Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

麻布十番でイタリアン@「プリンチピオ」

2015-09-09 14:25:20 | 食べ歩き
インドから帰って早々、一番の旅仲間のKちゃんに「イタリアンが食べたい!」と訴えて連れてきてもらったのがここ。

麻布十番「プリンチピオ」

駅から5分ほど、麻布十番商店街の中ほどにあるが、1階にチーズケーキの店がある細ーいビルの2階にひっそりとあって、知らなければまず気づかない。(ちなみに1階のチーズケーキもかなりおいしい)。
 とても小さな店で全12席。
奥の厨房もかなり狭そうだが、余計な飾りのない真っ白なインテリアが潔い。

席についてまず出されるのが細~いグリッシーニ。
 こんなに細いのは初めてだが、これが香ばしくてとてもおいしい。
昨年のモデナの三ツ星以来、グリッシーニをちょっと見直している。

 アミューズはバターナッツかぼちゃの一口スープと鯖(だったかな?)のリエット。
 メジ鮪のカルパッチョはおいしいお刺身。
 トリュフ・フレークの下に隠れているのはアナゴのフリットで、さらにその下にはジロール茸と小さなムール貝。
トリュフの香りはほとんどしないが、アナゴは衣がカリッと、中はふんわりでとてもおいしい。

パスタは2種類。
 サザエとジェノベーゼソースの冷たいタリオリーニに
 幅広ラガーネにはちょっとぴりっとしたお肉の存在感たっぷりのラグー。

2皿のパスタでもうかなり満腹なのだが、「頑張って食べてください」と出てきたお魚。
 思わず声を上げるほど立派な太刀魚で、下には大好きな北寄貝も隠れている。太刀魚っておいしいよね~。

と、ここまで完食して苦しいのだが、デザートは別腹。同行者が絶賛するメニューを頼んでみると
 ココナッツ・ジェラートとパッションフルーツの乗ったクレマ・カタラーナ、うまし!
カタラーナの甘さもちょうどよく、パッションフルーツの酸味とぴったり。
 締めのエスプレッソにチョコレート・マカロンをいただいて、ふー。

丸くなったお腹をさすっていると、とても感じよくサービスしてくださっていたマダムが「先ほどご覧になっていたのはイタリアの本ですよね」と、知りたくて仕方なかったと言う風に声をかけてきた。
実は食事の前、分厚いイタリアのガイドブックをバラバラにしていた我々、来月二人ともイタリアに行くのだが、行き先が別々なので必要なところだけ破り取っていたのだ。

「楽しんできてくださいね」とシェフと共に気持ちよく送り出してくださった。
気の置けない友達と来るのにちょうどいいお店、まだ若いお二人にもがんばっていただきたい。


にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする