Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック再訪 9 トゥルトゥク村

2015-09-20 15:41:21 | チベット文化圏
8月19日 続き

昼食を済ませたところで宿へ向かう。

川のほとりで車を降り、木の橋を渡って崖を上がる。
  
 少し行くとホームステイの看板があったのでここかと思ったら
 
我々の宿はソバ畑の中のこちら、Kalman Guest House。
母屋に7部屋、他に離れに4部屋ある。
 
適当に部屋割りをしてもらった1階の部屋はなかなか広くてよかったが、バスルームがらせん階段を上がった2階にしかなかったのはちょっと誤算。
バスルームにお湯は出ないものの、トイレは水洗でとても清潔。

外の日差しが強いので、バケツにお湯をもらって髪を洗い、宿の2階でのんびり。
すると眼の前の建物から子供たちがぞろぞろと出てきた。
 
なかなかきれいなこの建物は学校。女の子たちがスカーフをかぶっているのは国境から10キロのこの辺りはイスラム圏だからで、この村はシーア派とか。この後からは男の子たちも出てきたところを見るとこの学校は共学のようだ。

日もだいぶ傾いてきたところで村の散歩へ。
  先ほど渡って来た橋の方へ行ってみると、下から上がってきたおじいちゃん、「コリアンか?」
「ジャパニーズ」と言ってもピンとこない様子で、日本の存在感も薄くなったものだ。

  
先ほどとは違う制服を着た子供たちが橋を渡って来るのは下にもう一つ学校があるのだろう。
  
崖を上がって帰って行く子供たちの後を追って村の中へ。

  
 
家は石造りで味があり
 一軒の家の前にはホップが植わっている。
イスラムのこの村でビールを作るわけではないだろうに。

 家々を囲む畑で作られているのは野菜やソバ。
  
麦は刈り入れが始まり、人が集まって脱穀作業に忙しい。
 
ここでも麦わらは屋根の上にあげて冬の家畜の餌にするのだろう。

畦道を歩いて行くとシャヨーク川を見下ろす崖の上に出た。
 
村は上下に分かれているようで、店などは車道の通る下にある。
そこで荷物は担いで崖を上がってこなければならないわけで
  すごい荷物のお姉さんはさすがに大変そう。

藁を担いだおばさんたちもそうだが、水汲みの子供からアプリコットでいっぱいのかごを担いだおばあちゃんまで
  この村の女性たちは良く働く。

顔だちはモンゴロイドの色が濃いラダックの他の地域とは明らかに違い、彫りが深くて目や髪の色が明るい人が多いところ、周りの景色ともどもフンザと雰囲気がよく似ている。
ただし割と気楽に写真を撮らせてくれるイスマイリ派のフンザとは違い、ここでは美人も多い女性の姿を撮ることはできない。
喜んで写真を撮らせてもらえたのは建設中のモスクの前の男の子だけ。
 

村の人たちは決して不親切ではないのだが、ラダックの他の村に比べると警戒心が強く感じるのはこの場所の地理的条件のせいか、あるいは観光客に不慣れなせいだろうか。

宿に戻って、夕食は草花の生い茂る庭のテントで。
  
 
庭で採れた野菜を使った食事は豪華ではないがとてもおいしかった。

食後は宿の屋上に上がって、今夜も雲一つない星空の撮影会で

今度はなんとか天の川が撮れた!
けどピントが甘い~(泣)


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。  
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする