Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック再訪 8 フンダル~トゥルトゥク

2015-09-19 12:06:41 | チベット文化圏
8月19日

ちゃんと電気の来ているフンダル村だが、夜は11時で強制終了。
なので当然、朝は早くに目が覚める。

外が明るくなってきたところで宿の周りの散歩に出発。

  
 今日は雲一つない快晴だ。

 
牛さんたちの出勤風景。

畑では女の子たちが刈り取った草をねじって束にしているし、枯草をいっぱい背負った村人に次々出会う。
  
 
運んできた枯草は屋根の上へ。もう冬への支度が始まっているのだ。

 
村の中ほどにあるチョルテンとマニ石を見たら
 宿に引き返して朝ご飯。

棚に並んでいた器がきれいだったので朝食にはツァンパを所望。
 
バター茶を注いだ上に、「えっ、こんなに」と言うほどの量のツァンパを入れられた。
 これをこねて団子にして、カレーやヨーグルトをつけながら食べる。
器の曲線がこねるのにちょうどよく出来ているのには感心。
ツァンパは麦こがしなので見た目より香ばしくておいしい。しかしすごくお腹にたまるのでこれだけの量はとても食べられない。
ラダックではこれをコラックと言うそうだ。

お腹が膨れたら宿を出発してシャヨーク川沿いをさらに西へ向かう。

しばらく行くとインド軍のスクル基地が見えてきた。
 
この滑走路はパキスタンとの国境に最も近いはずだが飛行機の姿は見えず。

 
橋の所で小休止をして川の水に触ってみると、山からの水は当然のごとくとても冷たい。

  さらに進んでもう一つ橋を渡る。
こちらは川の写真はいいが橋を撮ってはダメ、とガイドがあわてて言う。
 と言うのもここには見張り小屋があって、立派な髭とターバンのシーク教徒の兵士が目を光らせているから。
インドでは橋も滑走路も軍事機密なのだ。

 この辺りはまったくインド軍だらけで検問も何か所かあるが、今は国境があまり緊張していないようで雰囲気はゆるゆる。

 
川筋はだんだん山が迫って来て、しかし緑の全くない荒涼とした景色。
 こんなところで岩を砕き、コールタールを溶かして道路工事をする人々。
少し雨が降れば簡単に崖崩れするだろうことが容易に想像できる。この道を維持するのはいかに大変なことか。

さらに進むと何もないところに突然茶店が出現。
 
雑貨屋も兼ねていて、他には何もないところだから通りかかる車はみんな停まるだろう。
商売上手だけれど、よくぞこんなところに。

お茶休憩をして、しばらく行ったところでようやく緑が見えてきた。
 これが目指すトゥルトゥク村。
パキスタンとの国境まであとわずか10キロ、現在ヌブラで外国人が入れる西の端だ。

村に入ってすぐの道路脇に外国人向けらしいホテルがあったのでここで昼食。
 マンチュースープは中華の酸辣湯がインド化したものだろうか。
ここのは胡椒が効きすぎて食べられなかった。


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コメント (2)
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