるので明かせないが、暗号解読の機密性と言い、チューリングの悲劇は生まれた時代の責任が大だろう。

暗号解読のストーリーが難しいし、真のテーマとのバランスがちょっと悪いような気もしないでもないが、カンバーバッチをはじめ、いかにもイギリスらしい俳優がいっぱい登場するのが楽しい。若い美男も目の保養だが、チャールズ・ダンスとか渋いおじさんたちも好み。

 映画を見ながら食べた朝食にはいつもの通りヤクルトが2本。
ジャカルタ便にだけ、なぜかこのヤクルトが必ず付くのだ。

そしてこの映画がちょうど終わったところで成田に着陸。
最後まで見られてよかった~。


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