Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック再訪 6 カルドゥン・ラ~ヌブラ谷

2015-09-14 18:20:42 | チベット文化圏
8月18日

本日よりようやく楽チンなツアーに参加。
 朝7時に旅行会社の前に集合して、車3台に分乗して出発。

 まずはレーの町を出たところのビューポイントで写真休憩。
レーの標高が3400mぐらい、ここはすでに4000m近い。

町の北にあたるので市街地は左手の丘の向こうで見えない。
足元で建設中のものは何かと聞くと、なんと立体六道輪廻図とか。昔懐かし、タイガーバームガーデンのようにカラフルでキッチュなものが出来そうな予感。

 
さらにどんどん標高を上げて行くが、途中荷台にぎっちり人を満載したトラックを何台も追い抜く。乗っているのは道路の補修工事の人たちで女性が多い。この人たちのおかげでこの峠を無事に車で通れるわけで感謝。

  
よくぞこんな道を作った、というウネウネした道路を上がってまずはサウス・プルでパスポートと入域許可証のチェック。

これを過ぎ、道路にかかるタルチョをくぐってしばらく行くと
 
車で到達できる世界最高所の峠、カルドゥン・ラに到着。
この峠、公称は18380フィート(5600m)だが、手持ちの高度計では5200mほどしかない。
それでもさすがにまわりには雪が残り、頭がクラクラする高度だが
 
休憩所には観光客の車がいっぱい。せっかくなので「先に入らせろ」というインド人のおばちゃんたちとバトルしつつ、世界最高所(たぶん)の公衆トイレにも行っておいた。

ここから下り道になるが、途中インド軍トラックの大車列とすれちがい。
 この先はパキスタンとの国境地帯で軍事的重要拠点。この道が作られ、維持されているのも軍事目的のためで、峠は冬でも一応通行可能なのだそうだ。

 16000フィート(4900m)まで下ってノース・プルのチェックポイント。
ここまでは9年前に一度来たことがあったが、この先がいよいよヌブラ谷。

さらに標高を下げるとヤクの放牧地があったので、ここでまたカメラ・ストップ。
 
ヤクと言ってもここにいるのは飼育しやすい牛との掛け合わせの「ゾ」だ。

その少し先でヌブラ最初の村を発見。
 
川沿いの台地の上、村の周りにだけ緑がある風景。
 公称4500mのカルドゥン村でお茶休憩。
この辺りの村は一年中定住しているそうで、よくぞこんなところに、と思う。

どんどん下ってようやくシャヨーク川が見えてきた。
 
ここでも緑があるのは支流が流れ込む河口の村の周りだけ。

この時期のシャヨーク川は泥をいっぱい含んで灰色、流れはかなり速い。
 
この川は北西に流れて、パキスタンに入ってからインダス川に合流するが、ヌブラ川との合流地点あたりでは河原がとても広くなって、ラダックとはまた景色が違う。

この砂の河原でフタコブラクダ発見!
 
国境などという概念のない頃、ヌブラは東トルキスタン(現在の新疆ウイグル自治区)との交易で栄えていた。その頃に活躍したラクダの末裔が今は観光用に飼われているのだそうだ。

ヌブラ谷で一番大きな町、デスキットは川の合流点のすぐそば。
お昼もだいぶまわっていたので、すぐに町の高台にあるカフェで昼食。
 
一番大きな町とは言え、食堂はいくつもないのでこのカフェも観光客で大にぎわい。
できますものはモモに焼きそば、あとはトゥクパか炒飯、とこの辺りのローカル食堂はみんなそんな感じ。一皿100ルピーぐらいでおなかはいっぱいになる。

 食後はポプラの向こうにある丘へ向かう。


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コメント (4)
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